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会社にドローンがやってきた(全24話)

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ひょんなことから会社で購入したドローンが、誰一人予備知識の無い中、仕事で飛ばせるようになるまでの奮闘記をまとめています。 話が順を追って進んでいくため、はじめてお越しの方は最初…
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#スクール

【会社にドローンがやってきた:09】ドローンスクール体験で知った衝撃の事実

(2022年12月上旬) 熱中すると1人で突っ走ってしまいがちなワタシだが、会社のドローン担当は僕1人ではない。 共に歩んできた同僚のH君と相談し、まずは彼が先にドローンスクールを体験することになった。 僕としても自分の知識欲は満たされつつあり、「手続きは僕で操縦はH君」という役割分担もありだとこの時は考えていた。 そして当日、体験コースを済ませて会社に戻ってきた彼の表情が、予想に反して暗い。一体何が・・・。 「今の機体でどれだけ練習しても、飛行申請の基準を満たせない」。

【会社にドローンがやってきた:10】資格は必要か、不要か。

(2022年12月) 失意の中、会社のリーダーに現状を報告すると、 「ドローンスクールで資格を薦めるのは当たり前。もっと広い視野で考えて」 ・・・とのこと。たしかに。口が裂けてもスクールでは「資格なしでも大丈夫」とは言わないだろう。 国のルールには、資格が必要とは一言も書いていない。仕事で飛ばすために、具体的には人口密集地域で特定飛行を行うために必要なのは、 「10時間のマニュアルモードでの飛行と、知識」。 要はそれを資格で学ぶか、独学でやるか、ということ。 今後の見通し

【会社にドローンがやってきた:15】未知との遭遇とドローンスクール選び

2023.1月 数日後、大きな荷物が2つ届く。 本社のドローンだ。 一つには、iPad2台のほかに複数のバッテリー、複数の充電器、プロペラなどの予備パーツが多数入っている。どれもがdji mini 3 proのそれとは比較にならないほど大きく、圧倒される。 もう一つの荷物は、このまま旅行に持って行けそうな黒いスーツケース。 「本体」は、ここか。 スーツケースを開けると、本体のほかに2台の送信機、そして隙間には所狭しと複数のバッテリー。おそるおそる本体を持ち上げたその姿は