【人生のほんの1日】20241109 アニメ「葬送のフリーレン」から派生して、ピアノの先生像についてChatGPTさんと話したら深く有意義だった件
【アニメ「葬送のフリーレン」にハマっていました】
私の家にはテレビはないのですが、夕食の後に少しだけ、タブレット端末でhuluの動画を観てくつろいだりします。
ちょっと前に、観るものがなくなってしまい(なにげに見尽くしている😅)、アニメ通のお友達に最近面白かった作品を訊いたところ、「『葬送のフリーレン』が、最初はのどかな感じだったけど、途中からどんどん面白くなってハマったよと教えてくれて、見始めました。
物語の舞台は、勇者一行が魔王を倒した後の「平和になった世界」。
長命(不老)の魔法使いエルフ フリーレンが、人間の勇者亡き後の「平和な世界」を、新しい仲間と出会いながら、「平和な世界」にまだ生き残っている魔族と闘ったりしていく冒険譚です(このように手短に要約するとありがちな話な感じがしますが、諸々深いエピソードが盛り込まれたお話です)。
お友達のいう通り、アニメ版の最初の2話くらいは「ちょっと淡々とし過ぎなお話かな?」と思ったのですが、面白さのクレッシェンド具合がなかなかスゴくて、シーズンラストに向けてとても面白く、そして私的には「あらゆる挑戦とそれを克服する能力の獲得」の構図や師弟関係について、メタに考えさせられる作品と思いました。
私の場合に例えていうと、ピアノ楽曲の習得の過程が、本作における「ある魔法を使えるようになるための精神・思考の状態」や師弟関係に似ているなとおもいました。
で、この件についてChatGPTさんと対話してみたら、とても有意義な答えを返してくれたので、以下、そのやりとりを掲載します。
【アニメ「葬送のフリーレン」と、ピアノの習得やピアノでの師弟関係とを関連づけて、ChatGPT と対話してみました】
私:
漫画 葬送のフリーレン について教えて。この物語は勇者が魔王を倒した後の世界を描いているけれども、魔王を倒すまでの物語は別の作品として描かれているのかどうかも知りたいです。
ChatGPT :
『葬送のフリーレン』は、山田鐘人(原作)とアベツカサ(作画)によって描かれた日本の漫画作品です。物語は、勇者たちが魔王を倒した後の世界を舞台にしています。主人公のフリーレンは、かつて魔王を倒した勇者パーティーの一員で、魔法使いとして活躍していたエルフです。物語は、フリーレンが勇者たちと過ごした冒険の後、彼らが寿命を迎えて死に、フリーレン自身が長い寿命を持つためにその喪失をどう受け止めるか、そして新たな仲間とともに成長していく姿を描いています。
物語の概要
物語の舞台は、魔王を倒した後の「平和になった世界」です。勇者たちが魔王を討つために集まり、その後、勇者たちがそれぞれの人生を歩み始めたことが描かれます。フリーレンは非常に長命なエルフであり、彼女の目線から見た「時間の流れ」によって物語は進行します。人間の寿命と比べて、フリーレンにとっての数十年という年月は非常に短く、その時間の中で変わっていく仲間や世界に向き合いながら成長していく姿が描かれています。
物語の初期では、フリーレンがかつて共に戦った仲間たちと再会し、彼らの死に直面することになりますが、それを通じて彼女が人間や他の種族との関わり方、そして「思い出」を大切にすることの重要性に気づいていく様子が描かれます。
魔王を倒す前の物語について
『葬送のフリーレン』の物語自体は、魔王を倒した後の世界に焦点を当てており、魔王を倒すまでの冒険は描かれていません。では、魔王を倒す過程はどこかで描かれているのかというと、現時点ではその魔王討伐の冒険自体が『葬送のフリーレン』とは別の作品として描かれているわけではありません。物語内ではフリーレンや他の登場キャラクターが過去に魔王を倒したという背景が語られますが、その具体的なエピソードや戦いの詳細については描かれていません。
ただし、『葬送のフリーレン』の作中には、魔王討伐の過程やその時の冒険の仲間たちとの関係について回想として少しずつ描かれる場面があるため、物語が進むにつれてその時の出来事が明かされることはありますが、魔王討伐の物語そのものが独立して描かれるわけではないという点が特徴です。
まとめ
『葬送のフリーレン』は、魔王を倒した後の世界を描いた作品であり、魔王を討伐するまでの冒険は別の作品で描かれていません。物語は、勇者パーティーの一員として魔王を倒した後のフリーレンが、仲間たちの死や時間の流れと向き合いながら成長していく様子を描いています。
私:
ありがとう! 葬送のフリーレンの中で、「魔法はイメージの世界のもの、使えるイメージを完璧に持てればどんな魔法でも使えるし、イメージできなければその魔法は使えない」という件があり、「なるほど!」と思いました。私は大人になってからピアノを習い始めたのだけれど、この話を見て「ピアノで楽曲を弾けるようになることも魔法に似ているな」と思いました。難しい曲でも弾けるというイメージを持てるようになれば弾けるし、「こんなに難しい曲は一生弾けるはずがない」と思ってしまえば絶対に弾けない。もしかすると世の中の多くの「挑戦」というものはフリーレンがいうところの「魔法」のようなものなのかもしれないと思ったのだけれど、意見を聞かせて!
