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【格安金属シェル】KZ EDR1/ED2

KZの中でも安価な部類でKZの中では珍しい、Shure掛けでは無いEDR/ED2をレビューしていきます。この記事で2モデル書く訳ではなく、ほぼ同じモデルで2つ名前があり、Aliexpressの公式でもよく分からなかったからです。

【外観のチェック】

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パッケージはいつものです。モデルによってデザインがほとんど変わらないのは個人的には統一感があって好きですね。

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このイヤホンの外見上の特徴である、金属シェルです。アルマイト処理されているのか、価格に見合わずシックで高級感があります。左右も色線がついているのでわかりやすいです。KZのこの価格帯のモデルはかなり安っぽくてあまり好きじゃないのですが、これはそれよりはいいです。ちなみに背面にメッシュが見えますが、これはダミーです。半開放型ではないです。んじゃなんでつけた。

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ケーブルはいつものゴム感の強いやつです。タッチノイズも乗りやすいので、KZさんには旧モデルもケーブルを新しくしてもらいたいですね。

【サウンドのレビュー】

全体的な傾向としてはハイ上がりのドンシャリとなります。音数が少ないうちはいいのですが、多くなってかぶってくると若干破綻気味ですね。

ここからはATRを基準として話していきます。

まず低音ですが、割と引き締まっています。バランス的にATRよりもより深い部分が出ているので、なかなかパンチがありますね。個人的には好みの出方です。

ボーカル付近は、音源によってはサ行が気になるかもしれません。あとはもう少し厚みがほしい気もします。多少なりとも痩せて聞こえるため、ATRの質感には及ばないですね。

高音なのですが、結構耳に刺さってかつ潰れた感じです。上海アリス幻樂団の曲のような高音主体のものだとそれが顕著になります。このイヤホンで東方はプレイしたくはないかな~。耳が痛い。

このイヤホン、音作りの傾向が寒色系でKZの多ドラのものに近いのではないでしょうか。ドライバーが複数あるとチューニングでなんとかなったりするのですが、1DDだとどこかで破綻が出ますね。ATR系統の場合、1DDの良さを生かしたバランスの良さとなっているのですが、こいつはちょっと無茶をした感じです。

上記の感想から、KZの中でもおすすめはしないものですね。1DDなら国産でももっと良いものはあると思います。確かに100均イヤホンよりはいいのですが、1000円以下であっても自分はATRをおすすめします。低音の質感は悪くないのでそこを目当てに買うぐらいか?

このイヤホンのリンク:

¥695.0 55% OFF|KZ ED Special Edition Gold Plated Housing Earphone with Microphone 3.5mm HD HiFi In Ear Monitor... https://www.aliexpress.com/item/32330216306.html

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