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ときめきメモリアル Girl's Side 4th Heart 感想 御影小次郎先生(真告白&通常告白)+少しだけ逆転告白の話

ときメモGS4、御影小次郎先生真告白&通常告白(+少しだけ逆転告白)の感想です!
※告白の返事は全パターン選択済
※ときメモシリーズはGS4が初めてです


「先生」と過ごす3年間、「好きだった」の答え合わせまで

御影先生との3年間、年の差ラブ・先生と生徒だからこその切なくて楽しいところがいっぱい詰まってて良かったー!

真告白の条件はちゃんと満たしてるし関係は順調に深まっているんだけど、なんというか、マリィ視点だと卒業式の日までずーっと先生の核心に触れられた気がしないままなんだよね。
おそらく「卒業」するまではいつでも引き返せるように、嫌な言い方をするならば「そんなつもりはなかった」という逃げ道を残し続けてきた先生と、自分ばっかり気持ちが大きくなってるな、先生も少しだけ近づきたいって思ってくれていたらいいのになとひたむきに頑張るマリィと。
その距離感がまさに大人と子ども、先生と生徒の恋ー!!!って感じで最高だった。

私は大人だしプレイヤーとして俯瞰できるから「こんな風に言ってるけど、こんな気持ちだったんだろうな…」とわかるんだけど、マリィは全然わからないよこれは!
だから告白された時、かなり本気で驚いたんじゃないかな。私だけが先生のことを好きなのかと思ってた、先生がそんな気持ちだったなんて全然わからなかった!ってさ。

例えば先生に初めて下の名前で呼ばれて距離が近付いたのかと思ったら、他にも下の名前で呼ばれている生徒がいることに気付く。ハイタッチを躊躇されて少し意識してくれているのかなと思ったら、もっと密着する二人三脚では平然としている。
そんな積み重ねがあるから、他の生徒にはしていないことも、特別扱いだったら嬉しいけど違うだろうなって思ってたんじゃないかなあ。だから、例えばクリスマスの帰り道に(『今日はバイク』なのに、一緒に帰ってくれるんだな)みたいな発想は出てこない。
見てる側としてはわかるんだけどねー!もどかしい!

しかもデートの後で浜辺で二人きりになって質問した時ですら、教壇で聞かれるのと同じくらい逃げ道を残した答え方しかしてくれない。
そしてこの逃げ方がまた、超慣れてるー! 質問に答えつつ、話したくないところに触れそうになったらそっと軌道修正して当たり障りのない結論に着地させて、「かわされた」感を残さない。マリィの理解すれすれのところを行くのがめちゃくちゃ上手いんだわ。お見合いキャンプの話とか、あまりの自然な舵取りにぎゃーって声出ちゃったもんね。

表情や声音も、コントロールされた範囲の感情はわかりやすく見せて「この人は感情を見せてくれる」感を出しつつ、見せたくない動揺だけ綺麗に隠すから逆に気付かれない。
さらには軽口の中で「誰から俺とデートすんだ?」とか言っておいて本当にデートするときには「デート」って言い方をしないとか、モモちゃん(馬)が恋人だよって言うことで告白を封じる(+本当に誰かと恋人になったとしても「馬と結婚するんでしょう!」と文句を言う人はいないので問題ない)という周到さ。

いやーーーずるい大人! これって生徒たちとのやりとりを重ねる中で身につけた、まさに「先生」の処世術って感じだよね。そういうリアル感、痺れた…!

夜ノ介くん攻略の時に「役者と教師は似ている」って話があったけど、まさにそれだったね。動揺した時の立ち直りというか「見られる自分」への切り替えが早くて、気付かれないように場の流れを誘導する力が抜きんでている。

子どもの時間を取り戻したいはずの御影先生のそんな「先生」らしさが、逆にどこまでも「大人」であることを際立たせてしまうんだよなあ。
子どもたちと接するのって、実は「大人」である自分を最も自覚させられる行いなんだよね。御影先生は生徒とはしゃいでいる時が一番「大人」らしいし、逆に一番「子ども」に近いのは年齢も立場も上の氷室教頭に叱られたり褒められたりしている時だと思う。(特に褒められた時に素直に反応できずにもぞもぞしてるの、思春期男子みたいでちょっとかわいい)

マリィと付き合って「先生」じゃなくても好きでいてくれるんだって安心したら、少し甘えて幼い自分を見せられるようになるといいな。グループ組んだらそんな感じになるのかな?

