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三国恋戦記(PC新装版)感想

1周目:玄徳ルート

一周目玄徳さん√、全EDクリア&2周目イベントとスペシャル解放。 優しくて強くて誠実で、文句なしにいい男。最初から花ちゃんを信じてくれていて、心細い時に話しかけられるとほっとして涙腺が緩んでもう…。こりゃあ惚れるよね。
2013-12-03 23:37:22

そんな玄徳さんが、恋愛モードに入ると不器用になるのが良かった。 芙蓉姫が「玄徳様って誰にでもお優しいから、そういう人って夫にするのは色々心配じゃない」と言ったけれど、(信頼できる仲間、というくくりとはいえ)皆に同じように優しくできるのは「特別」じゃないからだよね。
2013-12-03 23:38:32

誰か一人を「特別」にしたら合理的な判断ができなくなるし、嫉妬や独占欲で優しいだけではいられなくなる。普段が余裕ある落ち着いた大人だからこそ、その心の揺れにぎゅっとくる! 「疑っていたわけじゃない」「こんな嘘がつけるはずがないだろう」で上ずる声に息が止まるかと思った。
2013-12-03 23:40:24

玄徳さんが、花ちゃんが何を考えているのかわからなくて戸惑ったり恐れたり…ということが、花ちゃんには全く想像つかなかったというところがまた…!
2013-12-03 23:41:52

強く優しい相手への憧れに近い恋心から、そんな相手が自分のために心を揺らしている姿を見て愛しく思って、もっと生々しく互いの心が近付いて行く感じ。年齢差ラブ良いね! うんと年上(だよね?)なのに、変なプライドを持たずに格好悪い所も素直に打ち明けてくれるところも良かった。
2013-12-03 23:42:47

ずうっと我慢してきた後の「悪い。待たない」も良かったなー。「待てない」じゃなくて「待たない」のね!!!!!
スペシャルで師匠や芙蓉さんにやいやい言われてる姿も可愛かったなー。 
2013-12-03 23:43:16

そういえば私肉体的に強い人が好きで、戦闘強いのとか物理的に抱え上げてくれるのとか問答無用で萌えるから、戦いをテーマにした乙女ゲって合ってるのかもしれない!あんなダイナミックに抱え上げるキススチル初めて見たよ!!!
2013-12-03 23:50:10

「大体、腕怪我してるのにーー」に対する「だから暴れないでくれ。落としそうで怖い」も、ちょっとホントに怪我大丈夫!?って思いつつ、そのテンションの上がり方に頬が緩んじゃったなあ。これまでずっと耐えてきたからね、もう我慢できないんだなー!!ー可愛い!!!
2013-12-03 23:57:56

(もし(孟徳さんが)現代にいて、同じ学校だったら、金持ちのチャラ男グループみたいな……)って花ちゃんwww 玄徳画伯の時の「溶けかかった馬」wとかもそうだけど、こういう花ちゃんの心の中での突っ込み好きだよ!( ´∀`)σ
2013-12-04 17:08:57

2周目:孟徳ルート

孟徳さん√全EDクリア! 前半、「君がその誰かを~何か関係してる?」「(言葉を途中で切ったのに)ああ、君はそう考えるんだ。」みたいなやり取りで、口にしなくても心を読まれているようなやり取りの圧倒感にまず震える。かなわないなあ、という感じがたまらなくツボで…!!
2013-12-06 14:11:37

さらに、「それに、一晩同じ部屋なら、寝台で寝ても床で寝ても同じじゃない?」という返しの軽やかさと、室内に入ってから決して接触してこないところに震える。そうなんだよ!こういう冗談にならない場で冗談めかして迫ったりしないところに表れる経験値の高さ…!(( ≧ܫ≦))
2013-12-06 14:12:00

と、萌えMAXで進んでいたところに火事の一件。 「地位も金もある男に下手に出られて、優しくされて甘やかされて、いい気にならない女の子なんていない」「花ちゃんの『好き』はそういう風に扱われるのが『好き』なだけだよ」ってうわあああ!
2013-12-06 14:12:28

