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平屋でも安心安全!家づくりで重要な空き巣対策の話

こんにちは!エースホーム本部の山岸です。

警察庁の統計データによると昨年最も多かった窃盗罪の手口は「空き巣」だそうで、その対策の重要性は年々高まっています。

しかも一年のうちで、空き巣の被害が一番の多くなる危険な時期があり、それは秋から年末にかけてのシーズンだそうです。

秋冬は特に要注意の「空き巣」ですが、私たちはどのように対策をすることで被害を防ぐことができるでしょうか?

|家のセキュリティ対策、大丈夫ですか?

ということで、今回は、これから建てる家を「空き巣に狙われやすい家」にしないために防犯を考えた住まいづくりのお話です。

住まいの防犯を考えるためには、まずは被害の実態を知ることが必要です。

どのような家が狙われやすいか?を侵入窃盗犯になったつもりで、考えてみましょう。

警察庁が「御自身や御家族の安全と財産を守るため、侵入窃盗の現状を確認しておきましょう」って「住まいる防犯110番」というサイトを開設しました。(https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/top.html)

また、警備会社のALSOKも空き巣の傾向を警視庁の統計データから読み解いてました。

それらのデータによると・・・

【1】在宅中でも要注意!

侵入窃盗はどんな場所で発生する?

「空き巣」といえば、やっぱり一戸建てが被害に遭いやすいかも。

「住まいる防犯110番」より引用

侵入被害の多さという点では、「4階建以上」よりも「3階建以下」や「一戸建て」が多くなっていることから、低層階ほど侵入が多いといえます。

さらに侵入犯罪って、留守中に侵入する「空き巣」だけじゃないんです。

侵入のタイミングで3つに分けられます。

「住まいる防犯110番」より引用
  • 空き巣・・・留守宅に侵入するもの

  • 居空き・・・在宅時に侵入するもの

  • 忍び込み・・・就寝時に侵入するもの

(下のふたつは警察用語なんでしょうかね?)

これらを併せて考えると、「一戸建て住宅への空き巣」が最も多いことが分かるというわけです。

【2】常に最も簡単な侵入方法を考えている

まずはどのような手口で侵入するかを知って、それに合わせた対策をとれば効果的です。

「住まいる防犯110番」より引用

データによると、驚くことに最も多いのは「無締り」!


これは字面の通り、無施錠のことです。

一戸建て住宅の無締りのトコからの侵入割合はなんと半数以上の51.2%。

まず当たり前のことを徹底的にやること!これが非常に重要なのです。


「住まいる防犯110番」より引用

さらに住宅種別の侵入口を見てみると、その中で最も標的にされる箇所は窓なんです。

皆さん「鍵をきちんと閉める」というと無意識にドアの施錠を思い浮かべませんでしたか?

それだけじゃ足りないんです。

空き巣はトイレの窓とか2階の窓なんかの、一見入りにくそうなところからでも、カギがかかっていなければ標的にされます。

戸締りはしてても、そのカギを持ち歩かず、たとえば郵便受け、植木鉢の下なんかに隠しておくと見破られちゃうかも!?

「ちょっとゴミ出しに」、「ちょっとコンビニへ」とか少しの間なら平気でしょ!と考えていたら被害に遭ったり、夏場は窓を開けて電気代節約!という癖が窓の閉め忘れにつながり、それが原因で被害に…なんてこともあり得ます。

外出時はもちろん、在宅時でも、ちょっと外出する時も、施錠を心掛けたほうがいいですね!

侵入の手口において時点で多いのがガラス破り!

ガラス破りは、窓ガラスを破壊し、そこから手を入れて解錠してする手口。

通常のガラスサッシであれば、あっという間に破壊できるそうです。

以上のようなデータからは、侵入しやすい家を狙ってなるべく早く逃げ出したいって考えてるドロボーさんの心理が浮かんできますネ。

なので、対策は、狙われやすい要因を把握したうえで考えると・・・

「無締り」「ガラス破り」が侵入手段として多いので、すべての窓やドアの鍵をしっかりかけ、戸締まりを日常の習慣にすることが重要ですネ。家にいるときはもちろん「数分間だけ家を空ける」というときでも、しっかりと施錠する。

ということで、結局どこから対策すればいい!?ですが・・・

これまでの話からも分かる通り、今のお住まいでも、計画してるマイホームに住んだときでも最初にやるべき防犯対策は、玄関や窓の鍵をかけ忘れないこと。

これなら費用を掛けずに今日からすぐ始めることができますネ。日ごろから防犯意識を持って、こまめに鍵をかけることを習慣化することがあたりまえだけど基本ってことでした。

【3】家づくりでできる対策方法

一戸建てで多い窓からの侵入、なかでも多いのがガラス破り。窓って家の中に光と風を取り入れる大切な開口なんですが、

その分、断熱や防犯面で弱点になりやすい場所なので、まず窓まわりにしっかりとした対策を施しておくことが大事。

特に平屋住宅は、開口部を広くして陽光をたくさん取り入れられる造りになっていることも非常に多く、窓のセキュリティはより一層大事になってきます。

その際、キーワードになるのが、侵入に要する「時間」。

「住まいる防犯110番」には、侵入者が侵入をあきらめる時間についても出てました。

「住まいる防犯110番」より引用

侵入をあきらめる時間について「2分」と答えた元ドロボーが約17%、

「2分を超えて5分以内」と答えた元ドロボーが約51%。

5分かかるとドロボーのおよそ70%は諦め、10分以上かかるとほとんどのドロボーが諦めるということなので、ドロボーの攻撃に対して「5分」耐えることができれば、たいていのドロボーが侵入をあきらめるのかもしれません。

この時間稼ぎに効果が高いのが、ガラスとガラスの間に膜を挟み込んでガラス破りに抵抗力を発揮しちゃう防犯ガラス。

空き巣対策に効果があるだけでなくって、台風や地震などの災害時にも安全性が高まりますので、新居では防犯ガラスの検討もオススメします。

防犯ガラスというと「曇りガラス」のイメージですが、LIXILさんのサイトでは防犯性能が高く、かつ透明で美しいものも用意されています。
(https://www.lixil-online.com/window/exchange-window/double_layer_glass/)


LIXIL「防犯合わせ複層ガラス」
LIXIL「ハイブリッド窓TW」

つぎに玄関ドアの防犯対策ですが、LIXILさんの玄関ドアをチェックしてみたら、イマドキのはやっぱり防犯機能が充実してますね。

窓も玄関ドアも、とにかく時間を稼ぐための対策しておくために警察庁から「侵入までに5分以上の時間を要する」とか防犯性能を評価された「防犯性能の高い建物部品目録」が公開されてるので、新居ではそれも参考にするのもいいでしょう。

万が一、ドロボーの被害にあって、お金にはかえられないなにか大事な思い出の品を失ってしまったら・・・

大切な住まいと財産を守る防犯意識を持つことが大切です!


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