【AC6】ホバータンク(ホバタン)VE-42Bの運用考察②回避、戦術、立ち回り編
0.前回までのやるホバ理論
前章では下記のようなホバタンの特徴を確認し、そのアンバランスさを目の当たりにした。
AB推力は高いが、燃費は悪い。
耐久力は高いが、被弾しやすくスタッガーもしやすい。
姿勢安定が低いのに回復も遅い。
浮遊すると更に被弾面積が大きくなる。
アセン構築論では、その長所を活かし、短所を踏み倒すことを目的に
燃費の悪さを踏み倒す【コーラルジェネレータ】
姿勢安定を補強し、コラジェネの復元を助ける【メインディッシュコア】
距離によって使用法を使い分けられる【LCD】
を軸とし、ミサイルとサブ武器を加えた機体を組み上げた。
今回は実際の運用方法として、回避方法や各種戦術、対面ごとの対処方法を考える。
これから説明する内容を全部やると、こんな感じ↓の戦い方になります。
1.戦術のコンセプト
軸となる基本戦術は↓の2つ。
AB推力を活かした高威力武器による突撃戦法(近距離)
ふわふわ滞空戦法(中~遠距離)
この2つの基本戦術を使い分けることを主軸に、局面に応じた応用戦術、対面ごとの立ち回りを考える。
また、脚付きACとは異なる回避方法を確認する。
2.ホバタンの基本的な挙動
脚付きACの場合は通常ブーストで移動しながら、ジャンプやQBで誘導を切ったりするのだろう。
ホバタンの場合はジャンプもQBもほぼできないので、全く基本動作は異なる。
通常ブーストはあまり使わず、EN切れ時以外は常にABしているくらいの気持ちでAB主体で動き回ろう。
AB突撃しているか、ふわふわしているかどちらかの状態を保つようにしよう。
※個人的意見
3.ホバタンでの回避方法
戦術の前に、脚付きACとは大きく異なる回避方法について確認しよう。
QB回避には期待しない
QB噴射時間は0.4秒とそこそこではある。
だがガチガチに積むとQBリロード時間が2.3秒程度になるため、QBを連発することができない。
QB消費ENも880と非常に高い。
また、被弾面積の大きさからQB1発ではそもそもの回避距離が足りないことが多い。
機体の長さ分短い距離で被弾するため、回避時間の余裕も少ない。
QBで回避する脚付きACの操作は一旦忘れて、代わりにAB主体で立ち回ろう。
【メモ】
実際、筆者の対戦クリップを見返すとQB回避は5回くらいしか使用していなかったりする。
(連打してもQBリロード中かEN回復待ちで出ないことも多い…)
基本はQBのかわりにAQB回避
アサルトブースト中に横入力で使用するAQB。
QBのかわりに基本的には回避にはこれを利用する。
連続して使用可能で、2秒前後と長いQBリロード時間を踏み倒せる。
消費ENはQBの80%。
ブースタ効率補正も考慮されないため、メインディッシュの弱点(79)を踏み倒せる。
という特性から、ある程度ホバタンのQB周りの弱みを踏み倒すことが可能。
また、回避しきれなくてもAB中の衝撃30%軽減の恩恵を受けられる。
環境に多い10連ミサイルやスープなどは、少し引き付けてからのAQB一回で大体回避が可能。
コーラルミサイルの場合は、視界内なら近づく方向にAQBしてすれすれをすれ違うと良い。
弾速の早いレーザーキャノン類や当たり判定の大きいバズーカなどは、突っ込んでいく特性上、相対的に弾速が上がるため相性が悪い。
なので後述のふわふわ回避を用いた方が無難。
バズやキャノンは落下・ふわふわ回避
グリウォ重二のように上下移動で回避を行うが、燃費が悪いため使い勝手が若干異なる。
コラジェネでの無限浮遊中であれば、なるべく高度を取っておいて回避は自由落下を使うとENを使用せずに回避できる。
落下中に再度狙われたら落下中止することで、偏差射撃を騙して回避しやすい。
落下→落下中止はブーストのOFF→ON(左スティック中立→上下左右)で行うためENを消費しない。
下がった分の高度を上げるのにENを消費するが、上昇スピードは速くないのでこれは回避動作にはならない。
バズーカやキャノンはAQBで避けづらいため、ある程度距離を取ってこのふわふわ回避で避けると比較的対応しやすい。
避けずに受ける:AB受け、跳弾、AP受け
AQBとふわふわを駆使しても、正直避けられない攻撃の方が多い。
ライフルなどの連射系武器だとそもそも避けることができない。
だがそれでいい。タンクなのだから防御力と体力で受けきってしまおう。
と言っても100%素直に受けきる必要はない。
AB突撃戦法(近距離)であればABの効果で30%衝撃軽減される。
ふわふわ空中戦法(中~遠距離)中なら、高度と距離を取れば大概の連射武器は跳弾によってほぼダメージを受けない。
それでもまともに受けざるを得ない場合は「AP受け」だ。
100パーセントのダメージを体力で受けきり、カウンターへの準備を整えるのだ。
ガチガチホバタンならスタッガー中のチェーンソーやスライサーも2セットくらいは耐えるぞ!