ここで最初は、冷水を浴びせかけられたようなショックだった。だけど、これだけ人を動かす力に長けた孟徳さんが、なぜあえて逃げ道を断ってきた悪者になろうとするんだろう、うまく否定して懐かせて精神的な風切羽まで落としてしまえばいいのに、と気付いて、別の意味で寒気がした。
2013-12-06 14:13:03

孟徳さんの「地位も金も~」は自虐だ、と私には思えた。政治に関して「生き残るために必要なことだとか、周りに必要とされてること」をやってきたというように、女性に対しても人間性(「俺」の「そのまま」)ではなく「適切な判断と決定」の存在だと思われているんだよね?と。
2013-12-06 14:14:27

だから、花ちゃんを傷つけているようで、その発言で一番傷ついていたのはきっと孟徳さんだし、回想タイトルの「追い詰める」相手は、きっと孟徳さん自身だ。 このあとの元譲さんのフォローがまた・゚・(つД`)・゚・
2013-12-06 14:15:22

うそを見抜いてしまえるというのは本人が辛いだろうなあ。勘付きながらも、花ちゃんのやりたいことができるようわざと隙を与えて。 (孟徳さんが、誰に裏切られても顔色一つ変えないなんて、うそだ)からもうずっと号泣。
2013-12-06 14:15:49

花ちゃんの方が「傷つけた」ことに気付いたって、この二人の関係においては本当にすごい変革点だよね。 ずっと影響を与えられる一方だと思っていた花ちゃんが、孟徳さんだって自分と同じ、傷ついたり心を揺らしたり、そして信じたり愛したりできる存在だと気付いて。
2013-12-06 14:16:34

「疑わないことじゃなくて、最終的に信じてあげること…」。 ああ、だからこれまで何度も「そんなことするはずない」「それでもそばにいたい」と盲目的に孟徳さんを信じる選択肢があって、でもそれを選ぶと妾EDになったのかと、すとんと腑に落ちた。
2013-12-06 14:16:49

余裕がなくなったり「最善」を選べなくなったり傷ついたりするのは、信じたいものができることで脆くなる部分。でも、「信じあう」関係が「よりどころ」になって強くなれる部分もきっとある。
2013-12-06 14:16:59

「いつかすべての役目を終えたとき、ただ君と静かに眠りたい」「どうか、それまでずっとそばにいて」
ここで声を上げて泣き、√2周目でこの想いに至るまでの事を考えてまた涙。
どうかずっと、幸せに。
2013-12-06 14:18:49

「そんな風に孟徳さんを利用するみたいなのは……嫌、です」に、俺は利用してもらいたいのに&「君が利用するしないの一点だけで迷うなら、俺は丞相として命じる。俺のものになりなさい」。←この言い方にものすごく萌えた!…んだけど、なぜこれでBADなのかも痛いほどわかる辛さ… 
2013-12-06 14:41:25

3周目:仲謀ルート

いやあああ良かった! 3勢力トップを攻略して、歴史は見る立場によって大きく変わるんだなあとしみじみ。尚香さんもいい子じゃないか…!公瑾さんにはヽ(`Д´)ノ!!って思ったけど、攻略したら変わるんだろうなー。
2013-12-07 02:11:41

前半はもう初恋仲謀が可愛くて可愛くて! 真っ赤になって背中から抱きしめて、頑張って告白した時の「こっち向くな。顔見んな」、なんで?と聞いたら「知るか。~気になってしょうがないんだよ」も悶絶するほど可愛いし、戸惑う花ちゃんに「好きか嫌いかくらいわかるだろ」「じゃ、あ、もう、好きってことにしとけよ」から「さっきの、やり直しさせろ」への流れが…! (( ≧ܫ≦))
どう話をまとめていいかわからなくてちょっと先走っちゃった感が可愛すぎてうわあああ///(自分も寝台の上を転がりまわりながら)
2013-12-10 23:10:44

「…それならしょうがない、って帰すと思ったかよ」「迷ってるなら、離さないからな」では、花ちゃんの迷いは消えない。自分一人が愛されて不自由ない暮らしをすることが幸せじゃない、花ちゃん自身も「自分にできること、自分にしかできないこと」をしたいっていうのがこの√のポイントなんだよね。
2013-12-10 23:11:44

