記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

FINAL FANTASY VII REBIRTHクリアくだまき

うんまぁ、面白かった、面白かったが・・・
作中バレットに対して「良いところ51、悪いところ49」という表現が出てくるのですが、まさにそんな感じの感想でした。
あ、でもバレットはその後「◯が55、✕が45」とフォローが入ります。フォローされてますか???
※以下ネタバレを含みます。


まえがき(評価の前提・やりこみ度合いなど)

難易度ノーマル+アクションモードで1周クリア、現在HARDプレイ中。
最強の遊び人クエとHARD限定のバトルシミュレーター等は未プレイで、他のサブクエやミニゲーム等はすべてハード上級までクリア済み。
プレイ段階での感想は別記事を参照。

FF7REMAKE(以下、「前作」)の感想はこちらのツリー参照。

評価

ストーリー:★★★☆☆
キャラクター:★★★☆☆
戦闘:★★★★☆
システム:★★☆☆☆
難易度:★★★☆☆

ストーリー

メインストーリーは一部を除き面白いです。
ある意味FF7で一番インパクトのあるシーンがオミット(というか表現規制?)されてしまい最後が非常に分かりづらいのが難点。
対してサブクエや、原作に無い追加部分の一部が非常にウザったらしくつまらないので個人的にここで大減点されてしまった印象。
「あ、これ合わないな」と思った部分はどんどんスキップしていました。

またストーリーに対してコレでもかと余計なサブストーリーをねじ込んでいる感じ。
例えば前作から登場しているローチェに絡んだ話がありますが別に無くても良い。何でこのキャラ作った??

また、全体通して(特にコスタ・デル・ソル前後が)強制的にストーリーに絡んでくるミニゲームがとにかく多すぎて「メイドインワリオか??」と思うレベルでした。

カエルのミニゲームはFALL GUYSでやったことある

しかもこのミニゲームがどれもそこまで面白くないというのが致命的。
そんな中でチョコボレースは面白かったですが・・・途中からレースというか障害物避けゲームになったのが残念。カーブの先のゲートが開いていることを祈るゲームでした。
カードゲームは対戦プレイよりコスタ編での詰将棋みたいなパズル方式のほうが数倍楽しめたかな。
こんな状態でゴールドソーサー行ったらどうなっちまうんだ・・・と思っていた矢先、到着するやいなや謎のダンスパートが始まったときは「あ、FF7ブランドは終わったな」ってマジで思いました。

キャラクター

とにかくレッドXIIIが可愛くて仕方がなかったです。
正直オリジナル版をプレイした際はそこまで印象に残らなかったのですが、声付きで喋るので好感度爆上げでした。
あとユフィが可愛い。ウザいけど。あと単純に異様に強い。ウザいけど。
最後のクラウドとの掛け合いは泣けました。

んぎゃわいい

その他前作から続演しているサブキャラたちは軒並みテンションがおかしいのでかなりストレスがたまります。
例えば宝条やハイデッカーのような準メインキャラがちょっとウザいのはある種スパイスとして許容できるのですがサブキャラがこのテンションだとちょっと胸焼けするんですよね。
ローチェ、ディオ、ジョニー、キリエ、ゲス、コルネオ、コルネオの部下の2人あたりが該当。もう二度と出てくるなよ。

戦闘

パーティメンバーが増えてきたのでかなり楽しくプレイ出来たのですが、↑のプレイ中感想にも書いた通り時々ヘイト関連がおかしい気がしたのが結構マイナス。
ボス含めすべての敵に対してみやぶる前提の難易度になっているフシがあり、特にボス戦なんて条件にあったカスタムが出来ていなかったら始まった瞬間負け戦みたいなもんです。
あとは一部雑魚敵が異常に強かったりそもそも攻撃が当たらなかったりレベルデザイン間違ってるだろこれ、というのがチラホラいました。
クラゲ考えたやつ頭おかしいだろ。

ちなみにところどころパーティメンバーが固定されるシーンがありましたが、ケット・シーがソロになるシーンのストレスがやばかったです。なぜこの使いづらいキャラをソロにした・・・