高火力武器で吹き飛ばしてあげよう。
武器ごとの回避方法まとめ
ミサイル類はAQBで回避。
キャノン、バズ、グレはふわふわ回避。
避けきれない弾はAB受け。
連射武器は跳弾受け。
それでもだめならAP受けでカウンター!
4.ホバタンの基本戦術
①アサルトブースト(AB)突撃戦法
【概要】
高いAB性能を活かしABでひたすら距離を詰める、近~中距離戦法。
【武器の使用方法】
【メイン武器】:肩のLCDやFASANは手数の多い通常撃ちを使用する。
【サブ武器】:IRIDIUM、バズーカやリニア、火炎放射器などで足りない衝撃の補助を行う。
【ミサイル】:引き機への対応のため分裂ハンミサを積んでいる。これが真っすぐ下がることを妨げるので、400弱のAB速度でも射程まで追いつくのに必要十分となる。
また、近距離でも腐らずに使用できる。
【運用方法の詳細】
回避はAQBをメインで行うが、避けきれなくてもAB受けである程度軽減可能。
ENは空になるまで使い果たすか、緊急時のQBまたはキック一回分残しておく。
QBはどうせ2秒間隔でしか使えないので、こうする事でコラジェネによる復元を効率的に利用することができる。
相手の圧力が低ければそのまま押し切ってしまう。
重二、逆脚など近距離で高圧的な機体の場合は、もう一つの基本戦術である【ふわふわ空中戦法】を用いるか、
近距離で【ABQB交差戦法】【近距離斜め上引き戦法】【パルスプロテクション】に切り替えて戦おう。
②ふわふわ空中戦法
【概要】
高高度まで上昇し上空から爆撃、または上昇してくる相手を迎撃する中~遠距離戦法。
【武器の使用方法】
【メイン武器】:肩のLCDやFASANは地上の敵に対してはチャージショットの爆発を用いる。上昇接近してくる相手に対しては手数の多い通常撃ちで迎撃する。
【サブ武器】:IRIDIUMは追加の爆撃手段として有用。バズーカやリニア、火炎放射器などで迎撃補助。
【ミサイル】:爆撃。
【運用方法の詳細】
防御力がいずれも1300以上あるため、高高度に上昇してしまえば大概の実弾、EN武器は跳弾対象となる。
ミサイル避けさえできれば相手は接近せざるを得ない状況が出来上がる。
コラジェネとふわふわ挙動による無限浮遊により、ENに余裕をもったまま空中での迎撃が可能。
上昇でエネルギーがカツカツとなった相手に対して、空中でAQBや蹴りなどによる勝負を挑めるので有利に立ち回ることができる。
EN切れで下降した相手には、着地のタイミングに合わせて高弾速のチャージショットや爆発武器をお見舞いする。
引きの相手に対しては、ミサイル等でAP有利を取れていればそのままふわふわしたまま射程外を保つ。
そうでない場合はもう一つの基本戦術である【AB突撃戦法】に切り替える。
5.ホバタンの応用戦術
ABQB交差戦法(近距離ヒット&アウェイ)
【概要】
AB突撃戦法で接近したときの動きのバリエーション。
衝突間際にABQB(AB中に横+QB)で交差することで一気に距離を離す。
【運用の詳細】
QB後にバックや上昇して近距離武器の跳弾距離まで出られればなお良し。
振り向きざまに足を止めずにこちらのメイン武器のLCDやFASAN、サブ武器のIRIDIUMなどを撃ち込む。
この動きを繰り返すことで近距離機に有利に立ち回りやすい。
マンネリ化してきたところでABQBのかわりにフェイントで後ろQNを入れたり、キック放つことで揺さぶりをかけることができる。
近距離斜め上引き戦法
【概要】
近距離で相手より少し上の高度を保ちつつ、ふわふわしながら後退し高火力武器で攻撃する。
【運用の詳細】
まとわりつくタイプの近距離機などに有効。
相手が視界外に出ることを予防しつつ、斜め下に撃つことで爆発の巻き込みを有効活用できる。
相手によっては一方的に攻撃し続けることができる。
真っ直ぐ迫ってきた場合は置きキックがよく刺さる。
パルスプロテクション領域展開
【概要】
半径50mの半透過バリア領域を展開するコア拡張機能。
この領域をふわふわ出入りして一方的に攻撃する戦法。
【運用の詳細】
内↔外の方向にかかわらず、相手の攻撃は通さず自分の攻撃は通す
相手が面を通過すると、ABが解除される。
持続時間25秒
耐久力7000
という特性が理不尽に強い、まさに絶対領域。
発動タイミングは
自分のスタッガーゲージがある程度溜まってきたとき:緊急回避、回復、カウンター狙い。
相手のAPが半分くらいのとき:仕上げの畳み掛け攻撃。
残り時間が1分弱になった時:安全な時間稼ぎ。
内部にとどまる必要は無く、壁を挟んでさえいれば良いので敵が入ってきたら出る。出たら入る。その繰り返しで一方的に攻撃できる。
浮遊状態で展開すれば球状にフルで活用できるためホバタンとの相性がとても良い。
また、面通過時にABが解除され相手は隙だらけとなるので高威力攻撃を当てるチャンスとなる。
AQBでまとわりつく戦法が使えなくなるためAB凸重ショが困惑する様子を見ることができる。
逃げられた場合も25秒間と長い展開時間を活かして以下の運用ができるので無駄にはならない。
スタッガーやオーバーヒート回復に充てる
内部から遠距離戦
時間稼ぎ
EN等に余裕があれば逃げる機体をAB追跡してからのミサイルやチャージショットが刺さりやすい。
いくつか明確な弱点もあるが、これは企業秘密としておこう…
複数の戦術を組み合わせると…
冒頭でも載せたものだが、上記の戦術を全て組み合わせて実施するとこんな感じ↓になる。
ご協力いただいた対戦相手のご友人もSランクの強者。忖度一切なしのガチバトルだ。
なかなか面白い独特の挙動となっているのではないだろうか?
