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大人になったら友達ってどうやってできるの

「私、友達がいないんですよ」

最近、いろんな人からこの言葉をよく聞くというか、私の中にひっかかりが残る。なぜかって、私も友達が全然いない実感があるから。

でも私をある程度知っている人にそう言うと、「お前が友達いないなんて言うな」「いつもたくさんの人に囲まれてるじゃないか」「嘘をつくな」と、ツッコミがあるというよりは、半ば罵倒というか、責め立てられる。なんでさなんでさ、だって友達、全然いないんだもの!

休日に気になったイベントがあっても、誘える人がいない。頭に浮かぶ人もいない。誘われもしない。SNSに「このイベントに来てるよ!」と書いたところで「私も行きたかったのに!誘ってよ」なんてコメントもつかない。

私は夏の音楽フェスが好きなのだが、大抵いつもひとりで参加している。この話をすると、好き好んでひとりでフェスに行ってる人だと思われるが、そういうわけでもない。「現地で会ったら乾杯しましょう!」とかよく言うけど、実際遭遇して乾杯したことなんてほとんどないし、乾杯できたとしても即解散でまたひとりだ。

ここでこんな話をするのは変だけど、私はよくいろんな人から「あなたのことが大好き!」と言われる。かといって人気者かと言われるとそうではない。なんでもないことを連絡してきてくれるわけでもない。こちらから連絡をしても、なんとなく続かないまま、社交辞令のような空気のまま終わってしまう。もっとなんでもないことを連絡してきてほしい。「大好き」って何なのだろう、難しい。

少し話はずれるけど、世間一般の「恋人ができない」という話についてまわるのが「出会いがない」という話。実際そういった人たちの話を聞いてみると、職場や学生時代から続いている以外に新しい人間関係がほとんどない。それって結局、大人になると「友達」を作るのは難しいという話と近いところにいるんじゃないか?

確かに、私は平日であれば声をかけたりかけられたりして飲みに行く友達はそこそこいる。でも、ほとんどが飲みに行くだけの関係。ごくたまに休日に遊びに誘われても、それは飲み会とセットなのである。

昔、大人が読む雑誌やテレビ番組を見て「なんで大人はいつも食事のことばかりなんだろう、もっと趣味とかないのかな」と子供ながらに思っていたのだが、たぶん大人は食事以外に日々楽しめるものがあまりない。

大人は意識的でなければ、努力をしなければ、無趣味になりがちだ。好奇心を失うわけではないが、ある程度がんばらなければ、好奇心に餌を与え続けるあらゆる余裕がない。大人になっても自然にできる人はおそらくなかなか稀である。

やっぱり大人になると、「友達」を作るのは難しいんじゃないか?

30代を目前に結婚ラッシュが起きて、大学時代の友達の結婚式に呼ばれると、昔ながらの「職場の人たち」と「学生時代からの友達」、そして親族という構成がほとんどである。みんな社会人になってから、そういう場所に呼ぶほどの友達ができていない。社会人になってからの友達がいる結婚式というのはなかなか呼ばれない。

稀に、社会人になってからの友達がたくさん来ている人の結婚式に参列するが、そういった人の場合、仕事関係で「同志」と呼べるような人たちがたくさんいる。でもそれって同じ会社の人間関係がメインの人たちにしたらなかなか珍しい光景なんじゃないかと思う。

あと30代も目前になると、周りは結婚して子供が生まれるなどして、気軽に誘って遊べるような人はガクッと減ると思う。この話に関してはよく「そうそう」「あるある」と言われる。私はまだその状態になっていないが、これからどうなるんだろうとちょっと怖い。

やっぱり、大人になると、「友達」を作るのは難しいんだと思う。

「そんなに会う頻度が高くなくても友達じゃん」「年に何度か食事ができる関係で十分じゃん」「っていうかあなたはそんなに暇なの?」みたいに言われるのは覚悟してるつもりなのだけど、ちょっと今回はそうじゃなくて、ある程度ひとりが苦手で、学生時代みたいにつるむ仲間みたいなものが必要で、友達がいる・いない・少ないといった自覚を持っている人の話を聞きたい。

みなさん、社会に出てからの人間関係で「友達」と呼べる人はどれくらいいますか? そして、そういう人たちとはどんな関係ですか?(会う頻度とか、友達と何をするかとか)っていうか……友達って何だ!?(そんな疑問、社会人になるまでなかったのに)

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日本のエンタメが主な領域の編集者/フリーライター。