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7月25日(木)日記 コロナ明け

健康、最高〜〜〜〜〜! コロナになってました。日記を更新できなかったのは、少しバタついていたのもあるけど、9割コロナのせいです。お仕事のお返事やご対応が遅れてしまった方々、申し訳ございません。

先週末に「なんだか具合が悪いかも」と思ったら、あれよあれよという間に39度の発熱。あらかじめ電話をして病院へ向かうと隔離部屋に通され、熱がどんどん高くなるので座っているのもしんどく、小さなソファでひとり『あしたのジョー』の燃え尽きた矢吹丈みたいになっていた。

病院で検査を受けて医師から言われたのは「コロナだね!」のひと言。解熱鎮痛薬を処方され、そこからは薬を飲んで寝るだけの日々となった。正直発熱期間よりも、そのあとにやってきた猛烈な鼻詰まりと発作のようにランダムで出る強めの咳のほうがしんどかった。

今日はもうすっかり元気になり、たまに発作のように出る咳は残っているものの、熱も鼻詰まりもまったくなくなった。良かった。健康最高!

コロナになる少し前、空気階段第7回単独公演『ひかり』を観た。オープニングからバカバカしいのに空気階段の面白さが凝縮されていて、あまりに眩しくてすぐに泣いてしまった。

空気階段の単独公演は『anna』以降すべて観ていて、『anna』は会場で人目もはばからず嗚咽した。『fart』、『無修正』も観て、それらもすごく面白かったけど『anna』ほどは刺さらず、私の感受性は死んだのかと思っていた。

でも『ひかり』は違った。感じる圧が違った。『anna』は感動的なコントでストレートに泣いたけれど、『ひかり』に関しては空気階段のコントにかける圧倒的な熱量で泣いた。

顔を覆いたくなるほどバカバカしいキャラも、ドン引きギリギリの下ネタも、あまりにシュールすぎて何をどう思いついたのかわからないネタも、恥ずかしくなりそうなほど人間味にあふれる感動的な物語もあって、そのどれもが思わず拍手笑いをしてしまうほど面白くて、最高に楽しい。

でもそれ以上に、ビリビリ伝わってくるふたりの圧倒的な熱量がすさまじくて、迫力があって、一瞬でも気を抜いたら丸ごとふたりの意識に飲み込まれそうになった。そのパワーに感動してしまって、いや、それが感動だと気づく前に、私はボロボロ泣いていた。

いままで見ていたのは空気階段という「芸人」であり「コント師」であり、鈴木もぐらであり、水川かたまりであった。でも『ひかり』で感じたのは、そこにいるのは「空気階段」であって、それ以外どの言葉でも形容し難い圧倒的な存在だった。もう、そのものが面白い。そこにいるだけでまずパワーがあり、一挙手一投足が面白く、口を開けば言葉の端々まで磨き上げられているように感じる。

公演を観てずいぶん経ってもこれだけ噛み締めてしまうほど圧倒されたので、まだ目撃していない人はぜひ配信を観てほしい。ちなみにかたまりさんは「たまにもぐらの歯が飛ぶ」と言っていた。本当だろうか。本当なんだろうな。

週末は熱にうなされながら『27時間テレビ』を観た。意識が朦朧とする中で見たモシモシいけさんの「100kmサバイバルマラソン」の優勝には感動した。あまりに輝いていて、眩しすぎて、どんな人気俳優よりもアイドルよりもカッコ良く見えた。本当に素晴らしかった。

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