見出し画像

「学びのスイッチ」を入れよう!

2021年11月~12月にアカデミーヒルズのライブラリーのメンバー対象にライフスタイルに関するアンケートを実施し、400名以上の方からご回答をいただきました。ご協力くださったメンバーの皆さま、ありがとうございました!

アンケートでは、「この1~2年で新たに始めたこと、再開したことを教えてください。」という質問をしました。結果は下記のグラフです。

問い「1~2年で始めた新しいこと、再開したこと」への回答
(フリーアンサーをもとにとりまとめました)

「なし」の回答が26%ですが、逆に7割以上の方が「何かを始めた」という結果です。
リモートワークの普及で働き方が大きく変わり、その結果時間の使われ方も変わったことが大きく影響していますね。
ジョギング、散歩、筋トレ、ゴルフ、ジム通いなどの運動が一番多く30%です。そして、資格試験や大学院への進学等の勉強が22%、語学を加えると27%になります。

一方で「全国就業実態パネル調査 日本の働き方を考える2018」の結果では、「大多数は学んでいない、時間ができても学ばない」という衝撃的なレポートを見つけました。

  • 「昨年1年間に、自分の意思で、仕事にかかわる知識や技術の向上のための取り組み(たとえば、本を読む、詳しい人に話を聞く、自分で勉強する、講義を受講する、など)をしましたか」という設問にYESと回答した人は33.1%で、「学ぶ人が意外と少ない」とのこと。

  • NOと回答した人へ、「なぜ、自己学習を行わなかったのか」を尋ねると、「忙しい」や「費用がかかる」という回答よりも一番多かった回答は「あてはまるものがない」の51.2%で、「学ぶ人に学ぶ理由があっても、学ばない人に学ばない理由などない」とのこと。

  • 1年前との比較による労働時間の増減と、自己学習を始める割合には明らかな関係性が見られないことより、「時間ができても、人は学ばない」ととのこと。

続編のレポートでは、「どうすれば人は学ぶのか。その答えは『企業がチャレンジングな仕事を与えること』。そう、学びのスイッチは企業が握っている。」と記載されています。

この見解には違和感がありました。「企業にスイッチを入れてもらうの? スイッチを入れるのは自分ではないか?」という違和感です。

この調査は2018年に行われていますが、当時よりもキャリア自律(個人が自身のキャリアについて向き合い、主体的にキャリアを開発していくこと)が求められる時代になっていると思います。
そのために、「学びのスイッチ」は自分で入れることが大切なのだと思います。

先のアンケートから見ると、ライブラリーのメンバーはきっと自分で学びのスイッチを入れることができる方々なのだなと思いました。
そのようなメンバーが集まっているライブラリーの空間は、「頑張れる空間」と言われます。

頑張れる空間とは、一生懸命に頑張っているメンバーが集まることで、出来上がる不思議な空間です。
このような環境が学びのスイッチをオンにしてくれるのかもしれませんね。

アカデミーヒルズ 熊田ふみ子

#アカデミーヒルズ #学び #スイッチ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?