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第1回アルセウス限定杯


自己紹介

はじめまして!あちゃみ(@achami_pokeca)と申します。
 東京の山奥にてしがないポケカプレイヤーとして練習しています。
(練習の実情と内容はさておき)
 私自身はシティリーグ予選落ち、CL最高成績は2024CL福岡3-3となんとも絶妙な結果しか残していない弱小プレイヤーでございます。
 現在はメディカルポケカ部(@medical_pokeca)を発足し、夫のゆち(@YUCHIMARUSAN)とともに時々交流会や自主大会の企画主催を行っています。
 ポケモンカードとの出会いを遡ると、幼少期に離島の小さなおもちゃ屋さんでレックウザのスターターデッキ?を手にしたのが最初ですが、当時はルールもわからず周りにポケカをしているキッズなどいなかったため結果として全くポケカに触れることなく成長しました。(遊戯王やデュエマ、ヴァンガードで少し遊ぶ程度)その後、大人になりコンビニでVMAXクライマックスを購入し当時彼氏だった現在の夫とポケカしてみる?となったのが私のポケカプレイヤーとしての始まりです。

アルセウス限定杯を開催するきっかけ

 ある日仲間内でいつも通りポケカの練習をしていたら誰が言い出したか忘れましたが、アルセウス限定の大会って面白いんじゃね?という話が上がりました。確か2024年1月あたりの出来事です。
最初は仲間内で盛り上がっていたこの話題、冗談8割くらいの気分でした。
 しかし、2024年3月にあちゃみがアルセウス限定杯を行うと決めた出来事が起こります。職場の先輩からポケセンオンライン産のスターバース1箱(未開封)を譲りうけたのです。これにはびっくり。開催するとしたら景品はスターバースがいいよね、でも手に入らないし高いしね。と話していたのに。
 そしてきっかけが出来てしまえば思い立ったが吉日人間のあちゃみの行動は早いものでアルセウス限定杯開催へと舵をきったのでした。

アルセウス限定杯のルール

今回開催したアルセウス限定杯ですが、ルールはいたってシンプル
・アルセウスV4枚
・アルセウスVstar4枚
・ダブルターボエネルギー2枚以上
を必ず採用すること。
ただこれだけをルールとして設けることにしました。
 禁止カードなどを作らなかったのには理由がありまして、アルセウスという現環境における何でも屋さんのような汎用性のあるポケモンに組み合わせるカードには制限を設けないほうが自由度が上がって面白いだろう。というあちゃみのアルセウスデッキに対する期待からでした。
 開催を告知した当初はXにて禁止カードないんだ…といった意見もありましたが、そちらについては理由を書いていますのでそちらをご一読ください。  

当日のデッキ分布 

参加者の皆様にデッキリストを提出していただいたので、デッキ分布をスムーズに作成することができました。ご協力ありがとうございました。

アルセウスシェア率
 
全体の相棒たち
相棒その他の内訳
ベスト8 相棒分布

 予想していましたが、相棒としてのシェア率1位はギラティナVです。
次点でアルセウスの弱点をつける闘タイプアタッカーのゲッコウガex、どんな対面でも万能に立ち回れるレジドラゴV、現環境でも話題が出てきたハピナスex、高耐久なヌメルゴンVと続きました。意外と少ないなという印象があったひおくりグレンアルマを軸としたアルセウスグレンアルマ。
Vポケモンが多いかと思いきや現環境で暴れまくっているタケルライコexやミライドンex、そして大穴のワナイダーex。その他の内容(画像2枚目)を見てもらえるとわかる通り、なんでもありやな!と思ったアルセウス限定杯は大魔境となりました。(しかし悪テラスのリザードンexがいなかったのはびっくり)
 ここには載せていませんがベスト16にはレジドラゴが2人、ギラティナが2人、ゲッコウガex(なぞの化石とアーケオス採用)1人、グレンアルマ1人、トドロクツキex1人、コントロール1人(ガケガニex採用)でした。 
 アルセウス4-4・ダブタ2以上と固定された中、様々なデッキにおける立ち回りに安定して戦えるデッキが上位に集まりましたね。
(会場では脱法アルセウスというワードも出た。)
 デッキの回し方が気になるデッキも多くありますね。