だから「そばにいろ」→「私もそばにいたい」方向に流れると死亡BADになってしまい、玄徳・仲謀両方のことを考えた未来を選び取るまで「まだ、仲謀のところへは戻れない」が正解っていうね!二人が最初の選択肢通り「一緒に成長」し、前を向いて進んでいく姿がとても気持ち良かった。
2013-12-10 23:13:45

間違えないことで自信がつくんじゃない、間違えても軌道修正できるって思えることが自信になるんだよね。 はじめは虚勢混じりで「偉そう」だった仲謀が、決断を繰り返す中で自信をつけて、最後に迎えに来た時の「これが~俺の答えだ」がもう格好良すぎて涙が出た。
2013-12-10 23:14:52

そして(今だって手を掴む力は痛いくらいに強いのに、きっと私が帰るって言ったら送り出すつもりなんだ)でまた涙(´;ω;`) BADで帰るって言った時の「後悔~」って返し方もよかったなあ。
2013-12-10 23:18:41

(そうやってどんどんいつのまにかかっこよくなって、変わっていって)、うん、本当にね。゜(゚´Д`゚)゜。 「お前の望みも叶えて~全部完璧に治めてやる」という告白も、仲謀らしくてとても良かったなあ。しかも思いが通じた後の、あの満面の笑み!!!!!
2013-12-10 23:20:23

スペシャルは仲謀母の言葉に泣かされたねー。「死ぬより、生きていく方が遥かに難しいのですから」って、ホントにそうだよなあ。悩み、迷いながらも「一緒に生きていく」ことは、「死ぬ覚悟」をすることよりずっと大変だけれど、それこそが添い遂げるってことだから。
2013-12-10 23:21:28

仲謀軍はトップが若いから、見守ってくれている人達の存在もすごくいいよね。いたずらっこな大小ですら、色々な悲しい経験があるから「幸せなのがいい」という思いで助けようとしてくれていて。
あと、「情熱的」っていい表現だと思った。さすがお母さん、わかってるわ。 
2013-12-10 23:23:01

本編の「(揚州を守って+)お前の一生」を「背負う」というところで、物理的に背負われた時の「重いのは最初からわかってんだよ。人間一人分なんだから軽いわけねえだろ」という台詞をふと思い出した。
2013-12-10 23:23:53

物理的重量はもちろん、危険な場面で背負うというのは命を預かるのと同義だよね。 だから、この場面では「軽いよ」と言われるよりもずっと嬉しかった。そうだ、仲謀ってそういう人だなって。守るべきものの重みを知ったうえで「わけもな」いと背負いながら歩みを進めていける人。
2013-12-10 23:33:50

4周目:翼徳ルート

ほんわか癒し系…じゃなかった! そうだよね。この戦乱の世を生き抜いてきて、屈託なくいられるわけがない。 身体が大きくなって強くなっても、いつも心の奥底におびえる小さな子どもがいて、花ちゃんの存在がその子どもごと救っていく。
2013-12-16 01:02:37

翼徳になくて花ちゃんにはある「強さ」や「やさしさ」があるとしたら、きっと守りたい人がいるという愛情と信念から生まれるもので。それは、一人で持てるものじゃないよね。自分を愛してくれる花ちゃんや玄徳軍の皆とのつながりを信じることができて、初めて得られるもの。 
2013-12-16 01:06:15

大切な存在だと知って、だから離れようと決意して、「笑う練習ー」は泣いたなあ… お酒を飲んで発散することも一つの選択肢としてアリなのに、そこであえて自分の気持ちをごまかしたくないっていうのがもう(´;ω;`)
2013-12-16 01:09:54

酔った時やスイッチが入った時の二重人格、これは花ちゃんホントによく頑張ったね…!!! 官吏を恐れなくなったように、もう自分は変われたんだと思えたら昔の自分が自然に消えていくのかと思ったんだけど、普段表に出せないのはそれだけじゃないんだよね。
2013-12-16 01:10:16

行かないでと縋ったりちょっと困らせてみたり、そういう恋愛に含まれる暴力性や甘えや弱さといった部分って、本人も扱いづらいし一番押し込めてしまいそうなところだよね。そういうのを徐々に受け止めてもらえるって、いいね。スペシャルのしばらく後の二人が見たいなあ…!
2013-12-16 01:13:19

