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旧世代のエレクトーン。

どうも、えーすでございます。

私は自他ともに認める多趣味人間で、ゲームも音楽も絵も、何なら文房具も好きです。
今年46歳の私、小学生に上がるかどうかにファミコンが売り出され、世の人からは「女の子がゲームをやって」なんて言われてる世代でした。
うちの両親は両親がファミコンを買ってきたこともあり好きにやらせてくれてました。
因みに、実際私の周りの友人で漫画や小説が好きな子は多かったですが、ゲームが好きと堂々と行っていたのは私と中学のときの部活の部長くらいでした。

幼いころからエレクトーンをやってきた私は、ゲーム音楽も色々刺激を受けました。
当時の楽譜はクラシックやジャズがメインで、ゲーム音楽はおろか、今でいうJ-POPがようやく出てくるようになったくらいでした。
更に言うと、楽譜を打っている場所はかなり限られていて、大型書店か楽器屋さんにしかなったものです。
なので自分で五線紙に書き起こしたり、耳で聞いて弾いたり(今でいう耳コピ)四苦八苦しながら弾いていたのを思い出します。
そんな中、ファイナルファンタジーIVのエレクトーン譜が出たときはすぐに買ってもらったものです。
その中の一曲で発表会にも出たものです。

それから五~十年くらいで一気に月間エレクトーンという雑誌を始め、ゲームやポップスの楽譜がいっぱい出てきましたが、その頃はもう私は社会人になりエレクトーンは少しずつ続けていたもののちょっと遠ざかっていたのであまり楽譜を買っていませんでした。
それにやはり有名なゲームばかりだったので、私がよく聞くような額具はなかなかエレクトーン譜では出ずにピアノ譜を買って自分でアレンジというか伴奏を付けて引くくらいになっていました。
今思えばあれもこれも買いたいなというのはあるのですが、廃盤が多くてなかなか今でも手に入らず。

そうこうしているうちにずっと地元川崎で買いに行っていたお店が別のお店になり、渋谷のYAMAHAもなくなり、本格的に楽譜から遠退いていました。
今みたいに通販も無いような時代だったので、自然とエレクトーンで弾く曲も限られ、私が持っているエレクトーンに対応する楽譜そのものが激減しました。
それでも父が生前に買ってくれた最後の大きな買い物が五年以上経っても捨てきれず、旧世代のエレクトーンを一生か壊れるまで使うことに決めました。
たまにぽろぽろ弾いてると、母が気付いて「やっぱりエレクトーンは賑やかでいいわね」なんて言ってたことを思い出します。

そんな風にエレクトーンの音を愛してくれた母も亡くなり、いよいよ弾くこと自体をやらなくなった私ですが、こういうタイミングで主人となるバットさんと出会うことになります。
趣味の話しを聞かれてゲームと音楽と聖飢魔IIとカラオケと絵を描くこと。
じゃあそっちはと聞けばゲームと音楽と少しだけピアノも弾くよと。
ほう、っと自然と声が出ました。

それから色々あって結婚の話となり、これだけは絶対に持っていくものの一つとしてエレクトーンを挙げました。
いいよと言って置いたエレクトーン、主婦となってからはなかなか引くタイミングもなく、そもそもこのアパートは楽器禁止なので音を小さくして弾くくらいで。
それでもたまに弾くのは楽しいです。
そして今では「ピアノより鍵盤が軽いから違和感がある」と言いながらもバットさんも実家から楽譜を持ち込んで弾いて遊んでいたりします。

余談ですが、同じキーボードを弾ける者同士でも、バットさんと私とでは楽譜の読み方というか弾き方というか、色んなところで違いが出てくるんですよ。
私は楽譜を読むのが実は苦手で耳で覚えて引くタイプなのですが、バットさんは楽譜をしっかり読んでって逆だったりするんです。
こんな違いがあるんだと言うのは結婚してから知りました。
ビックリしました。

ダラダラと書いてきましたが、ゲームも音楽も、会話の素材としてはとてもいいものだなと今更ながら思っているわけです。
旧世代のエレクトーン、まだまだ頑張ってもらわないとですね。


それでは今回はこの辺で。

2023.11.24  えーす拝

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