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仏教語絵巻

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lineスタンプ用に始めた簡単な絵でしたが、リジェクトされた為に、仏教語を紹介するカード風のイラストになっています。
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アリスが汽車に乗ると車掌さんがやって来ましたが、切符はおろかお金も無く、行き先も分からないと言うと、呆れてどこかに行ってしまいました

六文銭とは今の価値で約300円で、三途の川の渡し賃とも言われています。
これがあれば衣服を奪われずに済む事から、亡くなった人の棺に入れていました

「シュポー」
大きな汽笛の音が聞こえてきたので見ると、いつの間にか蒸気機関車が到着していました。
「これに乗れば先に行けるのかな?」

三途の川を渡る際、罪の重さによって浅瀬と急流を歩いて渡りますが、罪の無い人たちは金や宝石で出来た「有橋渡」と言う橋を渡ると言われています。

トゥイードルダムとトゥイードルディー
が喧嘩をしていると大きなカラスが襲って来て2人は何処かへ逃げて行ってしまいました。

金剛嘴烏処とは病気で苦しむ人に薬を与えると言っておきながら与えなかった者が落ちる小地獄の一つで、金剛のくちばしを持つカラスが罪人の肉を喰べると言われています

河原にはトゥイードルダムとトゥイードルディーという子供がいました
アリスは川の渡り方を尋ねますが話が噛み合わず、終いにはお互いの積み木を崩して喧嘩を始めてしまいました

賽の河原とは早くに亡くなった子どもが行く場所で、小石を積む度に鬼がそれを壊す苦行を強いられ場所とされています

アリスが庭の花たちが言うように、行きたい方向とは逆に歩き出すと、たちまち丘の上に辿り着きました。
眼下には川で碁盤の目のように綺麗に区切られた世界が広がっています。

一人の仏が教化する世界の事を三千世界、又は1仏国土とも言います。
これは俗に世間の意味で用いられる事もあります。

登竜門というと困難な事柄そのものを指す場合が多いですが、元々は竜門と呼ばれる激しい急流があり、それを登ることができた鯉は竜になれるという言い伝えから、難関を突破する事を意味していました。
端午の節句の鯉のぼりはこの故事にちなんで飾られるようになったと言われています。

3月の新作語朱印の受け付け開始いたしております。

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写真はシャカもんのひな祭り。
男雛と女雛の並びが京都では標準的な物と左右逆なので、それに倣っています。

建物から飛び出し真っ直ぐに道を進んだはずのアリスでしたが、何故か建物の前に逆戻り。
何度も試しましたが結果は同じでした。

還俗とは僧侶になった者が、俗人に戻る事をいいます。
僧への刑罰や謀反防止の為に出家していた武士・公家の子弟を家名存続の為に呼び戻す場合などがあります。

この世界をもっと見たいと思ったアリスは、引き戻されまいと女王を振り切って館を飛び出しました。

出家とは世俗の生活や人間関係を捨て、仏門に入る事を言います。
仏教に限らず、かつてのインドではバラモン教と異なる自由思想家が出現し、修行の為に出家しました。
お釈迦様もその中の一人です

「お前はどうやってここに来た!」
「この鏡の向こうから、、、」
「浄玻璃の鏡の向こうからだと!
 ここはお前の居場所ではない!
 すぐに帰れ!」

浄玻璃鏡とは死者が生前の行動だけで無く考えた事も映し出し、閻魔が善悪を見きわめ裁きを下す為に使用する地獄に存在するとされる鏡の事です