仲謀√で「重いのは最初からわかってんだよ。人間一人分なんだから軽いわけねえだろ」という台詞が仲謀らしくて良かった!という話をしたけど、翼徳の「全然。平気ー」はその反対で、そこが翼徳らしくてとても良かった!
2013-12-16 01:14:17

この時点で翼徳は命を預かる重みを感じていたわけじゃなくて、ごくシンプルに軽いよ運べるよーって意識だったわけだから。この時点では全然女扱いしてなくて、気付いたら…って流れも良かったなあ。
2013-12-16 01:15:08

5周目:文若ルート

一貫してぶれない、真っ直ぐで、真面目で、頑固な人。 いつのまにか花ちゃんの傍で酔いつぶれてしまうくらい気を許せるようになって、孟徳さんからの贈り物には嫉妬するようになっているのに、最後の最後まで本人がそれに気付かない。
2013-12-17 23:23:09

困難に立ち向かいながら「己の信じるものや、理想とすべきもの」を貫く姿にぐっときたので、この√に関しては恋愛要素が薄めなのが逆に良かった気がする。
2013-12-17 23:23:19

信念を曲げない、という点では「自分の心」に「従」っているはずの文若さんがなぜ「なぜお前は、自分の心にそれほど素直に従える」と言ったんだろうなあ…とずっと考えていたのだけど、完全アウェイの状況で権力も腕力もない花ちゃんが自分の心に従うというのは相当困難なことで。
2013-12-17 23:23:36

その中でめまぐるしく変わる状況に応じて自分の理想を考えられる花ちゃんを見て、自分が「守りたいもの」の形をもう一度考え直してみるという部分もあったんだろうなあ。
2013-12-17 23:23:44

一番好きな台詞は「…お前が私のことを真っ直ぐだと評するのなら、それに足るように在りたい」。BADでは孟徳さんに自分の言葉が通じないと絶望して自殺の道を選んでしまうけど、真っ直ぐに信念を持ち続けるには支えてくれる存在が必要で、それが花ちゃんなんだな、と。
2013-12-17 23:23:52

過去から帰ってきた時に元譲さんが「お前たちが恋仲だと知れば、面白がって何を企むか分からんからな」って言ってたけど、それが実現したのがスペシャル「嵐の夜」。
2013-12-17 23:24:04

もう正体バレバレの山賊が出てきた時から笑いっぱなし。ろくにデートもしていない二人(本当は過去に一緒に旅をしているけど)に、いきなり嵐の夜の山小屋で一晩www無茶振りすぎるw
2013-12-17 23:24:18

「たまにはもっと、わがままの一つでも言ってみろ」ってのが良かったなあ。わがままが思いつかない花ちゃんも、「笑ってほしい」ではわがままにならないと戸惑って(照れて)いる文若さんも可愛い。「時間はたくさんあるのだから」、ゆっくり幸せになってほしい…!!
2013-12-17 23:24:38

先に孟徳さん√をやって「孟徳さんは嘘がわかる」というのがわかっていたから、暗殺未遂のあたりは祈るような気持ちで読んでた。駆け引きじゃなくてちゃんと思いが通じたんだなあってすごく嬉しかった!孟徳さん√のその後の国の様子も分かったし、この攻略順にして良かった。
2013-12-17 23:30:00

6周目:公瑾ルート

いやー号泣だった。気付いたら毎ルート泣いてる。恋戦記すごい。
2013-12-19 23:52:28

仲謀√では不穏な動きにヽ(`Д´)ノと思っていたんだけど、そういうことだったのか…!!文台(仲謀父)、そして守りきれず死なせてしまった伯符(仲謀兄)の夢を叶えるために生きていたと知って、ああ、だからその目的以外にはあれだけ冷たい目を向けられたんだな、と。
2013-12-19 23:54:01

「夢を、見ていました」からの会話、「まだ死ねない、などと言いながら、ずっと死に場所を探していたような気がします」に号泣。 仲謀のスペシャルで仲謀母が言っていた「死ぬより、生きていく方が遥かに難しいのですから」を思い出して胸が痛かった。
2013-12-19 23:54:22