セクシー服とマリィの気持ち

御影先生がセクシー服を好きな理由、はばチャPart3にあるらしいのでかなり頑張ってはばチャしてたんだけど出せなくて…!

なので、先生がセクシー服をなぜ好むのかはわからないのだけど、マリィの気持ちはわかる。

大人でスマートな先生と出かけるんだから、できるだけ大人っぽくしたい!と思うよね。でも魅力も流行も低くて「綺麗なお姉さんファッション」のイメージがつかめず、ジェスのショーウィンドウにあるようなセクシー服を「これだ!」って思うの、わかるんだよー!
少し恥ずかしさもありつつ、袖を通すたびに少し先生にふさわしい大人になったような気持ちになれたんじゃないかなあ。

ネイルチップのプレゼントもどういう意図かはわからないんだけども(それまでのプレゼントがふわふわ癒し系ばっかりだったから、ここで攻めてきたか!と仰天した)普段はどうしても手荒れや爪の間にうっすら残った土なんかが気になる「園芸部の手」がキラキラしたネイルチップを付けてがらりと変わるのは、学校外の自分に変身できる瞬間としてドキドキしただろうなあ。

個人的には先生側の理由は↓こんな感じと予想してるけど、どうなんだろう?(真相をご存じの方、こっそり教えていただけるとものすごく嬉しいです…!)

チューリップの色を知って手渡すことができる「大人」の力

逃げ道を残すようなやり方って先生の臆病さの表れではあるし、先生自身もそう思っていたと思うんだけど、「強者」はそうあるべきだと私は思っていて。

先生って、同世代の会社員の体感100倍くらいモテるんだよね。
それは人生の不安な時期に自分を導いて一緒に乗り越えてくれたっていう感謝の気持ちとか達成感が恋心と混ざりやすいからなんだけれど、それを知っているからこそ、みんな恋愛の文脈から逸らすような工夫(それこそ「○○(動物)が恋人だよ」はよくある)をしながら巣立ちを見守っていく。

それは裏を返すと、生徒の恋心はほぼ確実に見えているし、誘導して恋をさせることなんて簡単だってこと。「私は先生の恋人がいいな」と冗談めかして言っていた生徒も、バレンタインのチョコレートを持ってきた生徒も、誘導すれば驚くほどすんなり恋をしてしまう。

もちろんマリィも例外ではなく、先生を好きだって言わせることなんて、チューリップの球根の色をひそかに選んで手渡すくらいとても容易いことで。マリィの望む選択肢なんて全部見えていたうえで、少しだけ外し続けた。マリィのハートをぎりぎり満たさないように、でも枯れないように、慎重に。
マリィは、先生が自分を恋人候補として見ているのかという話が出るたびに(そうだったらうれしいな)と心の中で呟くけど、それを気軽に口にできない空気を作られてるんだよなー。

自分が圧倒的な力を持っているからこそ「正しい」道に進む可能性を摘みたくない。それでも時々、「彼女が望んで近付いてきたんじゃないか」という誘惑の声が揺さぶってくる。冗談めかした言葉でそれを払いながら、「戻れなくなる」と自分に言い聞かせて。
それは先生の臆病さではあるけれども、「正しさ」でもあるんじゃないかな。「真面目ちゃん」はマリィのことであり、先生自身のことでもあったんじゃないかと、私には思えた。

そんな先生がホタルで本音が出ちゃうの、「怖い」よねえー!
嫌われたくないとかそういうレベルじゃない、コントロールできなくなると全部壊しちゃう力を持ってるからこその怖さだよね!
ホタルも1回しか行けなかったんだけど、ネタバレ見た感じぎりぎり踏みとどまってるんだよな…嫉妬もぎりぎり隠せてる。先生の理性、頑張るなあ……


(ここからR18妄想)

はじめての時、気持ちいいんだけどふわっと浮くような未知の感覚に「なんか……変、かも、怖い」って涙ぐむマリィに、よしよし大丈夫、怖いことなんてないよってなだめながらぎゅっと手を握ってあげてほしい。
先生が高いところで怖がっていた時にマリィが手を握ってくれようとしたエピソードが反転するの、めっちゃいいじゃん!

