ツノがある東館【毎週ショートショートnote】
全国の小学校の東館西館化が終了した。
入学時の検査でどちらに属するか決められる。
因みにどの学校でもほぼ半々ぐらいになっている。性別は考慮しないのでその年によって多少のばらつきはあるが、学年で区切る事もほとんどないので問題にはなっていない。
検査は感覚器官の感度を測るもので、五感とそれ以外、いわゆる第六感も対象になる。その中で何か一つでも特に敏感なものがあれば東館で学ぶことになる。
鋭いアンテナが頭に立っている様だと表現されたことから、ツノがある東館、ツノがない西館と呼ばれる様になった。
両者に優越はなく、役割が違うことから学ぶ内容が変わっているだけである。
もちろん分断されている訳ではなく、東館西館の学びはあくまで基礎であり、興味に応じて様々なプログラムを自由に選べる。
それぞれの強み弱みを知り役割を決めていく形の授業はかなり効果があった様で、良い結果を残す者が多く出ているようだ。
第三次地球人進化プログラム 中間報告書
(410文字)
たらはかにさんの企画に参加します。
お題は
【ツノがある東館】のお題で、【一行目で惹きつける】ショートショート
この一行目だと、へーで終わっちゃうだろうな😅
説明だけで終わってしまいそうだったので、最後の一文を加えましたが、
誰がどこで何しているんだろーー
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?