RUNNING 10/30(トレッドミル/サンダルランの効用)
10分間走✕4本(ブレイクタイムは各2分)。10分間で3km走る感じ。つまり3分20秒/km。涼しくなって、やっとスピードが出てきた。夏とかに同じことしたら3分45秒とかでやっとだった。たぶん暑さに弱いのだと思う。
8ヶ月前のレース(2023年3月丹波篠山ABCマラソン)で自己ベストを出した頃は、レースペース以上で走ると歩数が200〜205bpmくらいまで上がってたけど、いまは185〜189bpmくらい。つまりそのぶん、一歩一歩の歩幅が上がった。この改革は、夏に頑張った。歩幅を上げよう上げようとしてもいい結果を生まないような気はして、それより体幹を軸とした動きと重心感覚を身に付けてその結果として歩幅が上がる、みたいなのを心掛けた。ひとまず速く走れてはいるから、方向性間違っていない。
トレッドミルの効用
具体的に役立ったのは、トレッドミルの活用だ。トレーニングジムに置いてあるいわゆるランニングマシーンは、「風」と「坂道」と「路面状態」というノイズを完全に排除して、温室状態で走ることができる。フォームの追求や定着には持って来いなのだ。ただ、初心者はわりとコケやすいようだ。アスファルトに比べて、ゴム製のベルトにはグリップ力がある。よくあるコケるパターンとしては、数十分走って疲れてくると脚が低空軌道で回転するようになり、ベルトにこすった足裏を取られてコケている。そもそも、トレッドミル活用の主眼はフォームの改善だ。ひとまずゼーハーする必要は無い。ペース設定は余裕がありすぎるくらいで十分なので、最低一ヶ月くらいに一度はフォームの再確認のための利用したい。
サンダルランの効用
もう一つ役立ったのは、サンダルでのランニングだ。ランニング界隈では「自分の脚で走る」とよく表現されるが、サンダルで走るようになってはじめてその意味がわかった。サンダルで走ると、シューズのような反発力に頼ることなく脚を回転させなければならない。さっきのトレッドミルの話ではないが、ぼく自身サンダルで走ったら前足部を地面にこすって何回かコケそうになった。脚を回せていなかったのだ。むしろこれまで、「シューズに反発力があるならそれに頼った方が省エネなんじゃないの?」とすら思っていたのだが、たしかにそれでもいい。でも、基本は「自分の力で脚を回す」という意識で走った方が、「速い」ということに体感をとおして気付いた。
不調時の振る舞いが明暗を分ける
「調子の悪いときに何をするかが明暗を分ける」と説くのは、以下の本だ。エリウッド・キプチョゲ選手が紹介していたので、読んだ。
マラソンってとりあえずオラオラ走ってれば速くはなるけど、成長が頭打ちになる。ランニングフォームの改善は、頭打ちにならんための伸びしろを増やす努力なんだと思っている。夏の暑さはひたすら苦手なので、夏は速さを求めず焦らずじっくり伸び代を増やして、涼しくなってから走力を伸ばすというスパイラルモデルを、毎年おのずと採用している。苦手な環境だったり、コンディションが悪かったりするときは、そんな中でもできることを続ければ着実に力は付くし、それが「習慣の力」なんだと思う。習慣になると、モチベーションに左右されなくなる。そうなったらしめたもの。なにごとも。
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