御影先生が「いい先生」であった、と言えるとしたら

塾に行っている生徒を見て焦りを感じるマリィの話。

「時間はみんなに平等にあるからな。仲間と楽しく遊んでも、塾にいても同じ一日だ」
「ですよね…… わたしも勉強しないとな」
「そうだな。でもバランスよく勉強も遊びもしろなんてのは無理だ。自分がやらなきゃなって思ったら、やっとけよ。それだけだ」
「あの塾帰りの生徒も、俺たち見て焦ってるよ。勉強ばっかりしてていいのかな……てな。それでいいんだ。思ったように進めよ」

先生の心残りって、仲間と楽しく遊んだり恋愛したり、そういういわゆる「青春する」ことだと思っていて。だから、「勉強も大事だけど、今しかできない仲間との時間を大切に」みたいなことを言うのかと思って身構えたのね。

そしたら!
全然違ったーーーーーーーーー!!!!!

先生の心残りはたまたま遊びや恋愛だったけれども、遊びすぎてちゃんと勉強できなかったことが心残りになる子もいる。
海にはおばあちゃんになったって行けるし(海会話)、勉強だって大人になってもいくらでもできる。だけど、「やらなきゃなって思った」その時にやらなかったことは大人になっても取り戻せないってことだったんだね!!!

マリィも(御影先生とお話しすると、安心して前に進めそうだな……)って思ってるように、御影先生を大好きな生徒たちがなんで「いい先生」と思っているかの理由が見えてすごくすっきりして。
「いい先生」の形は一つじゃないから、御影先生がイメージしているような高い志を持って生徒を導く先生ばかりが正解じゃない。
御影先生の「先生」としての良いところは、こんな風に自分の考えを押し付けない・誘導しないで、目の前にいる子が取り組んでいる「過去~今」を肯定して「未来」への意志の後押しをすることができるところなんじゃないかな。

しかも、先生自身にも言えることなんだよね、これ。
今までとは全然異なる人間関係の中でレベルの高い学びを得ていた高校時代も、先生になって生徒たちと過ごしてきた時間も、「ただ諾諾とすご」しているわけじゃないんだから!!!もっともっと肯定してほしい。

あと先生の背景が見えてうわーーーって思ったのが、金ジャケに対して「あいつにも高校時代はあったんだぜ」って言うところ。「どんな奴だって赤ちゃんの頃はあった」みたいな、「純真無垢な可能性の塊」の例として真っ先に高校生が出てくるんだよー!
なんだかんだ言っても先生の出身校もはば学もとても治安のよい学校で、だからこそ生徒のことをそういうふうにキラキラした善性と可能性の塊みたいに思って愛情と信頼を注いでいるんだなというのが伝わってきて心が温かくなった。
そして、きっとそれを象徴するのが「真面目ちゃん」なんだなあ。

青春の地縛霊は消えたのか

「カップルで海なんて、この先いつでもできる。おまえがおばあちゃんになってもな。でも、クラスメイトと一緒の海なんて、今、この三年間しかできないんだぞ?」
(中略)
「でも……御影先生と一緒に海に来られるのも今だけですよ?」
「…………… いやいや、いつだって来られるだろ?来ようと思えばさ」
「そう思ってもらえたらいいですけど……」

海水浴のこの会話、すごーく良かった!
ちゃんと先生の文脈(「先生と生徒」なら今だけ、「カップル」ならいつでも)に乗っかって正面から伝えるマリィに対して、先生は珍しく間が長いし目をそらしてるし取り繕い方もめちゃくちゃだし、一番素の反応を見せてくれたやりとりだったと思う。

マリィが先生と一緒に過ごす時間を楽しんでくれている気持ちに嘘はなさそうだけれど、高校生の「今」でなくては味わえない楽しい時間を奪ってしまっているかもしれない。先生の中でずっと引っかかってたであろう部分を、ここでマリィがはっきりと否定するんだよね。真告白条件になっていないのが不思議なくらい、これは先生にとってめちゃくちゃ救いになったんじゃないかなあ…!

大人とデートするのって、楽で心地いいよね。欲しい言葉をくれるし、自分の気持ちは柔らかく受け止めてくれるし、相手の嫉妬や独占欲はうまいこと隠して恋愛の楽しいところだけ味わえる。
これは私の妄想だけど、きっと先生も留学中に年上の人たちに囲まれて、そういう手加減された人間関係の居心地の良さと悪さを両方知ってるんじゃないかと思うんだよ。それがきっと、年下の生徒と接する際の距離感の原形になっている。

でも「今」しか見えないマリィにとっては、先生といて楽しいのは大人だからじゃない、「御影小次郎」だからなんだって思ってる気持ちを否定されたことになっちゃうんだよね。
「先生と一緒にいたい」って言葉をいつもぐっと呑み込んで心の中にとどめていたマリィがこの時ははっきり言葉に出して、一度はぐらかされてももう一度言葉にして示すのがめちゃくちゃ眩しくて…!