6.対面ごとの立ち回り
最後に、環境に多い強機体に対面した場合の立ち回りの例を紹介する。
①対近距離重ニ
戦闘開始直後はふわふわ戦術で高高度から攻撃&迫ってくるの待つ。
相手が到達するまでにある程度削ることができる。
このタイプがよく積んでいる10連ミサなどは垂直落下やAQB一回で避けてしまおう。
寄ってきたら置きキックで迎撃、下降で逃げたりしたのち近距離での戦法に移行する。
スタッガーレースで勝てそうな相手なら正面から撃ち合っても良い。
正面から殴り合うならABQB交差を多用し、キックやフェイントのバックQBを用いる。
斜め上引き戦法も有効。
相手もAB突撃や、AQBでのまとわりつきを使ってくるのでPP領域展開すると相手の足が止まる。
この隙に一気に畳み掛けよう。
②対引きミサ軽四
戦闘開始直後はふわふわ戦術で高高度でEN補充し接敵に備える。
相手が射程に入ってきたらコラミサを撃ったのを見てAB開始、すれ違いで避けつつハンミサなどを撃ちながら距離を詰める。
ENが切れてもふわふわ通常ブーストであまり高度はさがらないので、ふわふわしながらコラジェネの復元を待つ。
この間ヤバめの攻撃が飛んできた場合は早めの自由落下で避けてしまおう。
FASANチャージの射程に入ればミサイルに合わせて撃つなどする。
200m程度でメイン武器通常撃ちの射程距離に入れば乱射。
相手のヨーヨーの射程に入っても、受けてしまってカウンターした方が収支が良い場合もある。
追いつけない場合は何かパージしよう。
③対引き軽二
AB凸戦法、それしかない。
ガン積みホバタンのABを見ると大概はガン逃げを始めるので、引き対策のハンミサなどは比較的よく刺さる。
射程まで近づいてLCD通常撃ちなどが当てられる相手ならそれで対応。
当てられない場合はチャージショットで着地狙い。
追いつけない場合は何かパージしよう。
④対近距離軽二
基本的には①近距離重二と同じ。
通常撃ちの乱射が当たるならそれで、当たらなければチャージショットの着地狙い。
⑤対タンク
ネビュラやバズーカなどの苦手な高威力武器を持っていることが多いので、ふわふわ戦法でチャージショットを当ててこまめにスタッガーさせる。オーバーヒート中は遮蔽に隠れる。
ミサイルマシマシの場合はAB突撃で接近し近距離で殴り合おう。
⑥逆脚、近接機
キックや近接攻撃のコンボが怖いので、ふわふわ空中戦法で上下移動を増やして当てられないようにする。
逆脚のキックを予想してホバタンキックを置いておけば意外と止められることも多い。
最悪、コンボが入っても即死はしないので我慢してカウンターをぶちこもう。
早めにPP領域展開で接近の足をとめ、畳み掛けても良い。
⑦よくわからない機体
何をしてくるかわからない構成の機体も結構いる。
実際このホバタンも相手から見たらそう。
とりあえず一旦ふわふわ空中戦法で浮いて、相手の行動を見てどの戦法を取るか選ぼう。
まとめ
ざっくりまとめると、
逃げる機体にはAB突撃戦法
寄ってきてほしくない機体にはふわふわ空中戦法
武装の圧が高い機体にもふわふわ空中戦法
みたいな感じで運用する形になる。
相手の回避能力や癖によっても有利な戦法は異なるので、しばらく戦ってみて通用しないと思ったら臨機応変に別の戦法に切り替えると意外と通用したりする。
さいごに / 次回予告?
ここまで読んでいただきありがとうございました。
全く異なる戦術を一つの機体で使い分けることができるホバタンは、最強の脚部となるポテンシャルがあると本気で思っています。
私の実力では自分で書いたこと完全に実践できていませんが、これを見た強いポテンシャルを持ったプレイヤーがこれを見て、また更にブラッシュアップしてランカーになることができれば実質私とホバタンの勝利と言っていいでしょう。
次回は、書ききれなくてカットしたホバタンの変な仕様などをTIPS形式で紹介できればやりたいと思います!
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