夏至
徐々に
影が濃くなっていく
木々が生い茂る小路
数日前まで爽やかだった風は
湿気を含み 気だるく重い空気を放つ
それでも
涼やかに色づく紫陽花に
一時癒されながら
見上げる梅雨空
曖昧な記憶だけを残して
今年が半分過ぎていく
厚い雲が覆い
月も星も見えない空を見上げながら
ふっと ため息零れる
夏至の夜
名津乃 綾
来て下さって 本当にありがとうございます! 読書が大好きで 気がつけば自分でも数え切れない程 詩や短編を 書き続けてきました いつか 本を出したいです! これからも自分ペースで 書き溜めたものを載せていきますので お時間がある時には また是非 覗いてみてください(○´ω`○)ノ