「もう戻れない」の分岐点、実はここだったんじゃないかなあ。

身も蓋もない言い方だけど、御影先生は結局生徒の一人のように青春を取り戻すことはできてないんだよね。
グループを組んでいないこともあって生徒の前ではいつも「先生」であったし、デートは本人が言うように大人になってもできるものだった。

だけど、マリィが時を進めた。
正確には、花が蕾に戻れないように、季節は否応なしに進むものであることを突き付けて目を覚ました。
それは間違いなく生命力であり、共に生きていきたいという気持ちに繋がっていくのがすごく美しいなと思う。

逆転告白のVS相手と、その理由

先生の逆転告白を狙うにあたり、VS相手は絶対に颯砂くんにするぞ!と決めていて。

颯砂くんはまだ攻略していないんだけど、一番先生のコンプレックスを刺激してくれる正反対の存在だと思ったんだよね。

青空の下で一緒に運動して、対等な関係として笑いあって、ふとした瞬間に触れあって意識して頬を染めて。
先生がやり残した青春って、まさにこういうことだよね?
しかも、先生は名前だけとはいえ陸上部顧問なので、学校のグラウンドで走る二人の姿は否応なしに目に留まってしまう。
彼女の「正しい」青春を見て、俺がこのまま身を引けば…という思いに身を焦がしてほしかった。

しかも、(まだ攻略していないのでよくわからないけど)環境に恵まれていないにもかかわらず自分にできる精一杯のことをやって前に進もうとする颯砂くんは、環境のせいにして鬱屈した時間を過ごしていた先生のコンプレックスをめちゃくちゃ刺激するはず。
他の人を見て焦る中で自分がやりたいことに気付くことが大切だって言うなら、先生にとって一番焦るのは「正しく」前に進む男の子がマリィの隣にいること、そうでしょう?

マリィ視点だと、先生に対して一生懸命好意をアピールしてるのに壁を作られている状況で、何気ない自分の言動にきっちり動揺して顔を赤らめてくれる同級生がいるって感覚が!大事だと思うんだよ!!
先生は超カッコイイし憧れだし今はそれしか見えてないけど、全然違う形で芽生える恋心もありうるんじゃないか?っていう可能性にここで気付いてしまう。

先生は一生懸命選んだセクシー服を着てもいつもの表情を崩さないけど、颯砂くんはこんなにわかりやすくドキドキしてくれる。いつも先生にはやんわりかわされていたスキンシップだって、照れながら受け入れてくれる。
こんなに簡単に「女の子」として意識してもらえるんだよ、このまま楽で安心できる颯砂くんのところに行くのも悪くないんじゃない?と、一途な思いを少しだけ揺らがせてほしかった。

当て馬扱いした颯砂くんには大変申し訳ないんだけど(陸上部もっとどうにかしてくれよという件も一緒に罪悪感)先生の3年目クリスマスデート狙いで颯砂くんと先生交互にデートしたら二人のイベントが立て続けに起こって、あーーこれは良いVSになる!ってめちゃくちゃテンションが上がってしまった。
結局逆転告白じゃなく通常になっちゃったし、ホントに振り回してごめんね颯砂くん…別の世界線では絶対幸せにするからね!

あとは大成功先生とのVSもぜひとも見たい!!
真面目ちゃんが自分と同じ「正しくない」大人のところで咲くなんて耐えられないでしょう、御影先生?

一番好きなシーンの話

修学旅行でチューリップの球根をもらうエピソードがすごく好きなんだけど、これ咲くところ回収されてなくない…?クラブマスターになるくらい園芸部コマンドやり続けてたんだけど、運が悪くて見られなかっただけ…??

