見出し画像

神戸市で、実は何か所かやってます。再生可能エネルギーを生み出す小水力発電。

最近新聞に載って注目されている、六甲川での小水力発電。
運営しているのはNPO法人「PVネット兵庫グローバルサービス」です。

神戸は山と海に囲まれた市街地が特徴です(すいません六甲山の裏側除く…)ので川が急峻であり山から海までの距離が短いです。降った雨は素早く海に流してしまうことが防災としての基本じゃないかなと思うので、なかなか小水力発電をやろうとしてもハードルがあったんじゃないかなと思います。

実際、NPOの方が取材のなかで話している内容にも、「関係者との協議が大変だった」とか「他の人にお勧めしない」なんてコメントもあったようです。行政(河川管理)や農家(水利組合)、さらには川が流れつく海で仕事する漁協や河川に隣接する土地所有者などいろいろ調整が大変ですよね。

昔はこのあたりにはたくさんの水車がありました。

画像3

今は全然ないので、子どもたちが環境を考えたりするきっかけを持つ意味でも。もう少し行政としても動いて、再生可能エネルギーを体感できる小水力とか水車などの事例増やさないといけないなと思いました。

その流れで調べてみたら実は神戸市内でいくつか小水力発電やってました。

例えば、鴻池組さんが神戸市東灘第1低層配水場を借りて50kW程度の小水力発電をやっていたり。

ダイキンさんが千苅浄水場で180kWの小水力発電や、少し下流の藤原配水池で10kW以下の超小型マイクロ水力発電をやっていたりします。

画像1

ってほどんどが水道局の取り組みですね。これも神戸が斜面地に市街地があるため、配水池を山上に作ったりしないといけないことから位置エネルギーが使えるという特徴を持っているからですね。

ちなみにこの発電の水源にあたる千苅ダムは1998年に文化庁登録有形文化財に登録された由緒あるダム。そして2001年に土木学会の「日本の近代土木遺産~現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されたかっちょいいダムなので必見です。

画像2

参照:DK-Power     shttps://www.dk-power.co.jp/news/fujiwara103/



サポートいただいた時は、NPO、アスミーの活動やアートプロジェクトのために使わせていただきます。