カラーの塗り方【ステージ1】
カラーの塗り方を覚えると、カラー以外にストレートパーマの薬、トリートメントの薬の塗りもできるようになります。
塗り方は主に3つ
・根元塗り
・中間塗り
・毛先塗り
2020年の現在、私の美容歴の中でも1番か2番目くらいにカラーが流行っている昨今です。
美容師を始めた頃は、まだ薬剤が少なく、カラーをしている人もヤンキーか一部のオシャレさん、または白髪を染めてる方がメインでした。
ヤンキーさんは美容室よりも家でブリーチしている人が多かったと思います。
最近はほとんど前ほど痛めないでブリーチができるケアブリーチというジャンル(薬剤)が登場して、明るく、透き通るカラーも10数年前よりもはるかに増えて、できるデザインの幅も増えました。
今回の技術の解説は基本的なことについてですが、
デザインの発展で、今は定番化してきたハイライトなどのカラーについても次回解説します。
では戻って、
1、根元塗り
これは主に二つ目的があって、
オシャレ染め(ファッションカラー)
白髪染め
この二つです。
塗り方が違います。
ファッションカラーは、明るくするのが目的なので、明るいほどしみる、つまり痛いのと、根本は頭の体温の影響で、明るくなり過ぎてしまうので、基本的にはカスカス、スカスカにギリギリ染まる少なめの量で塗っていきます。
対して、白髪染めは白髪を染めながら他の黒髪の部分も染めるため、しっかり多めに置くようになります。これを業界用語で【ベタ塗り】と言います。
白髪は黒髪に比べて、硬い、染まりにくい、薬を弾いてしまうので、多めに、のっけるように塗るのがポイント!
根元塗りは基本は塗るだけで10分、髪の多さで前後しますが、慣れると7分くらいでしっかり塗ることができるようになります。
2、中間塗り
これは、根元を1センチ空けて塗る技術をさします。
なぜ必要か?
縮毛矯正の1剤やブリーチのように、根本は避けて塗らなければならない薬があるので、そのための技術です。
美容師でない人は使うことはないので、美容師になりたい人は、とりあえずそんな塗り方があることだけ覚えておいて欲しいです。
ちなみにプロならではのワザで、かなりの頻度で使います。
3、毛先塗り
根元塗り以外は大まかに言うと毛先塗りです!
根元以外の毛先まで全てを塗ることをさします。
毛先の髪が弱ってる(キューティクルを痛めてしまってる)ところだけを最後に時間差で塗ることも毛先塗りと言います。
この塗りは、薬をつける前によーく、優しく解かしてから塗り始めるのが最大のポイント!
下手な人はからまったまま塗り、引っかかって痛いです。
上手な人は解かすのが上手です!
カラーの塗りは、美容師になってシャンプーと同時進行またはシャンプー合格後すぐに習うことが多いですが、髪の扱い、髪をとかすという美容師の技術の基本を学ぶ上でとても大切です!
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次回はハイライト、バレイヤージュなどカラーの応用の解説になります。
ではまたー