優勝したのは、まさかのあちゃみが普段から練習してもらってるよっちさん(@9812Yokopoke)この日最強の8-0全勝で優勝してました。
使用していたのはアルセウスケガワライコ。
序盤はアルセウスのトリニティノヴァでエネルギーを貯めて、サイドを取られた後半はスナノケガワexの特性じゅうりょくきゅうしゅうでエネルギーを貯める。タケルライコexは高打点・高耐久で且つ弱点のないドラゴンタイプ。大会の対面はよっちさんのポストを確認してください。
私のアルセウス限定杯関連のポストよりいいねとインプがついているので((
 なお、現環境でもアルセウスの枚数を調整すればやれそう。とのことでした。アルセウス海外プレマ2枚目だから、わがまま言ったらもらえそう。
 毎回試合前はデッキ構築相談に乗ってもらってます。

気になったデッキやカード紹介

 個人的に面白い考えのデッキだなと思ったのはワナイダーex。逃げるエネルギーをワナイダーexの特性トラップテリトリーで増やし、メテノの技じゅうりょくタックルのダメージラインを上げてアルセウスを1回で倒していこう。というなんとも考え抜かれたギミック

そして、今回夫であるゆちの希望で用意したデッキ賞に選ばれたのはTrbさん(@Trbpoke)が使用したアルセロスギラ。
 ロスギラを普段メインデッキとして使用しているあちゃみにとって、ただでさえ毎回試合前に枠がないと嘆いているロスギラをアルセウスを組み合わせて尚且つロストギミックを共存させているデッキ構築の強さに驚きを隠せませんでした。ロストゾーンもしっかり貯まり、序盤はアルセウスでギラティナにエネ加速もできる。理にかなっていてすごいです。なお、ヤミラミはあまり活躍しなかったそう。

 またアルセウス限定という条件下だからこそ見かけたカードがこちら。
ラブラブボール。
クリムゾンヘイズで収録されたカードですが、現環境下ではきっと使われることのないカード。
相手の場のポケモンと同じ名前のポケモンを1枚山札から持ってくることが出来るカードです。
 アルセウスが必ず採用されているデッキしかいないことや、相棒のミラー対面も予測できることから採用されたのではと思います。
 アルセウスに対するLOVEな気持ちも表現できるカードですね!

大会中のアルセウスの立ち位置

 今回アルセウス限定と銘打って開催した大会でしたが、アルセウスって万能なカードよね。という再認識をしました。
 スターバースで収録された当時は有能なアタッカーであり、エネルギー加速手段でありVstarパワーのスターバースで2枚確定サーチという唯一無二の最強カードとなったアルセウス。Vポケモンが主流だったEレギュレーション環境においてはとりあえずアルセと組んでみるか~といった安定感。試合序盤の事故が少なく済むことやポケカにおいて頭を悩ませるエネルギー問題を一手に引き受けてくれるしごできカード。(じゃんけんが強いことと最初の7枚にアルセウス+エネルギーが来るという最低限の条件はあれど)
 現環境においては強力なexポケモンたちの出現によりなかなか苦しめられている様子が見られます。やはりアルセウスVのHP220を軽々と突破してくるミライドンexやパオジアンex、トドロクツキexなどといったポケモンがキツイのかしら。(あくまでも個人的な意見)

