見出し画像

本質的な悩みに介在する人材紹介とアカリク事業の魅力

株式会社みこまる 西尾理子

株式会社アカリクは大学院生(修士/博士)、院卒社会人、ポストドクター、研究者の採用支援事業を行っている会社です。今回、ACARIC BEER & SUSHI BASH #1と題し、アカリクを外部からサポートするキャリアコンサルタントの西尾理子さんとのコラボレーション企画を開催します。


「次のキャリアに悩んだら真っ先に顔が浮かぶ人」と候補者からも「あなたが紹介するなら書類選考なしでも会いたい」と企業からも厚い信頼を寄せられる西尾さん。そんな彼女のキャリアコンサルタントにかける想いやプロとしてのスタンスを知ることは、きっとあなたの学びになるはずです。

【プロフィール】
西尾 理子
株式会社みこまる 代表取締役社長。
津田塾大学卒業後、日本HPに入社。2004年から当時の株式会社リクルートエイブリック(現リクルートキャリア)、2010年からプロコミットにて人材紹介コンサルタントとして活躍。通算13年で数々の賞を受賞し2017年に独立。現在、株式会社みこまるの代表を務めながらアカリクの採用支援・教育研修のサポートをする。

本質的な悩みに介在していく「プロとしての第三者の介在価値」

―今回はアカリクとのコラボイベントということで、西尾さんが感じるアカリクの魅力はもちろんですが、西尾さん自身についても深く知れたらいいなと思っています。本日はよろしくお願いいたします。

西尾:こちらこそよろしくお願いいたします。

―さっそくですが、西尾さんのキャリアコンサルタントとしてのお仕事や、アカリクとのかかわり方について教えていただけますか。

西尾:はい。普段はベンチャー企業と経営人材を志向する方のマッチングを主な領域として取り組んでいます。一般的な人材紹介と異なり、ベンチャー企業の経営層から直接ご相談をいただき、会社の経営課題を話し合う中で、「そのフェーズでこういう人材が参画すれば、期待する事業成長を実現できるのではないですか」といった提案を日々行っています。
アカリクさんも他の会社同様、最初は採用支援で関わりはじめ、現・執行役員の川口さんも私がご入社のサポートをさせていただきました。いまは社員の方への教育研修など、アドバイザーのような立ち位置でもかかわらせていただいています。

―そうなのですね。西尾さんが感じるアカリクの魅力についてお聞かせいただけますか。

西尾:アカリクさんは、これまであまり注目されてこなかったアカデミック領域の人材活用の活性化という、社会的意義のある事業に取り組んでいらっしゃる会社です。欧米と比べると日本はアカデミック人材の活用が非常に遅れていると言われていますよね。アカリクさんを通じて、そうした人材を積極的に採用したいと考える企業が増えれば、知識人材が社会で活躍する場も増えますし、同時にアカデミアの世界の改善も進むかもしれないなと期待しています。そう考えますと、アカリクさんが理念として掲げている「知恵の流通の最適化」は、社会を変えることでもあり、社会のインフラを創る仕事でもあるととらえていますので、それを人の側面から支援しているという点がとても魅力的に映ります。

―なるほど。西尾さんがアカリクのサポートを引き受けた理由もお聞かせいただけますか。

西尾:はい。理想はありつつも、企業側には「アカデミック人材を採用するメリット」をまだまだ啓蒙していかなければならないですし、学生側も「是非とも就職したい!」と決心している方ばかりではなく、本心ではアカデミアの道に進みたい、または研究を続けたいけれども現実的に考えると・・・と悩んでいる方も実際は多いと聞きます。まさにこの、採用企業への提案・啓蒙と、就職活動をする個人の方の「学術領域と民間就職のどちらに進めばよいのか」という深く本質的な悩みとに向き合っていくということは、高度な第三者の介在価値だと思いますので、私のこれまでの経験が少しでも何かのお役に立てるのではないかと、支援をお引き受けさせていただきました。