システム

成長システムは前作を拡張した感じになりました。
前作は武器ごとに成長パターンがいくつもある感じでしたが、今作では基本の成長パターンは単純にキャラ単位となり、武器単位の強化は「武器スキル」として差別化出来るように。
というのは良いのですが、UI周りが非常に使いづらい。
そもそも微妙に項目名とやれることがチグハグなところがあり、どこで何がやれるのかが分かりにくい。

例えば、「MATERIA & EQUIP」みたいなメニュー(違ったらスイマセン)があるのですがマテリアの付替、装備の変更、武器スキルのセットが出来ます。一方で「WEAPON UPGRADE」は武器スキルのセットだけが出来ます。
後者要らないじゃん・・・

また、前作のハードモードも同じだった気がしますが難易度HARDにするとアイテムの使用が不可能になります。ということはコマンドの一部、マテリアの一部、自販機、アイテムクラフトの一部が死んでしまうので、もう少し別の方法で難易度上げられないのかなと。

あとこれは今作というよりPS5の話になるのですが、アダプティブトリガー機能って不要じゃないですか?
めちゃくちゃ指疲れるし、硬さ(重さ)の切り替わるタイミングでコントローラから「カチッ」という音が逐一鳴るのでかえって没入感削がれるし。
ボタンが重い状態で連打させられるシーンがあったのは震えました。指が。

難易度

上述の通りみやぶるやっておけばそこまで・・・という感じは無いですが、それでもやや高めです。
メンバーが増えてきたことでそれぞれ使い勝手、クセがあるのでどうしても使いやすい、使いにくいという得手不得手が出てきてしまうわけで、それに対してメンバーを固定されるシーンが難易度高めかなと思いました。
ラスボスでもそれなので・・・(クリア後、色々あって普段2軍にも入っていないケット・シーのマテリアが一切付いていない状態でラスボス戦やっていたことが判明)

まとめ

基本的には面白かったです。
ですが、マイナスポイントが目立ちすぎていてだいぶ苦い顔をしてプレイしていたというのが本音。
ぶっちゃけ寄り道しないで一気にストーリーだけ駆け抜けていたら私の中ではもっと高評価だったと思います。

またこれは本作に限らず昨今のAAAタイトルに通ずる話なのですが、フルボイスでとにかく無駄にセリフ量が多くてテンポが悪いんですよね。
カードバトルで勝ったら4、5回送らないといけない量のセリフを延々どこの誰とも知らないキャラが喋り続けたり、装備やマテリアを変更するためにバトルシミュレーターを終了するたびにチャドリーがまた3、4回送らないといけない量のセリフを喋る・・・(しかもその間は再度話しかけることができない)などなど、もう少し開発側のやりたいことを押し付けるんじゃなくてユーザ側の快適さを意識して欲しいなと思った次第です。

この辺と要るのか要らないのか分からないイベント(ローチェ絡み、コルネオ絡み)やミニゲームを削ったらもう1つくらいダンジョン追加出来たんじゃねーかとすら思ってしまいます。
せっかく裏ボスがいて専用フィールドもあるのに、戦う舞台がダンジョンでも何でもないただの広場なの勿体ないと思いませんか・・・?

余談

ところで、全体通してゴールドソーサー周りのテンションが個人的に合わずかなり苦痛でした。
バカみたいに深刻なバレット周りの話とバカみたいにバカみたいなハイテンションが同軸で進むので具合悪くなります。
あとダインというポッと出のキャラにあんな熱演されても「お、おう・・・」って感じになっちゃいます。(ツダケンさんの熱いキャラがちょっと苦手なのもややあり)
ハイテンション悪人ということでゲスとコルネオのキャラ被ってるし、なんかもうしんどかったです。
ギルガメッシュもちょっとテンションが苦痛でイベント全スキップしました。

最後に

まぁあーだこーだ不満を書き連ねてしまいましたが、とりあえず完結作となる3作目、REUNIONは多分2027年に発売されると思っている(FF7が30周年なので)ので、きれいにまとまって、かつ原作を無かったことにしない展開で完結することを心から楽しみにしています。
「原作を無かったことにする」が今は一番怖い。(もしくはリメイク世界が・・・というのもアレありえて怖い)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?