いきものの魅力(自己紹介)

前書き

最近気づいたことだが、僕はとても生き物に詳しい。動物園に行けば、目に入るあらゆる生き物について蘊蓄を語れるほどだ。

叶うならばこの蘊蓄を人に聞かせたいものだが、僕には一緒に動物園に行ってくれる友達も恋人もいない。

せっかく覚えた生き物たちの魅力を、誰に伝えることもなく忘れてしまうのは惜しいので、ネットの海に流すことにした。暇
なときに少しづつ書き足していこうと思う。

願わくば、どこかのモテない男子の目に留まり、彼が憧れの女子と動物園デートをするときの武器の一つにでもなれば嬉しい。

自己紹介

僕は大学で生物化学を研究するD3だ。当年27歳になる。
友達も恋人もいない、孤独な博士学生である。休日もなく、基本的にずっと研究に明け暮れている。
子供の頃から将来はどうぶつ博士になろうと決めていたのだが、大人になってみると動物実験がどうしてもできなかった。
今は微生物の研究をしている。これはこれで楽しい。

生き物について

この地球には本当に信じられないほどの生物種がいる。
2020年の時点でその数3000万種以上と言われるが、これは10年前の2倍以上である。
10年ごときで本当に生物種が倍増するわけはないので、まだまだ我々の探索は道半ばということだろう。

これだけの種がいながらも、ほとんどの生物は不合理なことをしない。正確には、多くの不合理は進化の過程で淘汰されている。
これが意味することとは、一見奇妙に見える生態・形態のほとんどに合理的な理由が存在するということである。
3000万種の生命に、それぞれ合理的な存在理由がある、というのは凄まじいことではないだろうか。

これを念頭に動物たちを見ると様々な疑問が湧いてくる。
体の大きさや派手な色模様、動き、伸びた角や尻尾など、そのどれにも、その種特有の意味があるのだ。
あの生き物はなんであんな形をしているのだろう、同じ環境に生きる他の生き物とは何が違うのだろうと思いを馳せるのは自然な成り行きに思える。

生き物を愛する理由は人によってさまざまだろうが、その生態の理由を考える面白さというものは万人受けするものではないかと思う。
そう信じればこそ、僕は生き物の多様性の魅力をここに記す。

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