―「本質的な悩みに介在していく」というのは、マッチングする両者に深く入り込んでいくということだと感じましたが、具体的にはどういったことを指すのでしょうか。

西尾:私がこれまで携わってきた人材紹介の領域は、必ずしも始めから明確な募集ポジションがあるわけではありません。そのため、経営者との対話の中から「ビジネスモデルや、経営・事業上の課題」を理解し、カルチャーなども感じとって、こういう人材が必要なのでは、この課題を解決できる人が現れたら何か良いことが起きるのでは、と仮説を持つことが求められます。
一方、私のところにご相談に見える個人の方の大半は、職に困ってすぐに転職をしたいというわけではなく、現職でも活躍しているけれど中長期的な選択肢を模索したいといった方が多く、それぞれの方のご経験やご志向を理解し、その方がよりいっそう充実した活躍ができるような経営者(会社)や選択肢を探し、時にはポジションメイクもしています
つまり端的に言うと、採用企業・個人の方 双方の現状や悩みを頭でも理解し、一方では個人の方の人生がかかっているので理屈だけではなく感情理解にも努めて、プロの第三者だからこその客観視点を持って深く介在していく、といったことを心がけています。
そしてこれは、実はアカリクさんも同じなのでは?と思っているのです。
採用企業側は基本的には「博士号を持っている方を採用したい、あるいはポスドクの方を紹介して欲しい」というオーダーはあまり出さないと思うのです(出すこともあると思いますが)。こちらからも、「博士の方の採用ニーズはありますか?」と聞いても「特にはないですね」と言われてしまうかもしれない。でも企業の課題を理解した上で、「Aさんはアカデミックの世界でこういう活動をして成果を出してきた方なので、ビジネスの世界でもこういう活躍をしてくれるかもしれません。それによって御社のこの課題解決に一歩近づくかもしれません」と提案したら、検討してくれるかもしれませんよね。ただしその前提にあるのが、企業側からも個人の方からも「自分たちのことをちゃんと理解してくれている」と信頼してもらえていること。つまり大前提が、相手のことを本質的に理解できるくらい深く向き合えているか、ということになると思うのです。

―なるほど。深く向き合って理解しないとできないような提案や介在をしていくということですね。他にもプロのキャリアコンサルタントとして日々意識していることがあれば教えていただけますか。

西尾:そうですね。昔から心がけているのは「最終的な意思決定は当事者にゆだねる」ということです。当たり前のことのように聞こえるかもしれませんが、どうしても親切心から「こっちの選択肢にした方がいいですよ」とアドバイスをしたり、中には自分が紹介した企業に入社して欲しいという気持ちを強く出す人材会社の人もいると聞くこともあります。ですが、意思決定をするのは個人の方であり採用企業です。私がすべきことは、両当事者が納得感のある意思決定ができるように、特に個人の方にとっては非日常の意思決定をするにあたって、どういうことが知りたいのかをご本人が自覚していないことも含めて一緒に言語化していき、双方にとって必要な情報収集や、場のセッティングなどに全力を尽くします。情報収集も、私がすることもありますが、当人が直接正しい情報を得られるようなお膳立てをすることも多いです。言い換えれば、採用企業と個人の方、双方に納得のいくよう「やりきって頂くことをやりきる」ということだと思います。そこまでやった上で、主には個人の方が納得の上で出した結論であれば、企業側にも納得頂けると思いますし、私自身も悔いはありません。キャリアのご相談から具体的な意思決定までの一連の流れの中で、前半で企業と個人の方とのお引き合わせの場面などは私がわかりやすく一肌脱いでおせっかいを焼くことはありますが、後半、意思決定に近づくにつれ、黒子に徹しています。

生き方を変えるために選択した独立。そしてアカリクとの未来

―双方に納得感が生まれるからこそ次もお願いしたいとなるのですね。ところで西尾さんは最初から独立したいと考えていたのですか。

西尾:私の場合は、業界で成功を収めたから満を持して独立したということではなく、それまでの働き方や、大げさかもしれませんが生き方を変えたかったので会社を離れてから次の事を考えようとした、というのが実際のところです。むしろ独立という形は、できれば取りたくない選択肢でしたね(苦笑)。

―そうなんですか!なぜ独立は選択肢に入れていなかったのですか?

西尾:私は人材紹介業においては、情報を流通させることがとても大事だと考えています。私一人で得られる情報には限りがありますが、仲間と共に情報を得て、精査して、共に仮説構築をしながら出会いを創出していけば、産み出されるご縁は何倍・・・いえ何乗にもなることは明らかですよね。提供できる情報も、一人で完結するより確実に量は増えるので、あとは組む仲間次第で質も高いレベルで担保できると思ってます。つまり人材紹介という業は、本来ならばプロフェッショナルな人たちが志を同じくしてチームとして協働して行うことで社会に対してインパクトある介在価値を出せるのであって、一人でやるということは情報の流通をストップさせてしまいかねないので私としては独立すると介在価値が減ってしまうと考えているのです。

