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丸葉栽培世界技術


大きく硬い骨格を伸ばしながら
やわらかい綺麗な枝を垂らす
骨格は仁王の如く成枝は姫の如く
なんていうかっこいい言葉もあります

これが通常丸葉【まるは】栽培。
簡単に分けると
大きな木の事を丸葉といい


小さなコンパクトな木をワイカと言います

先輩の園地の画像引用

自分が好きなのは丸葉栽培。
りんご道を生きる身として
先人が持っている技術を絶対に超してやる
りんごの木の形が全てではなく
ありとあらゆる可能性の中から
例えば逆に曲がる枝でも最高素質を選ぶ
この最高素質とは骨格となる枝である
その最高素質の枝にやわらかな枝を
つくり何年もかかって
りんごがなる【結果枝】をつける
結果枝は何年も同じものを使い
りんごをつけたり休ませたりを繰り返す
繰り返すと枝が円熟してくる
円熟した先に素晴らしい花芽が出来る
ここではじめて青森県が世界に認められる
世界品質のりんごが出来る。

円熟した枝だけではいけないので
円熟した枝から落とす
落とす前に若き枝を育てる
その木の中に今活躍する枝と
未来に活躍する枝を育てる
言葉でもこんなに難しい事

この過程は発信されないし理解されにくい。
りんごは食べるものであり
木の過程なんて興味がないのだ。
それでも美味しいりんごを作るため
また災害に強く収穫量、品質を上げる為
かかせないのが丸葉の剪定技術。
この技術を置いて生きようとは全く思わない

近年りんごの値段が高い。
りんご生産者はこの波だけに
乗らないでほしい
積み上げた技術をまだまだ求めてほしい。
話して共にもっと悩んで
時には競い合ってほしい。
もっともっと。
青森県がりんご栽培にとって
完全なる適地なんかではない

豪雪地帯大雪による枝おれ
日照不足による花芽、りんごの品質
自分が2年間みんなと学んだ
基幹青年の最後の学習で
青森県はりんごの適地ではなく
みんなで技術を共有していて
何より意地っ張りだったから
ここまでこれたと言っていた

ここまでくれば
青森ブランドのりんご
その波に乗って
更なるビックウェーブを起こしたい
丸葉栽培の中に秘められた
可能性だったり
出来たりんごから生まれる味
塩気のある完熟りんご
青森県りんごが世界1を
維持する為には最高品質を
だからこそそのりんごを作るための土台

【最高素質の花芽】を作る必要がある。
早く作る事は早く壊れるという事
ゆっくり作った先にある大切なもの。
それを追い求めていきたいんだ。

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