N C E A とは

　ニュージーランドの学校ではほとんどの学校がNZの教育省(NZQA)の NCEA という制度を導入しています。このNCEAは日本で中学・高校に当たる学年に属する生徒が受験することができる資格です。卒業後、ニュージーランドの大学に進学したい生徒はもちろん、日本に帰国後日本の大学を受験する一部の生徒にも必要となる資格です。

　資格はLevel 1-Level 3に分かれてていて、internal(内部)試験というResubmit(再提出)などが可能なものと、年末に行われるExternal(外部)試験という1発勝負の試験に分かれています。
日本の大学のように単位(credits)制になっており、NCEAを獲得するには以下の条件を満たさなければなりません。

Level 1: 
80 credits & Literacy*とNumeracy*が各10 credits

Level 2:
60 credits & LiteracyとNumeracyが各10 credits　又は
80 credits
(双方の条件とも他のレベルで20 creditsが必要となる)

Level 3: 
60 credits & LiteracyとNumeracyが各10 credits 又は
80 credits
(双方の条件ともLevel 2 以上での20 creditsが必要となる)

*Literacy: 理数系教科で獲得できる単位
*Numeracy: 文系教科で獲得できる単位

※詳しくはこちらのNZQA公式ページ(英語)をご覧ください。

　基本的にLevel 1 を Year 11から取っていくようになりますが、現地生などはyear 10から始めている子も多いので年下の子たちと同じ授業を受けることもよくあります。

「ニュージーランドの高校で単位を取得する為にはどの教科が一番良いのか。」
と、よく聞かれますが単位を取るために教科を選ぶのではなく将来自分が何になりたいのか、どういう職種につきたいのか。そのためには何を学ぶ必要があるのか、長期的な目で見て、選択したほうが良いと思います。
例えば、IT業界に進みたい！という生徒さんならテクノロジーはもちろん、数学や物理などを選択することをおすすめします。

個人的にはマオリ(Maori)のクラスを取ると、かなり単位取得を助けてくれると思います。
マオリは一部の学生からはチートと呼ばれるほど、獲得可能単位数が非常に多い教科です。(その分難易度は高め）
友人から聞いた話では料理をするだけで6単位！チートと呼ばれるのも納得ですね（笑）