《蒲郡》G1オールジャパン竹島特別開設66周年記念競走を振り返り
2021/6/8(木)に、地元・平本真之選手が6年ぶりとなるG1制覇で「G1オールジャパン竹島特別開設66周年記念競走」は幕を閉じました。
この6日間にどのような動きや傾向があって、最後の優勝までこぎつけたのか?結果から見るデータを中心に振り返り、そのポイントを考察することで、今後の競艇予想に役立てていきたいと思います。
▼全体的な傾向
今節6日間、全ての着順と決め手を合計して、その割合を求めてみました。
興味深いのは、まくりとまくり差しを合計した割合が3割近くに上るという点。これはクセの無い水面ということで、機力差が反映された可能性が高いと見ていいでしょう。
初日5Rで2枠2コースから、まくりで決めて3連単75,910円、5日目12Rで3枠3コースから、まくり差しで決めた3連単14,500円、最終日7Rで6枠6コースからまくり差しで決めた3連単204,660円といった、《万舟券が飛び出す大波乱》を演出。
この波乱要素をしっかりと見極めることができれば、やはり《勝者》に一歩近づいたことになるでしょう。
見事に的中させたという声を耳にしていますが、やはりある程度の「情報量」は必要。
そして、当然運だけでは成し得ない「分析力」も無いと厳しいとのことで、聞けば聞くほど納得させられるポイントが出てきます。本質的な精度というのは、そういう部分を備えていることと言えるでしょう。
▼機力
予想の肝となる機力も、初下ろしからわずかな期間しか使われていないということもあり、指標となる数字もそこまで信頼性の高いものとは言えない中で判断することとなった今節。
ただ、数字という面でいえば、優勝機となった平本選手の74号機は、前検時の動きは良かったことは時計順には出ていました。こういった「前検時の時計」が全て頭に入っていた方は、ある程度良績を残せたことでしょう。それほど、下ろして間もない機力を判断するのは難しいということ。
さらに、日々の調整がどの程度進んだかも、頭に入れておく必要があり、これが選手個人でもバラつきがあるので、一つ一つ記憶するのは並程度の努力では報われることはないでしょう。
誰がどれで、これが誰でと、咄嗟に記憶から掘り出せるなら話は別ですが、そこからさらにその差を判断するには、煩雑なものになりかねないので、限界値はたかが知れているとも。
▼選手の傾向
選手の傾向を振り返ってみれば、優勝した平本選手だけでなく、続いた磯部誠選手も地元と、愛知支部でワンツーフィニッシュを決められたのは、やはり大きな意味を持つと見ています。
地力差や機力差はあるとしても、幾度となく練習してきている地元水面なら、うねりや風に対しての対応の仕方を心得ているのは当然。
初日に蒲郡では珍しく安定板使用でのレースとなったことで、リズムを崩してしまった選手も無きにしろ非ず。優勝候補に挙げられていた毒島選手をはじめ、それが無ければ遠征陣でも突き抜けた成績を残せた可能性はあるでしょう。
予想指南を受けている各所から、事前に着目していたという声も聞こえていただけに、「地元のアドバンテージ」が今節の大きなキーワードになった可能性はやはり高かったと考えています。
▼まとめ
「G1オールジャパン竹島特別開設66周年記念競走」を振り返ってみて、結果論ではありますが《まくりとまくり差しで大波乱が巻き起こる》ことをなるべく早い段階で予見できたならば、これほどの混戦模様となることも想定内としたかもしれません。
情報が錯綜・乱発するのは、人それぞれ見る目が違えば攻め方も違う、ある意味致し方ない部分で、そもそも舟券の買い方も違うでしょう。
それだけに《より正確な情報》があれば、納得の結果を得られるケースに繋がるでしょう。
今回耳にした《万舟券の的中情報》からも、次回公開する予想情報の的中に繋げられるように、加えていきたいと思います。
また、水準以上に《万舟券が獲れる情報》を耳にした場合は、予想情報でその都度公開していきますので、お見逃しなく!
最後に一言、
『平本真之選手、地元G1初制覇おめでとうございます!』
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