見出し画像

Abyssarhythm 2023/9/3 湘南bit セルフライブレポート

初めまして、
syarakuとHalfimで立ち上げたレーベル
「Abyssarhythm」です。

2023/9/3(日)
湘南bitで開催したAbyssarhythm

文字とラジオ形式でセルフライブレポートを作成しました。
ラジオは下記ファイルから再生お願いします。
※ラジオはPodcast等で追って配信します。

1.from welfare

トップバッターはつくばを拠点に活動中のfrom welfare。
最初の1曲目が始まった瞬間にbitの空気がガラッと変わります。

リズム隊の精巧で安定した変拍子に乗った
ギターとボーカルの非凡なメロディセンス

並木さんの歌声で響く等身大で実直な歌詞の全てがしばらく脳内でリフレインして音が止んでくれないのはきっと俺だけじゃないはず。

MCで
「syarakuとはこれで2回目だけどなんだかもっと前から一緒にやっている気がする。」
と言って貰えた事、とても嬉しかったです。

セットリスト
beat 8 beat
部屋の中、一人想う
April
color
lose
その場しのぎ


2.ユレル灰色

次は感情依存型チルバンド、ユレル灰色。

綴られた白と黒の混ざった感情たち
艶やかさと強かさを併せ持つ歌声
しなやかな風を思わせるギターとピアノのメロディ
重なる芯のブレないコーラスワーク
その全てを支えてなお歌い上げるベースライン
それはまるで雨上がりの夜空に浮かぶ
瞳に映らない虹がかかっているようで

今回はドラムとリードギターにサポートメンバーを迎えてのご出演でした。
ユレル灰色の世界観の土台をしっかり支え、バンド全体の演奏を持ち上げるドラムの安心感とその上で華麗に舞うギターの轟音がとても心地よかったです。

セットリスト
夜雨
あかいつき
明晰夢
rain
エピローグ


 

3.ue

インストゥルメンタルバンド、ue。


事件だった。

ストーリーが、情景が、映像が、回想が、

止めどなく脳内に流れ込んでくる。

自分の頭の中にある全ての感受性を総動員しても
受け止めきれない程濃密に語りかけてくる小説のような音楽。

次々に展開される物語に必死について行く。

段落で休む暇もなく勝手にページがめくられていく。

一瞬も目を、耳を離す事を許さない世界。

美しい、それはとても美しい事件だった。

約束された結末に向けて最後の曲がピシャリと止んで着地した。

そこから産まれる一瞬の余韻で描かれた綺麗なあとがき。

終演後、不思議な感覚に陥った我々はその感情を言葉として紡ぐことが出来ないこの嬉しさをどう表現しようか考えながら顔を見あった。

「今、俺たちはとんでもないものをみた。」

そんな言葉が会場のそこかしこから聞こえて来るようで。

先日公開された1998のMVにこの日の映像が使われています。
まだ見ていない方はぜひご視聴ください。

セットリスト
intro
kenkai
failover
sakura
february
1998

4.switch board

藤沢の懐刀。
4ピースオルタナティブロックバンド、
switch board。

企画の1週間前に湘南bit、ライブハウスNで開催された
「SHONAN MUSIC LOOP」
その大トリを務め上げたswitch board。


この土地が磨き上げた彼らの音楽が響き渡り、
ここで生きた証が綴られた歌詞が舞う。

いつだって彼らのステージは今日という日を
鮮やかで色褪せることのない1日にしてくれる。

俺はこの瞬間が大好きだ。

セットリスト
白織
望郷
salvage
謝辞を焚べる
まほろば

5.Halfim

文学的マスロック、Halfim。
金沢八景駅の4番線が見えました。

今年の春から3人編成でライブを行っているHalfim。

動的なエネルギーが一層増し、鬼気迫るように演奏する彼らのステージの中でハッキリと示された決意がそこにいるすべての観客の心を次々奪っていく瞬間。

マツダ君はMCで
「syarakuにおんぶにだっこですが」
と言っていたけれどとんでもない。

Halfimがいなかったらレーベルを立ち上げようなんて
思っていても馬鹿にされることを恐れて口にすら出せなかったです。

今日という日を一緒に作り上げてくれてありがとう。

セットリスト
shiwa
わや
remind
untitled.
涙がこぼれそう
Have a little faith in me
x=664/1225h
四番線


6.syaraku

手を挙げる、音が止む。

しんと静まる会場に、ゆっくりと響く古いムスタングの音。

「滞留する生活」

そうささやく声がする。

狛江発3ピースバンド syarakuと申します。

慣れ親しんだこの会場も、この日だけはいつもと少し違って
きっといつか走馬灯でみる景色が、そこには広がっていた。

セットリスト
滞留する生活
幽体
砂の城

もうひとつの現実
もういちど生まれる
虚仮

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございました。
Abyssarhythmの活動として
ライブレポート、インタビュー、新譜紹介を行っていきます。
アーティストの皆様、ご協力よろしくお願いします。

我々を取り巻く音楽シーンを覗くことが出来る
地方紙のようなメディアを作ります。
応援の程よろしくお願いします。

Photo by (X:@fjwr_d)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?