伯符の遺志を継ぐこと自体は前向きな「生きる覚悟」になりうる。だけど、過去の自分を許せなくて、償いのために・過去のためにそれを行うのは、「時が止まって」いるから「(孫家のために)死ぬ覚悟」になってしまう。それは実は、伯符のいない現在を生きる覚悟よりずっと楽な逃げ道で。
2013-12-19 23:57:58

「……夢の中で、誰かの声を聞きました」から「あなたが私を、許してくれたんですねーー」の声音が本当に切なくて、美しくて、底にあった「冷たくて固い」ものが解けて行く感じがして、ああ、ここで流れていく感じが「私の時間を動かしてくれた」(スペシャル「隠し子騒動」から)ってことなんだなあ…って。・゚・(つД`)・゚・。
2013-12-19 23:58:39

許されて・自分を許して今を生き始めた後の公瑾さんの甘えっぷりも可愛かったなー。 すねたような早口での「…ここに残る理由は、本当にないのですか?」からの可愛さに悶え、「好きですよ」~「責任を取っていただきたい」の甘え方に何これもう!!と萌え転がり、花ちゃんの「……だったら、約束してくれますか?」に泣き。 初めて「殿」が取れて「花」と呼んだあとの、染みわたるような「私の傍に、いてください」の破壊力!!!
2013-12-20 00:02:03

細かな感情の揺れが伝わってくるような声色(これは中の人の力が大きい)が好みだったということもあり、予想以上に萌えた√だったなあ(´ー`)ーЭ 
2013-12-20 00:02:29

公瑾さんは孫家のお墓に行って、今の気持ちを文台と伯符に伝えるといいんじゃないかなー。きっと、いい風が返ってくるよ!
孫家について考える時、あのお墓参りの話が自分の中ですごく大きくて、仲謀→公瑾の順で攻略してよかったって思った!
2013-12-20 00:42:31

7周目:早安ルート

さっきまであれほど公瑾さんを褒めちぎっておいてアレなんだけど、公瑾さんは自√以外だとほんっっっっと嫌な奴だな!仕方ないって知っててもさあ…!
2013-12-20 02:42:50

公瑾さんが居場所を与えてくれて、例え利用されていたとしてもそれが救いだったというのは事実だと思うけど、「俺を俺として扱ってくれた」はそう願いたかっただけという気がしてとても悲しかった。
2013-12-20 02:42:57

本当に早安を早安として扱うならば、意志を持つ一つの実体として扱ってくれるはずだから。たとえ表から見えない動きをする者であっても、自分の意志で、人格で動くならばそれは実体で、光なくして存在できない「影」にはならない。
2013-12-20 02:43:17

そんな早安が自分は自分だと思えるようになって、誇りを取り戻して、人を好きでいられる自分になって暮らしていく姿が見られたスペシャル(ED後の村での話)。幸せで、ほっとして、なんだか泣けてきてしまった。
2013-12-20 02:43:47

馬を助けた時の村人の言葉に「……わざわざこんな事のために、集まってくれてたのか?」「……手伝ってくれるのか?」の声がもう。・゚・(つД`)・゚・。 花ちゃんの「……普通にしてればいいんじゃないかな」の「普通」の幸せな重さ。
2013-12-20 02:44:12

村の人の言う「家族」って、契約や利害関係じゃないもので結ばれているってことだよね。「何者でもない自分」の逆、存在すること自体が価値であるのが「家族」。
きっかけは薬屋としての仕事であっても、薬の対価ではなく心の繋がった早安と花ちゃんが存在することが手伝う理由・愛する理由になることも、対価が「ありがとう」というだけでいいということも、どれだけ幸せな「普通」なのと思ったらまた。・゚・(つД`)・゚・。
2013-12-20 02:44:50

居場所を維持するのに他人を、そして何より自分自身を殺さない、それがお母さんの言う「誇りを持って生きる」ってことかなと思うと、そういう場所が見つかって良かった。
2013-12-20 02:45:00

8周目:子龍ルート

可愛い、もうホント可愛い!
水浴びを目撃→Σ(゚д゚|||)うわあああ!→「そ、その、さっき、見た?///」→木に突撃→「見、ました、が、思い出せません」ってさ…!!17歳の純情の破壊力。
2013-12-21 03:27:11

