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会社にドローンがやってきた(全24話)

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ひょんなことから会社で購入したドローンが、誰一人予備知識の無い中、仕事で飛ばせるようになるまでの奮闘記をまとめています。 話が順を追って進んでいくため、はじめてお越しの方は最初…
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#ドローンスクール

【会社にドローンがやってきた:15】未知との遭遇とドローンスクール選び

2023.1月 数日後、大きな荷物が2つ届く。 本社のドローンだ。 一つには、iPad2台のほかに複数のバッテリー、複数の充電器、プロペラなどの予備パーツが多数入っている。どれもがdji mini 3 proのそれとは比較にならないほど大きく、圧倒される。 もう一つの荷物は、このまま旅行に持って行けそうな黒いスーツケース。 「本体」は、ここか。 スーツケースを開けると、本体のほかに2台の送信機、そして隙間には所狭しと複数のバッテリー。おそるおそる本体を持ち上げたその姿は

【会社にドローンがやってきた:16】3件目のスクール体験と、助成金の謎ルール

(2023.1月) 今回体験を申し込んだドローンスクールの特徴は ・実技は屋外のグラウンドを使用 ・卒業生は講習のある日はグラウンドを利用可能 で、僕の希望をほぼ満たしている。 事前判断の難しい「安心感」については、 ・母体が無線通信の会社でドローン事業は2016年からという背景と実績を考慮した。 そして体験当日。 出てきたのは、いい人そうなお兄さん。その土地柄のせいか、どことなく「ホビー好き」の気配が漂うのは気のせいではないはず。ガンダムの話題を振るのを、ぐっとこらえる

【会社にドローンがやってきた:17】井の中の蛙、大海に出れず。

(2023年2月) 2ヶ月間、何をしよう。ヒマだ・・・なんてことは決してない。日々の仕事の中心はwebで、ドローンの優先順位はこれでも常に「最後」だ。会社では仕事、通勤電車ではシミュレーターアプリに精を出す。 この頃はオフィスで普通に飛ばすのにも慣れてきたので、画面だけを見て飛ばす目視外飛行や映像技術のほうに目を向けつつあった。 ドローンは言うなれば宙に浮いたビデオカメラだ。おそらく仕事で重要なのは自由自在にビュンビュン飛ばすことではなく、撮影のノウハウやセンスの方だろう。