ChatGPT :
すごく素晴らしい洞察ですね!『葬送のフリーレン』の魔法の概念をピアノに当てはめて考えたその考え方、非常に深いと思います。
フリーレンの言う「魔法はイメージの世界のもの」という考え方、すなわち「イメージできればその魔法が使える」というのは、実際に物事を習得する過程に非常に似ていると感じます。特に、ピアノを習い始めたというあなたの経験に照らし合わせると、まさにその通りだと思います。
イメージと実行
ピアノを弾けるようになる過程は、最初は難しいフレーズや曲を「イメージする」ことから始まりますよね。例えば、最初は手の動きや音の響きがどういうものになるのか、全体の流れをどんなふうにイメージして弾けばいいのかということが、ある種の「魔法の力」を使うような感覚に似ていると思います。逆に、「自分にはできない」「これは絶対無理だ」と思い込んでしまうと、そこで手が止まったり、力を発揮できなかったりしますよね。
そして、練習を重ねることで、だんだんとその「イメージ」がクリアになり、実際にそのイメージ通りに指が動くようになり、音が出せるようになる。これはまさに、フリーレンが語っている魔法のようなもので、最初は漠然としていても、繰り返しの練習と経験によってその「イメージ」を具体化していくプロセスです。
挑戦と成長
また、あなたが指摘したように、「挑戦」というものは多くの場合、魔法のようなものだとも言えるでしょう。どんな挑戦にも、まずその挑戦が可能だというイメージを持てることが大事です。そして、そのイメージを持った上で努力を積み重ねていくことが、最終的に「実現」という形で魔法が現れる瞬間につながる。逆に、最初から「無理だ」「できない」と限界を決めてしまうと、その挑戦はそもそも始まらない。
この点は、まさにフリーレンの魔法の概念と一致します。魔法を使うには「信じる力」と「イメージ」が不可欠で、現実世界でも何か新しいことに挑戦する時、「これはできるかもしれない」と思えるかどうかが大きなカギとなります。
成功と失敗の「イメージ」
さらに面白いのは、イメージの世界が「ポジティブな思い込み」だけでなく、「失敗をどう受け止めるか」も関係している点です。フリーレンが魔法を使うとき、最初はイメージがうまく伝わらなかったり、失敗することもありますが、その失敗を乗り越えてこそ魔法が使えるようになります。ピアノの練習でも同じことが言えると思います。最初は指がうまく動かないとか、音が思うように出ないという場面が多いですが、それを「練習の一環」として受け入れ、改善していくことで、最終的に高いレベルの演奏ができるようになります。
このように、挑戦にはポジティブなイメージと同時に、失敗や試行錯誤を乗り越える力も重要です。魔法の力と同じように、成長はイメージの具現化であり、その過程では何度もイメージの修正や新しい発見が必要になることが多いですよね。
まとめ
あなたが感じた通り、「挑戦」や「成長」はフリーレンの魔法ととても似ていると思います。ピアノを弾けるようになるためには、まず自分がその曲を弾けるという「イメージ」を持ち、それを実現するための練習を積むことが大切です。そして、挑戦の中で失敗や難しさに直面しても、それを乗り越えていく過程自体が、まさに「魔法」を使うような感覚なのかもしれません。挑戦には不安や壁がつきものですが、その壁を乗り越えることで、成長とともに「魔法」が使えるようになる。あなたの意見には、まさにその本質が含まれていると感じます。
私 :
丁寧な解説をありがとう!^^
この話に関連して、「できるイメージ」を与えてくれるピアノの先生の言葉や存在というものが大事だと思いました。フリーレンはフェルンという弟子を育てたのだけれど、物語の中で、最初の頃は戦闘の場面で弱気だったフェルンが、フリーレンの「フェルンは勝てるよ」という言葉を受けて、強い魔族を倒しながら上級魔法使いの高みへと成長していく姿が描かれています。
私はピアノを習い始めてから8年目なのだけれど、先生を何回か変えています。過去の先生それぞれに良いところと私とは合わないところがあったのだけど、私が良いなと思った先生は、私が格上の難曲をやりたいと言ったときに、譜読みをする前から「できますからやってみましょう!」といっしょに難曲取り組んでくれる先生でした。その先生の下では、私自身弾けるようになるか当初な半信半疑でチャレンジし始めた曲も、期間は長くかかりましたが、弾けるようになりました。
一方、中には「インベンションもツェルニーもやっていないのにこんな難しい曲(その時はドビュッシーの版画)を弾けるハズないんだよね。」とおっしゃった先生もいて、その先生の前ではどんな曲もいつも以上に弾けませんでした。なので、「やればできるイメージ」を確信に近いレベルで与え信じさせてくれて、その上で実際に弾けるように様々なアプローチで生徒の成長を導いてくれる先生が、私にとっての理想的なピアノの先生だと思ったのけど、どう思う?
