ジャックジャンヌ 感想4：睦実介ルート

※ED3種類・親密度イベ全て・ステラセット小冊子のネタバレを含みます

ものすごく幸せだった…二人の幸せだけじゃなく、クォーツの皆も、そして他クラスの皆まで良い方向に花開いていく、神に祝福されたような光に満ちた√だったわ…アンバーの2人まで救われたの、本当にすごくない！？最終日の皆の温かなコメントにも号泣。本当に愛されてるなあ、カイさん…！
2021-08-26 00:51:00

印象的だったのは、鏡を見る／目を逸らすこと、俺を・私を見て／あなたを見ている、の話。夏公演では鏡やガラスを見ることで変わったハセクラを演じたカイさんが、「これが向井だ」と鏡を見せる。一方、冬公演では「女性的な表情」を見せないように「俺だけを見ていればいい」。最高！！！
2021-08-26 00:52:14

「私のことを見てください」から始まるバレンタインのシーンも超良かった！懺悔ともいえる切実な告白とまっすぐな受容。「見る」こと、欲も含めたすべてを受け入れて愛するってこういうことなんだなあ…！希佐ちゃんの方が上から包み込むように見えるスチルと相俟って、めちゃめちゃ泣いた。
2021-08-26 00:52:55

カイさん実は表情豊かなのも可愛いよなー。スズくんとかロードナイトの子たちが「絶対デキてる」「とろけそうな笑顔」「絶対、シシアに気がある」っていうのに驚いた！他√の同じ時期こんなこと言われることなかったじゃん！口に出さなくても、皆それを見守ってくれてるんだよなーー！愛…！！
2021-08-26 00:53:35

カイさんは最終公演でレヴィと自分の痛みが重なって上手く演じられずに悩んでいたけれども、抱える孤独に共鳴するって意味では秋公演のジェイコブの「髪の毛（遺伝子）を与えられ、愛されて生み出されたことを実感しているけれども、『いつか』メアリーの欠落を埋める存在が他に現れたら『僕も、いらなくなるのかな』」の方がよっぽどカイさん自身に近い切実な痛みじゃない？
2021-08-26 00:55:04

それなのにレヴィの方が辛くなってしまう理由って、失いたくない存在ができて、ずっと口を塞がれていた「寂しい」と叫ぶ自分が引き出されてしまったってことなのかな。現実を忘れて平穏に暮らしていたカクリヨ島の住民が、喪失を知ったとたんに感情が一気にあふれ出したように。
2021-08-26 00:55:28

これ希佐ちゃんも同じで、継希にぃのことを全然思い出さない√も結構あるんだよね。だけど、意識して一度しっかり見つめて、喪失を十分に味わって傷ついてからしか、残していった想いにも気付けない。
2021-08-26 00:56:15

その辛い過程を一緒に乗り越える姿、「哀しさを抱える二人が互いを慈しむ姿に心癒されるのよ」ですよね司先輩！！
2021-08-26 00:56:30

教会の子や他√の話のように、家族が生きていても求める愛情を得られない人はいる。それでも、髪の毛一本分の遺伝子で繋がった人形たちが「ママ」のピンチに目覚め、守ろうとしたように、何があっても最後まで手を離さないでくれる絆は「血」なのだと希望を抱いてしまう気持ちもよくわかる。
2021-08-26 00:57:11

だけど人は「動かない死体」の遺した思いを愛せるし、「生きているゴースト」に「情をかけ」共に「知らない喜び」や「幸せ」のある場所へと船をこぎ出すことができる。血が繋がっていない相手ならば特に、共に生きていくというのはそういうことじゃないかな。いや継希にぃ生きてるけど！多分…
2021-08-26 00:58:42

（ところで、このあたり希佐ちゃんはどうなってるの…？お正月に顔を見たいという親戚はいない・遠方とはいえ救急車で運ばれても連絡一つ寄越さない親……）
2021-08-26 01:04:55

秋公演の話

秋公演、カイさんという「器」に荒れ狂う感情を受け止めてもらいながら継希さんの喪失を乗り越えたフミさんが「死体をつなぎ合わせて自分の髪の毛を入れた人形を作る」メアリーを演じるのも、カイさんがその人形として「ママ」を愛するジェイコブを演じるっていうのもさあ…とんでもないよね…
2021-08-26 22:26:36

しかもジェイコブ、「かりうど」の仲間として生きてきた元の肉体の「心」は殺し合いの場ですら蘇らず、「絆の糸」である髪の毛によって結ばれた「ママ」を愛し、守ろうとするんだよ…繋がりと上書き、実の親と育ての親……ネジ先輩…どのような親子観でこのシナリオを……？
2021-08-26 22:27:17

えっ待って！？ランダム会話でカイさんが根地先輩に「ジェイコブに肉体の記憶はあるのか」について聞く話が出てきた！！肉体の記憶あるの！？マジで！？じゃあ、どこかのパーツがかつての仲間であるかりうどに対して何かアクションを起こすこともあり得たの！？

記憶ってはっきりは言ってないか、「右手には右手のやりたいことが〜」と言ってるから、人格とか意志みたいなのが少しずつ各パーツにあるってことかな？シャルルが「顔は〜」って一人一人の仲間の名前を呼んでたシーンを思い出すと、新しいママと新しい人生！みたいに割り切るのも悲しくてさ…

白田先輩は最初、「慈悲深い母親」のようなシスターゴーストを「嫌な役だな」と言ってたけど、 全体を通じて「血のつながりはかけがえのないものだけど、一緒に生きる仲間は血にとらわれず自分が選んでいい」って話を演じることが一つの救いになっているといいなあ
2021-08-26 22:46:40