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この世界は天国とは対極の世界である

天国か?地獄か?

神から離れることなんてできるのだろうか?
天国から離れることなんてできるのだろうか?

その小さな狂った考えを信じた(願望した)のであり、その結果として私たちが(夢の中ではあるものの)体験しているのがこの世界です。

つまり、天国から離れたという妄想によって作り出された夢(結果)がこの世界なわけです。

そして、私たちがここでしっかり把握しておかなければならないことは、そのようにして作り出されたこの世界はまさに天国とは真反対の世界、つまり、天国とは対極の世界であるということです。

そのことについてコース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)では、「私たちが見ているこの世界は地獄である」というふうに述べています。

あなたが見るものは地獄である。 なぜなら、恐れとは地獄そのものだからである。(T-31.Ⅶ.7:6)

奇跡講座/中央アート出版社

コースでそのように教えてくれているにもかかわらず、実際のところ、私たちはまさか自分たちが地獄の夢の中にいるなどとは思っていないわけです。

それどころか、「この世界には自分を満たしてくれるものがある、この世界で平安、幸せになれる」と信じていて、この世界に希望や光があると信じて生きています。

私たちは、「自分は地獄の夢を見ている」という真実をよほど知りたくないのだといえましょう。

そう、それがどういうことなのか?というなら、

つまりは、その自分は神のもとに帰る気はないし、自分はこのままずっと地獄に留まっていたいのだということです。

まさかと思いたい気持ちもありますが、それが私たちがこの世界にいる理由なわけです。

ならば、そのことを自覚/認識せずして、どうやって私たちは救われるというのでしょう?

自ら地獄に留まりたいと願っている間、どうしてあなたが神の子の救済者になれるだろう。(T-31.Ⅶ.11:1)

奇跡講座/中央アート出版社

コースは、「この世界は地獄(の夢)なのだから、この世界の夢から目覚めない!」と私たちに語りかけています。

コースのイエスはそのようにして私たちを夢から目覚める方向へと歩んでいくよう動機付けてくれているということです。

私たちがコースの学びを通してそういったことをしっかりと理解していくことが、コースの学びの最初の段階において求められていることだと言うことができます。

私たちがコースが教えている内容をしっかりと理解していくならば、つまり、コースの思考体系が根付いていくならば、日々の学びと訓練がより実践的なものとなっていくということです。

というのも、

天国か?地獄か?

愛か?殺害か?

毎瞬舞瞬、その選択をしていることを自覚/認識するようになっていくからです。

そのことを自覚/認識するようになるとき、誰が地獄を、殺害を選ぼうとするでしょう?

その答えは明らかです。

神の愛に支えられていながら、奇跡か殺害の選択を難しく思う者がいるだろうか。(T-23.Ⅳ.9:8)

奇跡講座/中央アート出版社

つまり、奇跡か殺害かの選択だと分かっているなら、誰だって、奇跡のほうを選ぶに決まっているわけです。

コースの学びが深まっていくにしたがって、その選択肢にいるのだということに、より自覚的になるということです。

そうなっていくならば、つまり、正気に戻っていくならば、当然、誰であっても、その学びと実践において妥協することがなくなっていくということを知っておくと良いでしょう。


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