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everythingに満ちた世界/末吉愛

お読みくださり、ありがとうございます。
ACIMヴェリテの末吉愛です。
(こちらの「距離のない旅をご一緒に」、更新が遅くなり申し訳ありません)


先月、初めて、A Course in Miracles(ア・コース・イン・ミラクルズ)の学びを深めるための、大阪セミナーを開催させていただきました。

A Course in Miraclesというのは、1冊の本のタイトルのことで、日本語版では2つの出版社から、『奇跡のコース』(ナチュラルスピリット)、『奇跡講座』(中央アート出版社)として販売されており、最近さらに、日本でのコース学習者の方がかなり増えてきているようです。

コース、ACIMは、目覚めの道の1つであり、スピリチュアルの古典と呼ばれているそうですが、有名なスピリチュアルリーダーたちがコースを学んできていたことによって広く知れ渡ったようで、「これだけを学んでいればよい」と、自身の教えやカリキュラムを脇に置き、コースを紹介されていたスピリチュアルティーチャーや、ACIMのことを、「目覚めのための最短コース」とおっしゃった先生もおられました。



コースの教えの特徴、その根幹にあるものは、"世界は存在しない”という、衝撃的な一文です(もう今となっては、わたしには衝撃的なものではありませんが 笑)。

"世界は存在しない”と聞いて、腹立たしく思えたり、怖くなったり、疑念が湧いたり、怪しい宗教ではないかと不快な気分になったり、あるいは、虚しさを感じたり、悲しく思えたりするかもしれません。

もし、コース(ACIM)を学ぶなら——確かに内なるガイドの導きに従っているなら——"世界は存在しない”ということに、救われる思いがすることでしょう。というよりも、この“事実”によって、わたしたちは確実に“救われる”のです。
    

誰でも一度は、「何のために生まれてきたのだろうか」とか、「人生の目的って何なんだろうか」といったことを思ったことがあるのではないでしょうか。「わたし、何やってんだろう」という、突然の、疑問。

何かしら自分なりにゴールを打ち立てて、それに向かって一生懸命努力しているうちは、そのことに集中しているから(奥底の“疑問”について考えなくて済むから)、個人的なゴール達成までの1日1日に、まるで意味があるかのように思えます。

たとえその目標が達成されたとしても、その時はきっと非常に嬉しいのでしょうけれども、そうした喜びは大して続かないもので、「まだここが足りない」だの、「もっとここを改善しなければ」だの、「よし、次は〇〇だ!」などと言って、欠乏をなんとか満たすべく、また、次の「努力」を始めるのです。

壁にぶち当たったとき、失敗したとき、個人的なゴール達成どころではない状況(事故に遭う、病気になる、会社が倒産する、離婚騒ぎになるなど)に陥ったとき、そこでやっと、「わたし、何やってんだろう」と、“我に返る”チャンスに気づけるのかもしれません。そこまでにならないと、“心”を見る気にならない心は、そうした状況を自ら作り出してしまうものです。

 

"世界は存在しない”というのは、素晴らしいことです。この事実が、「わたし、何やってんだろう」という疑問に対し、鮮やかな答えをもたらします。

"世界は存在しない”のだから、「わたし、何もしていない」のです。わたしは今まで、何もしていなかった。真に意味のあることを、1つも成していなかった・・・!

この世界が実在していないということは、この世界は夢だ、ということです。つまり、nothingです。あれをしてきた、これをやってきたという個人のストーリーも、世界の歴史も、丸ごとnothing。

“目覚め”を受け入れるためには、まず、そもそもこれはみなnothingなのだということを認識できるようになりたいと、素直になることであり、nothingだからと言って、虚無感に苛まれる必要はないということもまた、素直に受け入れることが大切だと言えます。

nothingのこの世界は、恐れの世界、罪悪の世界ですが(たとえ「綺麗な」ものがあると思えても)、一体性の愛、完全なる愛を、天国の愛を受け入れる、開かれた心の状態であれば、この世界が、everythingに満ちるのを、“見る”ことができるようになります。

幻想、夢だとは言え、恐れの夢(わたしは足りない存在、わたしは弱い、わたしには価値がないという信念によってでっち上げられた夢)ではなく、幸せな夢(わたしたちは繋がってひとつのスピリット、愛の存在、完璧な存在だという真実が反映された優しい世界)を見られるようになるのです。

”目覚め”は、この”幸せな夢”を見られる心の状態になって初めて、受け入れられるようになっています。
 

Nothing and everything cannot coexist. To believe in one is to deny the other. Fear is really nothing and love is everything.

T-2.VII.5:1-3
A Course in Miracles

無と有は共存できない。一方を信じることは、他方を否定することである。恐れは真に無であり、愛はすべてである。

T-2.VII.5:1-3
『奇跡講座 上巻』


このnote、「距離のない旅をご一緒に」の記事を綴っているメンバーみなさんと、今年の大阪セミナーで集まることができました。

天国へ還るという、距離のない旅——誰ひとりとして、本当は、天国という神との一体性から離れたことはないという事実を思い出す旅——を心から素直に受け入れるフレンズたちと(note記事を一緒に書いている方々だけでなく、学びをご一緒している大勢のみなさんと)、everythingという愛に満ちた世界のなかで、たくさんの奇跡を、癒しの贈り物を、これからも引き続き受け取っていきたいと思います。

これをお読みくださっている方々とも、距離のない旅を、ご一緒に。
Love is everythingを真に受け入れる道を、ご一緒に。

Blessings,

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