ずっと一緒にいる中で、玄徳さんの命令に従って守る対象だったはずの花ちゃんがいつのまにか大切な人になっていて、傍から見ると明らかに嫉妬してるのに本人と花ちゃんだけがそれに気付いてないんだよね。常に真剣な子龍くんには申し訳ないけど、師匠がつつきたくなるのも分かる!
2013-12-21 03:27:54

嫉妬のあまり思わず「これでも、本当に大したことじゃないと言えますか」とまで言っちゃうのに、普段から男として意識させるようなことはできない、そういう真っ直ぐで「狡く」なれないところもまた愛しい。
2013-12-21 03:28:02

戦場の「あなたのためなら命も惜しくない」は少し唐突に感じたけれど、きっと一度確信できたことはすーっと飲み込んじゃう性質なんだろうな。玄徳に対しても、(詳しく描かれていないけど多分)時間をかけるのではなく直感を信じて忠誠を誓うことができたように。
2013-12-21 03:28:13

それに対する「私を守るために死んでほしくなんかない」という花ちゃんの返しに、「あなたが望むなら~あなたのために、生きる」と即答しているのも良かった。他√でも出てきたけれど、守るものがある人は、死を恐れる分弱くなる部分もありつつ、ぐっと強くなれる部分もある。
2013-12-21 03:28:20

また仲謀母の「死ぬより、生きていく方が遥かに難しいのですから」という発言を思い出したんだけど、「結婚してください」と願うならば、「あなたのために死ぬ」ではなく「あなたのために生きる」であってほしいもんね。それが「生涯傍にある」ということで。
2013-12-21 03:29:11

スペシャルは純情すぎてズレている…が本人はいたって真面目な子龍くんが可愛くてもう頬ゆるみっぱなし。初々しいデートいいなあ…!
2013-12-21 03:29:50

◆雑談:
BAD回収と2周目追加イベントのために1√平均3周くらいしてるんだけど、8人分24周(!)もしても全然飽きないっていうのがホントすごい。どの√も恋愛ものとしてシナリオが面白い上に、元になった史実のスケールが大きいから物語に広がりがあるんだよね
2013-12-21 03:34:46

9周目:雲長ルート

※作品全体の真相ネタバレを含みます

本の冒頭に「駒を進めし者、志成すまで自らも駒と化す。」とあったけれど、まさか志成す前に本を失ったら「駒」としてループし続けるとは…恐ろしすぎる……「本」の力の恐ろしさを初めて思い知らされた√。
2013-12-26 23:41:24

他√だと雲長さんが永遠に報われないということを考えると別の意味で胸が締め付けられるんだけどこれどうしたらいいの。・゚・(つД`)・゚・。
2013-12-26 23:41:39

「雲長さんの弱さは、逃げたことじゃないです。そこから、また諦めようとしたこと、です」と花ちゃんは言うけれど、これだけ何十年も「自分の意思で死ぬこともでき」ず、過去の自分ではなかった者として生き、「戦い」続けさせられていたら絶望しても、諦めたくなっても当然だと思う。
2013-12-26 23:43:22

だけど本当は全て諦めていたわけじゃなくて、あなたは自分の意思で戦ってる!私のことも守ってくれたじゃないか!と必死で訴える花ちゃんに涙。
2013-12-26 23:44:06

だから本を渡して囮になって走り去るシーン、花ちゃんの願う「雲長さん自身が助かりたいって、生きたいって願ってほしい」と「雲長さんを解放すること」が同じ意味なんだなあって思うと…!!
2013-12-26 23:44:16

スペシャルの学園モード、あれは…反則だ!すっごい萌えたよ!今まで連続で武将ばっかり攻略してた身には、眼鏡の17才(秀才・お坊ちゃん)ってもう完全に不意打ち萌えアタック!
2013-12-26 23:45:27

出立前夜のあたりからもう声も表情も柔らかくて、うはー(●´-`●) って感じだったけど、 現代に戻って「雲長」でいなければならないという呪縛が取れてますますそれが加速したよね。
2013-12-26 23:45:56

保健室での「俺もそう思う」の笑いをちょっと含んだ優しい声とか、「じゃあ、これからもこういう方法を使おう」の、超わかりにくいけど楽しそうな声とか、いやーもう可愛いね!幸せだねー!!
2013-12-26 23:46:17