そもそも球根プレゼントって重い!毎年花が咲くたびに先生のこと考えちゃうやつじゃん!ってところに驚いたんだけど(それでいて「園芸部だから」と言えるぎりぎりラインなのが…そういうところ…)、これマリィの家じゃなく園芸部の畑に植えたことについてどう思ってるんだろう。

「愛の芽生え・誠実な愛」を二人で見守り咲かせた一度だけの春、それを一人で見守り続けるはずだった先生。
結局チューリップを残して二人そろって卒業してしまうわけなんだけど、それが修学旅行で聞いた「無理に遠くから持ってくることはしないよ」と繋がって美しいんだよなあ…
チューリップはマリィの家の庭でも御影牧場でも咲くし、楽しいデートはいつでもできる。だけど、先生と生徒として出会い、信頼の中で芽生えた愛は、この3年間・はばたき学園で咲かせることに意味があったんだよね。

チューリップの開花は書かれていない以上幻覚なので(幻覚に対してこの文字数…)書かれている範囲だとやっぱり園芸部での日々がすごく好きだった!

園芸コンテストで最優秀賞をとって表彰されたときに、先生がかけてくれた言葉。

「おまえの優しさと強さが、育てた作品だ」
「作品が評価されるってことは、おまえ自身が評価されてるってことだ」

あのさーーーーー!!!先生ずっと、生徒たちのことを野菜に例えてたじゃん!作品って言い方はアレだけど、手をかけて見守って導いてきた生徒たちの成長は、「成果」として誇っていいものだよってことじゃないかーーー!!!

野菜も動物もそして生徒も、先生が接してきて変わったもの全てが御影先生の育んだ実りなんだよ…自分の理想像とは違ったとしても、咲き誇り、あるいは飛び立っていく子どもたちを見て…モーリィは先生の手元にいなくても愛されて健やかに育ってるし、牧場から逃げただけだと思っていた日々でも何一つ損なわれてないんだってちゃんと自信を持って……;;;;;

そしてマリィも、園芸部で自分が育てた花や野菜が手間をかけた分ちゃんと実ることや、雨や嵐の日には祈るしかないっていう自然の力を実感できてすごく成長できたんじゃないかな。まずは自分の力で精いっぱい頑張って、どうしようもない部分は天に身を任せること。そういう「生命力」が伸びる過程で、隣に御影先生がいてくれてよかったなあ。

逆転告白の話と、告白に「ごめんなさい」がある理由

今までずっと真告白→Yesを前提に考えてきたし、先生とも幸せな未来を迎えてほしいという思いはもちろん大前提として。

それでも、あえて言わずにいられない!
御影先生は逆転告白→お断りが正史じゃないの!!???
それ以外のEDは、全て運命を覆して自分で手繰り寄せたもう一つの可能性という感じがした。

いつでも引き返せるように予防線を張りながら、それでも自らマリィを遠ざけるような勇気もない。いざ彼女が「正しい」恋をしたら「少しほっとし」て、胸の痛みは封じ込めて送り出そうとする。

そんな「正しい」自分でいられなくなった結果が逆転告白で、その「どうかしてるんだ」に至るには大接近が必要で(だよね?)。
つまり、マリィが一線を越えて、一人の男になってしまう夜が何度かあったからこそ決壊した(そうでなければ耐えられた)ってことじゃん…うわああああ;;;;;

しかもお断りの「ごめんなさい」、そして「最後まで謝らせちまってごめんな」。まさかここで「謝り癖はだめだ」が回収されると思わないじゃん!これは泣く;;;
告白に応じられませんっていう意志表示だっていろいろあって、ましてや逆転告白なら「あの、私…」くらいでも通じるのに、今までで一番純度の高い「ごめんなさい」が…ここで……

何事も真っすぐ頑張る真面目ちゃんに恋をして、彼女の秩序を侵犯しようとするその恋は、自分が愛した正しさで拒まれる。
そんな真面目くんだった自分のピンクのチューリップを学園の花壇に残して、卒業する話。

ぎゃーーーー!!!辛い!!
やっぱりハッピーエンドになってほしい! 私は二人の生命力を信じるよ!

(※かなり頑張ったのですが逆転告白がどうしても自力で出せず、一部他の方のプレイを見ました…絶対自力で再チャレンジします!ごめんなさい!)

おまけ:感想記事まとめ後のツイート

毎周必ず出てきた御影先生とみちひかのデート私服の話からの「誰からデートするんだ?」が先生攻略中は出なかったの、最高だった!マリィは先生の私服知ってるけど…という白々しい状態になるのもアレだけど、私服お出かけを「デート」って言葉で意識させたらいけない段階だもんね!
午前3:36 · 2022年4月29日

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