―なるほど。ということは、会社を辞めた時点でキャリアコンサルタントを辞めようと考えたりもしたのですか。

西尾:はい。人材紹介を続けるなら元々いたチームがベストだと思っているんですよね。そこを働き方や生き方を変えたいという個人都合で抜けたので、同じ仕事を一人でしたいとは当時は全く思っていませんでした。じゃぁこれから何をしようかな、としばらく模索していたのですが、次第に、過去にお付き合いのあった企業の方や個人の方から、安否確認と言いますか(笑)、今なにしてるの?まだ相談や知人の紹介は可能なの?とご連絡を頂くようになって。困っている企業と悩んでいる個人の方、双方からの情報が入ってきて、中にはフィットしそうなイメージが浮かぶのに、それをそれこそ私の都合で情報を止めてしまうのは社会悪に近いなと思うようになったんです。

―辞めてからも、企業にも個人にも必要とされる人になれるって中々ないことですよね。西尾さんがこれまで積み重ねてきた信頼と実績の証だなと聞いていて感じました。

西尾:本当にありがたいことです。でもこれはあくまでも、それまで所属していた企業での信頼と実績なので、やっぱり今でも一人でがつがつやるぞーとは思っていません。せめてご依頼が来る間だけはプロとして誠実に向き合おうと思い直して独立して3年経ちましたが、完全に口コミのご紹介だけでやらせていただいています。私からご紹介をお願いしたり、転職相談しませんか?と転職サイト上でお声掛けするといったことは今後もずっとしないと思います。その上でどなたからもご相談がこなくなったら、その時は別の道に進もうと考えています。人材紹介で培ってきた第三者の介在価値って、社会のあらゆるところでもっと発揮できると思っているので、それがどのフィールドなのかはまだ決めていませんが、あまり人がやりたがらないような領域でチャレンジしてみたいなとは思っています。

―独立までのストーリーを聞かせていただき、ありがとうございました。最後に、今後のアカリクさんとの関わり方・未来について考えていることがあれば教えてください。

西尾:はい。アカリクの皆さんは、ご自身も大学院やポスドク出身で、その頃に今お手伝いしている方たちと同じ悩みを抱えていたという原体験を持つ方が一定数いらっしゃいます。つまり、人材ビジネスがやりたい!というよりも、アカリクの理念に共感していて、アカデミア出身の方の役に立ちたい、そしてゆくゆくはアカデミアの発展にも貢献したい、という動機で入社している方も多いと聞きます。もちろん原体験としてアカデミア出身ではない仲間も多くいますが、いずれにせよここまでお伝えしてきたようにアカリクの事業領域はとても難しいものでもあるので、皆さん共通して知的で志の高い方が多いというのも特徴のように感じています。皆さんとにかく勉強意欲が高いので、ただがむしゃらにやるのではなく、知恵を出し合って創意工夫して改良改善している姿も日々見ていますし、お互いに高め合いながら充実感を持って仕事ができるチームって素敵だなと感じています。
でも、こういう環境を長く維持するためには、当然ながら事業が継続・成長していることが重要です。今後は個々人の成長、チームの成長を通して、事業の継続的な成長も一緒に目指していきたいなと思っています。そしてその先の未来は、アカリクの理念にうたわれている『「知恵の流通」の最適化』が当たり前になっているといいなと願っています。
川口さんのような元リクルートグループで組織をマネジメントしながら事業を伸ばしてこられた方を私がアカリクさんにお引き合わせしたのも、そうした背景があります。くわえて、私のような外部の人間を積極的に登用してくださるオープンさもアカリクさんの素晴らしいところだと感じているので、今後も私の経験でお役に立てることはどんどんしていきたいなと考えています。

―本日はありがとうございました。

お付き合いした企業や個人の方の多くが「また相談したい」と言うほど厚い信頼を寄せられている西尾さん。その奥にあるのは、高いプロフェッショナル意識でした。そんな西尾さんがサポートするアカリクという会社もまた、同じくらい高い志を持って事業を営んでいます。この記事を通じて、アカリクと西尾さんをもっともっと知りたい!と感じていただければ幸いです。

そんなアカリクの事業内容を知れて、直接西尾さんに会えるイベントを開催します。当日は冷えたクラフトビールとお寿司をご用意して、スタッフ一同お待ちしております。

Acaric Beer & Sushi Bash #1

 7/27 (土) 14時00分〜16時00分(受付開始:13時30分)

14:00- オープニング
14:05- 株式会社アカリク 事業紹介
14:20- 西尾様トークセッション「人材紹介における介在価値とは」
14:45- 弊社川口によるトークセッション「大手からベンチャーへ、派遣から紹介へ」
15:00- 両者によるパネルディスカッション「今後の人材業界について」
15:30- ネットワーキング

※申し込みは下記より

"株式会社アカリク 採用"のLINE@はじめました!
お得な情報をお届けしますので、下記のリンクから友だち追加してみてください。
https://line.me/R/ti/p/%40wyb9797k


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

ありがとうございます!
13
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。