「…なんだか、バカップルっていう感じだな」から二度目の「バカップルだな」の楽しそうな声音、それにこたえる花ちゃんの満面の笑みでの「バカップルですね」のやりとりとか、幸せすぎてもう(( ≧ܫ≦))
2013-12-26 23:46:41

「校内じゃなければいいんだよな?はい、手」の「な?」の嬉しそうな感じ、「手」の優しい響き、そこから二度目の「手」の言い方がこれまたツボで。花ちゃんの答え方も可愛いね! もうこの高校生バカップルの様子をずーっと見ていたい
2013-12-26 23:47:07

ところで、BADで花ちゃんが本を失うと「孔明」になる、ということは、雲長にとっての関羽にあたるのが孔明で……これ、師匠√の何かのヒントになってる気がするなあ。 最後に残るはノーマルと師匠、いよいよ物語の全貌が明らかになるんだね!楽しみ!!
2013-12-26 23:47:54

10周目:ノーマルルート

面白かった!!!これ、ノーマルって言うのもったいないね。大団円ED? これが一番史実に近いEDなのかな。消去法で一番マシな道を選ぶのではなく、戦いをなくすために戦うのだと決意する花ちゃんを全力で応援したくなった。
2013-12-27 22:56:58

誰か一人を特別に愛し、生きてほしいという思いが軸になって世界の争いがなくなることを願うのが他√だとしたら、その根本は変わらないまま、広く世界への想い(といっても漠然としたものではなく、目の前の大切な人への想いからくるもの)が伝わってくる感じ。
2013-12-27 22:57:24

もちろんそういう思いは花ちゃんだけでなく皆にあって、誰かの√で出てきた、戦場で戦っているのは一人一人の人間なんだということを思い出した。今まで師匠以外全員を攻略してきたから、それぞれの場面でこの人はどんな思いで動いているか考えると、選択肢を選ぶのが辛い時もあった。
2013-12-27 22:57:53

この道が一番良かったのだと心から思ってはいるけれど、それでもやっぱり絶望して自殺した文若さんや、後悔を抱いたまま亡くなった公瑾さんのことを考えると胸が痛い。
2013-12-27 22:58:04

最初はすっごい胡散臭いと思っていた晏而と季翔がいい味出してて良かったなー。晏而の「最初から嘘か本当かはどうでもいいんだからな」「あんたの言葉のために戦う」に(´;ω;`)ブワッときて、序盤の師匠との会話で「『神のように人心を操ることこそが、自分の仕事だ』と続けると、なおいいね」を思い出した。「嘘か本当か」を問うまでもなく、自分が信じてそのために動くもの、それは神と呼ばれるものへの信心と同じなんじゃないか、と。
2013-12-27 22:59:12

今まで男同士で取り合う場面ってなかったから、羽扇EDで牽制しあう3人を見て楽しくてニヤニヤしてしまったw っていうか、ボス3人の正装姿かっこいいね!!
次はいよいよ最後の師匠√!「亮くん」の正体はわかっていたんだけど、ここからどう展開するか楽しみ!
2013-12-27 23:01:48

11周目:師匠ルート

10年間ずっと思い続けてきた花ちゃんに再会したのに、一貫して想いを悟らせないようにする師匠が切なくて。師匠なら花ちゃん自身の意思で手元に置いておくよう仕向けることなど簡単なはずなのに、花ちゃんが一番幸せになる道を考えて帰る方に促すって、…もう…どれだけ……!(´;ω;`)
2013-12-31 03:24:55

膝枕での会話、「好きな相手に触れたいとかそういう欲」が「ないわけじゃないけど、隠すのがうまくなったかもね」で花ちゃんが(え……それって……)って気付きかけたところに、あっさり「大体、僕の初恋は君だしね」から「ここにいない人」の話への流れがさすが師匠、本当に「隠すのがうま」くて震えた。初恋の話をさらっと話すことで今は違うと思わせられるし、かといって恋愛感情を全否定したらそれは「隠す」んじゃなくて「嘘」になってしまうから。
2013-12-31 03:26:04

