天冥の標Ⅰを読みました

は? という気持ちを抱えて蠢いているのですが、蠢くだけでどうしようもなくなってきている風情があるのでとりあえず適当に書いて発散しようとしている。Twitterでやれ。はい。でも喚き方にも作法があって、Twitterでは仕様上短文連投か限界スクショオタクになるしかないんですけどそんな冷静っぽいことやってられないんですよね。まずwindowが小さすぎて煩雑になる。こっちはでかい感情を持て余しているんだ。

はい。いや、なんとなく噂には聞いていたんですよ『天冥の標』。なんかすごいらしいと思っていたのですが、この前京都で秘封のおたくがわちゃわちゃしていたときに初対面で「天冥の標を読んでください」と言われてしまったので完全に了解し、三週間近くかかったものの漸く踏ん切りをつけ今晩読んだという次第です。基本的に初動が異常に遅い。

で、読んだんですけど。
助けてくれ。AMAZONで二巻を見たら「西暦201X年」とか書いてある。いやいやいや。その後どうなったってんだい。時間が巻き戻らないで。

中身の話をしましょう(ネタバレ注意!)。
言ってみれば牧歌的な、未来ではあるけれど技術の多くが失われてしまった植民地惑星にて、連綿と続く支配体制とそこかしこで燻る不満があり、そんな中おっさんとクソ強甲殻人外雌のほのぼの異種間コミュニケーションが始まって、それが領主の大きな力で遮られて。

そのスケールで話が続くわけがないとは思っていたんですよ。あちこちでなんか変な二人組が出てくるし、海の向こうの地下には宇宙戦艦が眠っているし、領主もなんか大変そうだし。これはきっと宇宙には出るんだろうなとか色々考えていました。その時の脳内想定はこんな感じ。

現状:植民地領主VS反乱軍

展開:より大きな力・枠組み(惑星連合?)の介入、古代文明の発掘

一段落:とりあえず当該植民地惑星の動乱の終結

甘すぎる見込みだと言わざるを得ませんね。予想が裏切られるのはよいことだし、それが面白く裏切られるのは最高に気持ちいいことですが、絶頂しすぎてどうしようもなくなってしまうのも考え物です。敏感すぎる。
実際のところはこんな感じでした。

現状:反乱軍が植民地領主に必死に反抗する

展開:実際ほとんど勝てず、闇討ちパートだけ成功。色々見付かった遺物や惑星連合っぽい二人組は完全に放置。

怪獣映画になって全部終わった。

いや終わってないが。終わってないから悲惨っぽい。なんも分からん状態でカオスの上に立たされたエランカさんかわいそう……。

というかカドムくんがですね。あの愛すべきおっさんが。色々義憤とかに駆られてイサリを放置していたけど、逃亡生活とはいえようやく少しはイサリと異種間コミュニケーションを再開するのかなとか思っていたおっさんが、腹を割かれて死んだっぽいのですが……。あの……。

そもそもあの植民地実際のところどうなってたの? 地下深くに宇宙戦艦も咀嚼者もいたっぽいけど空側も人工物っぽかったし。でも惑星連合の二人が来れてたって事は完全なドームって感じでもないのか? というかカヨさんどうやって地表まで400キロ上がってきたんだ。石工なに? 諸々なに?

第二巻は「西暦201X年」!!!!

いったいどうなっちゃうの~~!!??

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