いつかまたね 交点の先で

「いつかまたね 交点の先で」
その言葉は 私にとって願いの言葉になった。

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丁度2年前、大好きな嵐が2020年12月をもって活動休止とすることを発表した。
FCページにアップされた動画を見ながら、泣き崩れたのを覚えている。
単純にショックだった。
嵐に限って解散だとか、活動休止だとか、そんなことは絶対ないと勝手に思っていたからだろう。
何も考えられないくらい、ただただ泣いた。

でもどこかで、現実味や実感がなく、
「これが最後のコンサートになるかもしれない」と噛み締めてはいなかったように思う。
突如やってきた新型ウイルスで、国立競技場公演が延期になった時も
「残念、悲しい」の気持ちもよりも「仕方ない」の気持ちが大きかったから。

そんな風にやり過ごしきた約2年、最後の1ヶ月に入って、
見るのを先延ばしにしてきたNetflixのドキュメントをついに見始めた。
契約し続けるのはお金がかかるから!なんて言っていたけど、
正直言って、見るのが怖かったからに他ならない。
嵐の活動を一旦終わりにする、その瞬間に向かっていく彼らを見るのが怖かったから。
悲しくて、辛くて、どうしようもない気持ちになるだろうと思っていたから。

実際、悲しくて、辛かった。
でもそれ以上に、
私たちがどれだけ愛されていたか
私たちのことをどれだけ想っていてくれたか
メンバー自身がどれだけ嵐のことを愛していたか…。
改めて気付かされ、その事実にまた泣いてしまった。

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彼らには彼らにしかわからないことがたくさんあり、
だから、彼ら自身で沢山話し合い、活動休止の決断をしたのだろう。

でも私たちにだって、私たちにしかわからないことが沢山ある。
舞台に立つ彼らが本当にキラキラと輝いていて、
いつだって憧れであり、希望であり、勇気であり、愛情を伝えたい人たちであること。
なんだかんだ言って、結局は彼ら自身の決断を一番に思っていること。

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先日のThis is 嵐 LIVE 2020.12.31で、運よくMEETS CAHNCEなるものが回ってきた。
終盤の、しかも明らかに泣くだろう!なタイミングで回ってきたので、
泣きじゃくった酷い顔で「大好き ありがとう」といううちわを掲げた。
彼らがその酷い顔の私とパジャマ姿の息子の姿を認識してくれたかはわからないけれど、
活動休止前最後のそのコンサートで、気持ちを伝えられる瞬間があったこと。
それがもう、本当に幸せだった。
これで明日からも生きていける、そう思うほどだった。

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私の大好きな曲は「Step and Go」である。
ノンタイアップのこの曲に、
嵐を好きになって過ごしてきた沢山の思い出が詰まっている。
コンサートで歌って欲しいな、と毎回思い続けてきて、
それでもたまには歌ってくれるような曲なのだけれど、
でも飽きずに歌って欲しいと言い続けている曲である。
その曲を先日のコンサートでは、なんとフルで歌ってくれた!
(2番が歌われることは本当に珍しい。)
それだけで、2番歌ってる~!!と感動ものだったのだが、
2番終わりラップの歌詞、この文章冒頭の「いつかまたね 交点の先で」を聞いた瞬間、
まるで、この日で活動を休止する嵐のことを歌っているかのようで、
ますます涙が止まらなくなった。

いつになるかはわからない。
けれど、その「いつかまた」を願っていいと。
そう言ってくれている気がした。

大好き、ありがとう。
いつかまた その日まで。
願い続けよう。

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