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バチェラー5の感想をつらつら書くだけ

恋愛リアリティショーにはさほど興味はありませんが、結婚観への興味をきっかけに一応これまでのシリーズをバチェロレッテも含めて全部見ています。
あまり脈絡とかはないです。当たり前ですが、内容にはネタバレを含みます(目次には大きなネタバレはないつもりです)。






バチェラーに対する印象

髪型と髭まで含めて、知り合いにめちゃくちゃ似ていました((
バチェロレッテに出演していた榿澤くんが山下智久に似てる度合いを70%としたら93%似てるくらい、5人に聞いて5人から共感を得たほど。
見た目のイケてる印象とは逆に中身は不器用で…という感じまで似ているので、見ている間はその人にしか見えなくなるような瞬間もあった(

歴代のバチェラーっぽさがないところに色々意見があったみたいですが、結局彼がどういう選択をするのかにしか興味がないので玉の輿っぽさに欠けるとこなどは気にならず。
女性陣もバチェロレッテを見て彼の人となりをある程度分かった状態で参加しているはずなので、大きくミスマッチは起こらないでしょう(そういったフィルタリングがあるので女性陣も今までとはちょっと傾向が違った気がします)。

序盤は抽象的な回答が多く、あまり彼の結婚観は見えてこなかった。なので、たしか5話目のローズセレモニー前に「今から僕が幸せにしたいと思うひとの名前を呼びます」と言っていたのが印象的。彼の根底には女性をリードしていきたい気持ちがあるんだと垣間見えた瞬間だった。思えばバチェロレッテ2の終盤で尾崎さんとバスケしたときも、それっぽかった。

物語ではずっと「優しい」と言われていたけど、どちらかというと自信のなさの表れだと思った。自信がないから一つひとつ確認しないと進めないが、その作業が気遣いと映り優しく感じるという形(自信があるひとは確認をしなくて優しくないという話ではない)。西山さんへのキスとか、それ。

最後のローズセレモニー

今回も二択からの予想は当たり。3が結果的に当たったことも含めればバチェラーシリーズでは全部当てている。

最終話の水族館で大内さんに「普通に日常を生きていたら出会うことのないタイプの人間」という話をしていたのが印象的だった。たしかに終盤は大内さんが強い感じがずっと出ていたが、「今までになかった存在≒特別な価値」→「結婚という特別なイベントの相手として足る」と感じているように見えた。

アフターエピソードでも本人が語っていたが、たぶん彼がこれまでにお付き合いをしてきたのは西山さんみたいな女性で、彼女みたいなひとに居心地の良さは感じつつも結婚には至らなかった経験から、西山さんを積極的に選択したい理由がなかったのではと思っている。

それも踏まえると大内さんの「運命の人」感は強く、結婚に舵を切るきっかけとしては大きいように見えた。

尾崎さんのコンプレックス話

「ひととしての好き、恋愛としての好き、この区別があまりつかない。だから、自分が他人に好きという資格はないと思っている。けど、好きだと伝えるのは自分の気持ちの声明だけではなく、相手に安心や幸福を与えるためのものである」みたいな話。

あまりプライベートについて語る気はないので省略するが、これに関しては共感できる部分があったので、この作品の中では一番印象に残った。何か新しい考え方を得たりしたわけではないが、この一節だけで見た収穫があったかなという感想になっている。

月田さんの立ち回り

キャッチコピーが「バチェラーを知り尽くした女」だったと思うので、序盤の立ち振る舞いは計算だと思っていたが、そうではなかったようで肝心なところでも学習した成果を発揮できていなかった。

人を説得しようとと思ったら、論理的に納得してもらうか感情的に共感してもらうかのどちらかだと思っているが、彼女としては前者のアプローチしか取れていなかった。元営業職ならそれを後者に切り替えることもできたんじゃないかと思いつつ、外資の営業はそういう感情アプローチが通らないのかなってのが気になった(

月田さんの「好きだと思う」に対して「思う?」とツッコミが入っていたが、デートに一度も行けてないので気持ちに確信を持てていないのは仕方ないだろう。それでも、それを理由に確かめたいし後悔したくないというアプローチであれば説得できた気がしている。

6作目への期待

バチェラーシリーズも5作目まで来た。正統なバチェラー、変速的なバチェラー、バチェロレッテからのリサイクル、バチェラーっぽくないバチェラー……と毎回違った見どころのある作品になるように制作側の試行錯誤が伺える形になっている。

編集の意味では、直近のシリーズの方が誰が残るかの予想がしやすくなっているように思う。やはり恋愛リアリティショーの物語の部分に魅力を感じるひとが多いからか、結末ありきで構成した物語を演出する編集になっているように感じる。個人的にはそれが少し物足りない。

バチェラー人選の意味では、これまでにない恋愛観・結婚観を持つひとに選ばれてほしい。その方がなにか新しい発見がありそうだからだ。なので、例えば離婚歴のあるバチェラーとかは面白そうに感じる(一般的にセレブリティを期待されてるので、バチェラーっぽくないひとを連続でバチェラーに据えるのが微妙だという理解はある)。

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