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結局いろいろ騒がれてる生成AIは使いモノになるのか?

あしだ(@ashidatetsuya)です。

今年の2月頃にSNSで話題となったのが、ChatGPTや生成AIツールの利用。

一時期は誰もがこれらの話題をしない日はないぐらいだった。

しかし5月頃になるとその話題は大幅に減少。

なぜか。

おそらく、

多くの人が実際に可能性を最大限に引き出し、ツールとして手放せないものにするまでに至らなかったから

だと思う。

ここには現在の生成AIのパフォーマンスと人々の期待値に差があることがうかがえる。

ChatGPTも生成AIもあくまで作業のサポートツールだ。

自分の思考や作業を代替するものではない。

生成AIがしてくれるのはレコメンド

5月に私は「2時間で解決!生成AIを使いこなすためのテクニックとその実例」というオンラインセミナーというのを開催した。

タイトル、LP、LINEメッセージ、スライド

の作成について、ほぼ全ての作業でChatGPTの力を借りた。

その経験でわかったのは生成AIを使うには、戦略やノウハウを持った上でなければならないということ。

単に「AIにやらせてしまおう」ではうまくいかず、具体的な目的と結果のビジョンが必要になる。

例えば「LPのセールスライティングをして下さい」という時に、自分が思い描くアウトプットにするためには、

  • 顧客像

  • ヘッドライン

  • PASONAやPASTORなどのフォーミュラ

  • 売れる言葉

などの抑えるべき要素の重要性を把握していてこそ成果の上がるLPが出来上がる。

これをAIによるアプトプットからチューニングするのはスキルが必要だ。

今はAIは「丸投げ」できる存在ではない

アウトプットも前述の抑えるべき要素をしっかり伝えても、一発OKになることはない。

その意味で基本的に生成AIは提案をしてくれるだけの「レコメンドエンジン」と考えるのが自然だろう。

目的の成果物を得るためには、外注管理や社員への指示と同じように、依頼する側が明確なイメージを持っておかなければならない。

それっぽいものなら即戦力

とはいえ、前述の「生成AIがしてくれるのはレコメンド」という結論は「クリエイティヴなタスク」という前提だ。

反面、

「機械的なアウトプットでもいいからすぐに作業してほしい」

という要望には生成AIは期待に答えてくれる。

  • 誰がやっても変わらない文字起こしや議事録

  • 質をあまり問われないイラストや写真、何かの解説文

今のAIは「それっぽいもの」を書き出してくれる。

これを許容するかしないか。

もし許容できる場合は即戦力だ。

発信者をずっと続けていると、

  • クリエイティヴィティ

  • オリジナリティ

  • クオリティ

を常に最大化しないといけないと考えがちだ。

しかし世の中すべての場面でそれらが求められているわけでもない。

ビジネスは需要と供給なので「それっぽいもの」をそのまま流して喜んでもらえる市場があるなら、

それはそれで特に問題はないだろう。

AIに頼れるカテゴリもある

先ほど「AIとはあくまでもレコメンドエンジン」と捉えると書いたが、

「大量のデータをベースにAIが提案するノウハウ」はとりあえずは試してみたほうがいいと思っている。

  • メールの配信時間

  • 広告のクリエイティヴ

  • ABテスト

あとは言わずと知れた「ECサイトのおすすめ商品」。

これらは今年の生成AIブームがでてくる前から精度が悪くなかったので、

今後はさらに精度が上がると考えて良さそうだ。

私自身が実運用していたのはMailchimpの機能についていた「メールの配信時間」のレコメンド。

たまにレコメンドされた突飛な時間(深夜0時)に配信してみたことがあったが、

開封率やエンゲージメントが悪くなることはなかった(特によくなることもなかったがw)

もちろん絶対というのはないが上記の場面でスモールサイズでなら

「いったんAIに任して結果を見てみよう」

というアプローチも悪くないかも知れない。

というわけで、今回はこんな感じで。

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