 そんな中行われた今大会においてアルセウスはどの立ち位置だったのかなと私個人の意見を述べると「優秀なシステムポケモン」というところかなと思います。
 やはりアルセウス限定といえど相棒たちは現環境でも活躍するexポケモンたちが多く、スターバースというサーチ手段としての役割を果たす場面が多かったのではないかなと思います。
 今までも序盤にスターバースでその時必要な2枚のカードをサーチして、後半戦っていくポケモンのためにトリニティノヴァでエネルギー加速を行うという役割をしてきたアルセウスですが、exと組み合わせた場合は「スターバース」を宣言するという役割が8割強な印象ですね。(残り2割はハピナスexのギミックにエネルギー加速が役立ったり、タケルライコexの技の打点を上げるのに役立ったりと優秀な副社長的ポジション)

禁止カードを設定しなかった訳

 大会開催前にもXで見かけた「禁止カードないんだ。」という意見。
なぜ禁止カードを私が設定しなかったのか。それはアルセウスが現環境に殴り込めるチャンスを減らしたくなかったからです。
 今大会が開催されたのはPJCS2024の開催を目前にした5/26(日)。PJCS大会参加者は大会使用デッキの調整や環境読み、それ以外のプレイヤーも今後の環境に影響を与える大会なので注目していると思います。
 その環境の中で現在のアルセウスのポジションってどう感じていますか?
Tierに入ることはないけど、油断してたら負ける。くらいですか?大体立ち回りは予想できるしなぁといった感じでしょうか。
 アルセウスデッキってそんなにもうレパートリー多くないよ。って思われてほしくなかったんです。禁止カードを作らないことでアルセウスってこんな相棒ともやれるんだ!ってアルセウス限定杯のデッキ分布を見た人に思って欲しかったんです。(あくまでもアルセウス限定環境なので構築に偏りは出ますが)
 今大会をPJCS前に開催することになったのは主催都合ではありましたが、やるならとことん現環境に殴り込みしてやろう!という思いでした。少しでも現環境にアルセウスの入る隙ができるといいな。デッキ分布を見た人がこの相棒ポケモン分布から更に天才的な発想でアルセウスを活かすデッキを組んでくれたらいいな。
 そんな思いもあり今回は禁止カードを設けずに大会運営を行いました。
でも第2回をもし開催するならアルセウスのレギュ落ち前だと思うのである程度制限を作る可能性はあります。第2回開催を必ずするという保証もないですが…。

最後に

 アルセウス限定杯に参加してくださった皆様。本当にありがとうございました。いろんなデッキを見れて我々夫婦はとても楽しかったです。
大会終わりに2人で居酒屋でウーロン茶を飲みながら、「終わり良ければすべてよしだね。」なんて話をしました。
 もし第2回をやるときはVポケモン全員集合!って言いたいよね~とか。いちげきれんげきフュージョンエネは復活させる?とか妄想は膨らむばかりです。
 アルセウス限定杯に興味を持たれた方はそちらからアンケートへのご協力お願いします。※次回開催を保証するものではありません。

また、あちゃみは普段メディカルポケカ部の主催なので医療関係者限定の大会をメインにしております。冬頃に第1回メディカルポケカ部個人戦~最強の医療従事者は誰だ~を開催予定ですので、そちらも併せてよろしくお願いいたします。
これからも我々夫婦は参加者全員が楽しめる大会を運営したいと思いますので、ご協力のほどよろしくお願いいします。
全文読んでいただきありがとうございました。
ここから先は余談も余談ですので、興味のある方だけどうぞ。







【余談】大会主催・運営してて思うこと

 ここからはあちゃみが書きなぐった本当の余談となります。ここを読んだ後の苦情は一切受け付けませんので、ご了承くださいませ。  
危険な香りを感じ取った方はここでブラウザバックをおススメします。




