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『明日に向かって撃て!』アメリカン・ニューシネマの最高峰

 『俺たちに明日はない』が全てを塗り替えたのと、時を同じくして、最高に粋な映画が世に放たれた。
 詳細を削ぎ落とし、最小限の会話で魅せるも、2人の語り口がチャーミングで、崖から飛び降りるシーンは、思わず声が出る。
 画面の左から右、右から左へ駆けるシーンの撮影が素晴らしく、スクリーンで当時何度も観たという父が羨ましい。
 ポール・ニューマンとレッドフォードに引けを取らないキャサリン・ロスの輝きで、この映画はより深みを増した。
 パート・バカラックの音楽も素晴らしく、“Raindrops Keep Fallin' On My Head"は超名曲。
 時代がこの映画を作らせたが、クラッシックとしても、20sにおいても全く色褪せていない。

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