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キホンの栄養学

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これを見れば、各栄養素のことがわかる内容をお届けしています。
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ナイアシン(ビタミンB3)

ビタミンB3(ナイアシン)は、糖質、脂質の代謝に必要不可欠で、アルコールの分解作用もあると言われています。 【機能】 ・血流促進 ・アルコール分解 ・糖質や脂質の代謝を助ける 【不足すると…】 ・ペラグラという欠乏症(アルコール依存症) →皮膚炎や下痢、神経障害など 【摂取した方がいい人】 ・アルコールをよく飲む方 通常はナイアシンは不足することはありませんが、アルコール代謝にはナイアシンが使われるため、アルコールを大量に飲む人はナイアシンが不足します。 ・

ビタミンD

ビタミンDは、カルシウムの吸収を高めて、丈夫な骨や歯を作るのを助けます。 日光を浴びることによって、ビタミンDを体内で合成できると言われています。 ただ、不足している人が大半で、ハワイのサーファーも不足していたというデータがあるくらいです。 【機能】 ・カルシウムとリンの吸収を促進 ・カルシウムの骨への沈着を助ける ・血中のカルシウム濃度を調整 ・セロトニンを調整する ・テストステロンを高める ・免疫力向上 ・細胞の分化を誘導し、ガンの発生を妨げる可能性がある ・抗酸化作

ビタミンB2

ビタミンB2は、糖質、脂質、タンパク質の代謝に必要不可欠で、発育促進作用もあると言われています。 【機能】 ・三大栄養素の代謝を助ける(特に脂質) ・発育を促進させる ・過酸化脂質の分解を助ける 【不足すると…】 ・肌荒れ ・髪のトラブル ・口角炎、口内炎などの口内トラブル ・ニキビなどの脂漏性皮膚炎 【摂取した方がいい人】 ・健康診断の数値を下げたい方 高脂血症の患者290名を対象にB2を摂取した結果、 総コレステロール、LDL、中性脂肪を低下した研究があります

ビタミンB1

ビタミンB1は、糖質の代謝に関わり、神経機能を正常に保つ作用もあります。 【機能】 ・糖質の代謝をサポート ・神経機能を正常に保つ ・ニコチン拮抗作用 【不足すると…】 ・エネルギー不足による疲労感やイライラ ・脚気(心臓と神経に障害を起こす病気) ・ウェルニッケ脳症 【摂取した方がいい人】 ・炭水化物をよく食べる人 ・運動中の疲れが中々抜けない人 ・AGEsが大量に含まれる食事をよく食べる人 ※AGEs=糖質が多ければ多く摂取し、高血糖状態が続くと、AGEsが増え

ビタミンA

ビタミンAは、皮膚や粘膜、目の機能を正常に保つ働きや、強い抗酸化作用があります。動物性、植物性食品由来のものがあり、体内でビタミンAに変わる成分を含め、ビタミンAとして働く成分の総称になります。 【機能】 ・視覚機能の健康を保つ ・皮膚や粘膜の健康を守る ・活性酸素を除去する ・細胞の成長を助ける ・成長ホルモンを作るときに必要とされる ・免疫力を上げて、病気に罹りづらくする 【不足すると…】 ・夜盲症(暗い場所で視力が低下する) ・角膜乾燥症(目が乾く) ・成長が遅