 
アルセウス限定杯に参加してくださったみなさま。ありがとうございました。皆さまのご協力もあり当日キャンセルなしで終えることが出来ました。
 Xでも少し触れましたが、昨今の自主大会は直前キャンセルや当日キャンセルというエントリーキャンセルとの闘いです。都内では毎週64人規模の大会が複数開かれており選びたい放題なので、あちゃみはなるべく2か月半前くらいには大会告知とエントリーを開始します。これは参加者の方の予定を組みやすいようにとなるべく大会日程かぶりを避けてキャンセルを減らそうという目的があります。あちゃみはキャンセルが怖いんです。その理由は下記にあります。
 私が大会主催運営するにあたって大切にしていることは、「参加してくれた全員へ何か持って帰ってもらえる大会にすること」です。なぜそんなことを考えがあるのかというと、参加費を払って何も手にせず帰宅するってちょこっとだけ虚しいなお金が勿体ないなと自分自身が自主大会に参加するときに思うからです。(強者と戦いたい、たくさんポケカしたいという気持ちがそれよりも大きいので自主大会には参加する訳ですが。)強ければ、上位で景品をもらえるしいいよねって言えるけど、ポケカ弱者のあちゃみは大概にして交通費と参加費を払い、なんとも言えない戦績をもって家に帰るのです。
 そんな参加者としての経験をもとにあちゃみは皆になんか渡したいな!と思うのです。だからと言って優勝景品や準優勝商品をしょぼくする訳にはいかず、会場をなるべく安くていいところないかなとか奔走しています。
 参加費安くするには簡単なこと。参加人数が多ければ多いほど大会にかかる経費を参加人数で割ればいいのでそれに応じて安くなります。(参加人数増やすと、私の思想では景品増やそうとするので結局同じな気もする)
 参加費が安ければ人数集まるんじゃない?そう簡単ではありません。例えば優勝にポケカ2BOX、準優勝に1BOX、3位に20パック、4位に10パック、5位から8位に5パックずつ。最近はほぼどんな大会でも行われているじゃんけんやビンゴに2BOXやサプライとします。じゃんけんの景品にどれだけ出すかにもよりますが、ざっくり計算してここまでで4万円くらいかかります。4万円を参加人数で割ると40人集まれば1000円で開催できる。かと思いきやそうではありません。会場費です。アクセスのいい都内で40人収容する且つ窮屈感を出さないために50人収容できるレンタルスペースを会場設営から会場のバラシ込みで10時-19時で土日に借りると大体6万円~8万円ほどが平均でかかります。とすると、大会開催にかかる費用は景品代+会場費合わせて10万円~ということになります。なお、ここには運営側の人件費は含まれていません。(我が家は基本夫婦で頑張るスタンスなので)そして招待選手を呼んでいる大会はさらにそこにお金がかかります。
 景品と会場費を合わせて40人参加で一人当たり2500円です。誰もキャンセルしない、そして満員での開催が約束されていてこの値段です。つまり、誰か一人でもキャンセルすると赤字です。(あちゃみはしがない雇われ看護師のため、赤字は食卓がもやしと卵とお米だけの生活になります)スポンサーがついていたり協賛があったりしてるような大会はまた多分別の話だと思います。
 大会主催・運営を始めて思うのは、意外と参加費を抑えるのは難しいということです。だからこそ私は参加費をもらっている分だけ少しでもお土産を用意したいなと思うわけです。でも、参加費が高すぎてもと思うので大体2000円くらいに設定しています。だいぶお金の話をしすぎました。なお、あちゃみは大会運営で利益とか考えていない計算の弱い人間なので基本的には参加費総額(全員参加想定)-大会経費(景品多いから)=マイナスって感じですが。
 という訳で長々と書きましたが、自主大会に参加するときはキャンセルしないで済むように予定の調整や体調管理に気をつけようね!ということと、参加費はそれぞれの運営の都合があるのであんまり文句言わないでね。人間だから傷つくよ!という話でした。
 私のようなスポンサーもつかない弱小ポケカプレイヤーが個人で運営する自主大会は毎度自転車操業です。それでも大会運営をするのは、大会に参加してくれた方々が楽しかった!参加してよかった!と言ってくれるからなのです。

 


読んでくれてありがとうございました! あちゃみの産休育休の暇つぶしへのサポートお願いします!