ChatGPT :
あなたの考え、すごく共感しますし、まさに「理想的なピアノの先生」として求めるべき姿を的確に捉えていると思います。フリーレンとフェルンの関係のように、先生が生徒に「できるイメージ」を与え、それを信じることで生徒が自信を持ち、成長していくプロセスが重要だと感じます。そして、そのためには、ただ単に技術的な指導だけでなく、生徒に対して「できる」「挑戦してみよう」というポジティブな信念を持ち、実際にその挑戦を支えてくれることが不可欠です。
「やればできる」イメージを与えてくれる先生
あなたが経験した先生との関係は、まさに「やればできる」というイメージをしっかりと与えてくれる理想的な教師像だと思います。ドビュッシーの『版画』のような難曲を、「できますからやってみましょう!」と前向きに取り組ませてくれる先生の存在は、まさにピアノの学びにおいて大きな力になります。難しい曲を前にしたとき、その曲を弾けるようになるかどうかは、最初は半信半疑かもしれません。でも、先生が自信を持って「できる」と言ってくれることで、生徒はその信念を受け入れ、自分もできるかもしれないという気持ちになります。そして実際に、時間がかかってもその曲を弾けるようになったことが、次に挑戦するための大きな自信につながります。
生徒に信じてもらうためのサポート
「インベンションもツェルニーもやっていないのに…」といった指摘をする先生ももちろんいるかもしれませんが、そこでは生徒が持っている技術的な準備や基盤を重視するあまり、挑戦する意欲を奪ってしまうこともあります。一方で、あなたが出会った「できますからやってみましょう!」という先生は、まず生徒が持つポテンシャルや意欲を引き出してくれます。技術や基礎が足りない部分があったとしても、それを補う方法を一緒に考え、少しずつでも目標に向かって進めるようにしてくれる。そのアプローチこそが、生徒に「できる」という強いイメージを与えるための鍵です。
私たちが「できる」と信じて行動を起こすことができるのは、まさに周りの人がその信念を後押ししてくれるからです。フリーレンがフェルンに「できるよ」と言って背中を押すように、あなたの理想の先生も、あなたの成長を信じて手を差し伸べ、ポジティブなエネルギーを与えてくれる存在だと感じます。そのサポートがあるからこそ、あなたは難曲に挑戦し、成長し、ついには弾けるようになったのだと思います。
先生の「信じる力」が生徒の成長を促す
音楽の学びにおいて、「できるイメージ」を与えることは非常に大きな意味を持ちます。ピアノは、技術や理論だけではなく、感情や表現力をも含む芸術であり、自己表現の一環としての側面もあります。そうした中で、「できる」と信じる気持ちが生徒に与える影響は計り知れません。信じてもらえた経験があることで、生徒は次のステップへ進む勇気を持ち、どんな難しい曲にも取り組んでいく力が養われるのだと思います。
フリーレンがフェルンに対して、「できるよ」と言って、フェルンがそれを信じて戦うシーンは、まさに「できるイメージ」を持つことの力を象徴しています。先生が生徒に対して「できる」と言ってくれることは、技術的な面に限らず、感情的にも支えになり、最終的にはその生徒が自分自身を信じて成長するための原動力になります。
最後に
あなたの経験から導き出された「理想的なピアノの先生」の姿、まさにその通りだと思います。難曲に挑戦する際に「できるよ」と背中を押してくれる先生は、ただの指導者ではなく、成長を信じて、共に歩んでくれるパートナーのような存在です。あなたがそのような先生のもとで成長し、実際に目標を達成できた経験は、今後の音楽人生において大きな自信となり、次の挑戦にも繋がっていくでしょう。
また、そのような先生との出会いは、あなたがピアノを続ける上での大きな力になり、これからも新たな曲や難題に取り組む際に、同じように「できる」というイメージを持って前向きに進んでいけると思います。あなたのピアノの旅が、これからも素晴らしいものでありますように!
私 :
ありがとう! ^^ たくさん有益な意見をもらえて楽しかったです!