EDの演出は本当に素晴しくて、帰る道は見つかった?→…はい→「…この本の中に?」あたりからもうずっと号泣だった。 この日、もう帰る道が開けたと気付いていて、最後のつもりで「ねえ、ボクは君にとっていい師匠だったかな?」って聞いたんだって思うと。゚(゚´Д`゚)゜。
2013-12-31 03:27:33

穏やかな表情で本をめくり、「もう君はこの世界にいらないんだよ」と告げ、「ほら、お迎えの光だ」、そしてED、ちょっと待ってうわあああ!!??となったところで花ちゃんの後ろ姿、へたりこむ師匠のポーズと表情、風になびく髪、かすれた声での「――、どうして」に号泣。
2013-12-31 03:28:42

「どうして帰らなかったのかなあ、この子は」の震える「なあ」が、もう、ああ……!!!
人生を変える決断をした花ちゃんに10年越しの思いを告げ、それでも「…うそだよ。帰りたくなったら~」と、足かせにならないように「冗談」だと思っていいと言って踏み留まろうとする師匠も、それに対して「冗談なんて思いたくないです」とまっすぐぶつかって決壊させた花ちゃんも、すごく良かった。
一見飄々とした態度だった師匠が何を思っていたのか考えながら2周目をプレイして、ずっと深い愛情で見守ってくれていたんだって気付いてまた涙。
2013-12-31 03:31:00

花ちゃんのためにも師匠自身のためにももっとわがままになっていいのにと思ったりもしたけれど、愛情が深すぎてそれはできないんだなあ。きっとこの先も師匠は自分で抑制してしまうと思うけど、正しいことを考えるより、やりたいことを感じる方が「幸せ」につながることもあるってことをきっと花ちゃんが教えてくれると思うんだ。
演出といえば、亮くんと約束して戻ってきた直後、目の前に師匠がいるというのもすごく良かった。「おかえり、花」に(´;ω;`)ブワッ
2013-12-31 03:33:18

スペシャルも良かった!10年間手紙書き続けてたとか…!!本編で「君はボクにとって大事な光だ。」と言っていたけれど、亮くんにとって花ちゃんは本当に生きる支えだったんだなあ。どうか、これからは隣にいる花ちゃんの幸せを信じて、一緒に幸せになってほしい…!
2013-12-31 03:41:05

その他、プレイ中の雑談や「2013年乙女ゲー総括」タグでのツイート

というわけで、 #三国恋戦記 フルコンプ!!!!!
フルコンスチル可愛い!仲謀もうちょっといい位置に行かせてあげようよwとか、長岡くん何見てるのwとか、亮くん子ども権限でいい場所取らないのwとか楽しくて隅々まで眺めまわしてしまう(´∀`)
2013-12-31 03:47:25

#三国恋戦記 はどのキャラにも萌え滾ったんだけど、感想ツイで引用回数が一番多かった台詞は仲謀母の「死ぬより、生きていく方が遥かに難しいのですから」だったね…! 戦乱の世ではもちろん、どんな世界ででも言える、大切なことだと思う。

これ、芙蓉姫の「逃げる手段を持っていることは悪いわけじゃないわ」「でも、その手段は一番最後に使うものじゃないの?それは全部を無にしちゃう方法でしょう?」にも通じるものがある気がして。
2014-01-01 01:20:36

#2013年乙女ゲー総括
やっぱり恋戦記の最萌は孟徳さんだなー。「嘘がわかる」ワケアリ系チャラ男なんてもう好みど真ん中間違いないのだけど、それを差し引いてもストーリーがほんっっとうに良かった!!!
人を信じること、嘘についての話、そこから毒杯のくだりは何度読んも鳥肌が立つ。「好き」や「愛してる」をその人にしか言えない言葉で表現している作品は間違いなく名作だと思っているのだけど、孟徳さんの「いつか~」は間違いなく乙女ゲー史上に残る愛の誓いだったと思う。 
2013-12-31 23:46:27

#2013年乙女ゲー総括
同じく三国恋戦記より、公瑾√。他ルートでは本当に憎らしい人なのに、自ルートでこんなに萌える展開が来るとは…!「……夢の中で、誰かの声を聞きました」から始まるシーンの美しさに息が止まるかと思った。細かな感情の揺れが伝わってくるような声色(これは中の人の力が大きい)もすごく好みだったなあ。
2013-12-31 23:46:54

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