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「送電(線)」と「配電(線)」の違い ちゃんと言えます?

エネルギーの話をしていると必ず出てくるのが電力の流れですね。電気を作ってから消費者のもとに届けるまでの一連の流れである電力システムを電力系統っていうのですが、簡単に言えば「発電」→「送電」→「変電」→「配電」に分かれます。

「発電」はまぁ分かりますよね。火力発電所とか風力発電所とかで電気を作り出しているってことですね。

「変電」は何となくわかる?発電所で作った電機はかなり高い電圧で運ばれてくるので一般家庭などで使うために電圧を下げる(変化させる)必要がるのです。これが変電。

でもって一番わかりにくいのが「送電」と「配電」です。
でもここまで読めば知らなかった人でも何となくわかりますよね。
発電所から途中いくつかの中間変電所を通って地域の変電所まで電気を送ることを「送電」といい、そのための電線が「送電線」といいます。
そして最後の変電所から各家庭まで電気を配ることを「配電」といい、そのための電線を「配電線」といいます。

タイトルの写真にも写っていますが鉄塔は送電線を張り巡らせるために建てられていて、電線は配電線を支えるために建てています。


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参考図:中部電気工業株式会社のサイトより図を拝借しました。

これまでも何となく使っていたけど、ちゃんと使い分けないと仕事では混乱してしまいそうです。偉そうな発言しながら間違って使ってたら恥ずかしいしな。


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