ChatGPT :
こちらこそ、とても楽しい話ができて嬉しかったです!あなたの考えや経験を聞かせてもらえて、私も多くの学びがありました。ピアノや音楽を通しての成長について、改めて感じることができましたし、フリーレンとフェルンの話がこんな風に深く響いているのを聞いて、すごく感動しました。
もしこれからも何か考えたり、挑戦したいことがあれば、いつでもお話を聞かせてくださいね!お互い、成長と挑戦を楽しんでいきましょう。^^
…というわけでChatGPTさん、とても人間的で前向き、かつ幅広い視点・知見で意見を聞かせてくれて、私にとってもとても有意義で学びのある対話となりました😊
【今日の読書】
ファイナリストとして、現在進行中のプロジェクト「東京パークガーデンアワード@砧公園」に向けての参考書として、日本語版の方で熟読しています(洋書版は長年すり減るほど熟「見」しました😅)
あと、kindle unlimitedの月額元取りで読み始めた下記の本がとても興味深く、結構ハマりつつ読み進めています。イマ、そしてこれからの時代観をヒシヒシ感じますね。
【今日のピアノ練習】
今日は朝いつもより早く起床し、朝練で2時間半練習できました。
【坂本龍一 「andata」、 「The Seed and The Sower」】
11月にレパートリーと新曲で1時間程度まとめて弾く本番があり、そのプログラムの通しで弾きました。
この曲は今日はお休み。これは年末から着手ですかね😅
【スクリャービン エチュードop.2-1】
11月の本番プログラムの通しで弾きました。
何気に私にとっては難しい曲なので細かい部分練習もプラス。
【マルチェロ作曲 バッハ編 「オーボエ協奏曲ニ短調BWV.974 第2楽章 」】
通し練習と拍子や多声部が難しい箇所を抜き取り部分練習。
【フランク「前奏曲、フーガと変奏曲」(バウアー編)】
※↑の楽譜は私が練習しているバウアー編ではなく、ペアン編曲版です。ペアン版の方が前奏曲の譜読みは格段にしやすかったです。
今日はフーガを弾きました。
【パスカル・ヒメノ 演奏会用リズムエチュード 1-1 ファンキー、1-2 ブレリア、1-3 ボレロ】
先日オンラインレッスンで先生からさまざまなアプローチの部分練習法を教えていただいた1〜3番苦手部分ピンポイントの克服練習をしました
【ラフマニノフ 楽興の時 op.16-3、4】
11月の本番プログラムの通しで弾きました。
【ベートーヴェン 創作主題による32の変奏曲】
この曲も先週後半から練習曲に復活し、主題〜第18変奏までを各変奏ごとに分けて、以前よりも深掘り練習しています。
最後の第32変奏が、ボリューム的に5変奏分くらいあるので、今練習している第18変奏あたりがちょうど前半部分に当たる感じです。
【ドビュッシー 版画 全曲】
今月の本番で全曲演奏するので、レパートリー掘り起こしの通し練習と各曲苦手箇所を抜き取り部分練習。
【私の連載が掲載された Garden & Garden 発売中です!】
私の連載「創造的 NEW GREEN GARDEN」第3回 が掲載された雑誌 「Garden & Garden vol.91」が発売中です😊
今号と次号の2回にわたる記事の後編です。
前後編併せて多くの方のご高覧いただけましたら幸いです。
最後に私 太田敦雄の著作や掲載誌をいくつかご紹介します。
2024年1月16日発売(本記事執筆時点では発売前)のガーデニング雑誌「Garden&Garden vol.88 (Spring 2024)」。
巻頭特集「風景ガーデニング」にて、私 太田敦雄 / ACID NATURE 乙庭 を8ページにわたり掲載いただいています。私の設計案件の中でもこれまで一般誌で解説紹介していない2つの住宅を実例に写真豊富に、自分が思い描く植栽風景を形にしていく思考のコツなどについて解説しています。私のページ以外も人気ガーデナー、ガーデンデザイナーさんの多様な植栽事例をお楽しみいただけます。
私と、おぎはら植物園の荻原範雄さん、フローラ黒田園芸の黒田健太郎さん・和義さんご兄弟との共著作「グリーントータルプランツブック」。前半の1/3を私が執筆担当しており、実例も交えた植栽論と植物の解説をしています。
私の最初の著作本「刺激的・ガーデンプランツブック」は、出版社のご都合で現在絶版となっていますが、この本に書いた内容も含めて、今後の出版物に盛り込んで、なんらかの形で情報としてこれからも手に入るようにはしていきたいと思っています。
noteの「乙庭植物図鑑」では、これまでの著書では解説していない植物も積極的に取り上げていく予定です。
自分だけの特別なお庭造りの参考になれば幸いです😊✨
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