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【完全図解】この春節、中国人は「何をしに日本へ?!」 中国旅行大手で売れている日本旅行商品をまとめてみました。

 中国旅行大手Ctripが先日「2019年春節トレンド予測レポート」を公表しました。それによると、2019年春節期間中の中国人国内海外旅行者数が4億人で、昨年の3.8億人より2000万人増との予測が出ております。旅行商品の特徴としては、手頃の旅行商品よりはプレミアム感のある旅行商品、現地ガイド付き、またはカスタマイズ商品などのプライベイトツアーや、よりローカルな体験アクティビティに人気が集めています。
また、海外旅行にいく人は700万人に達する見込みですが、現時点での予約ベースで、日本はタイに続き、人気海外目的地TOP15の2位となった。

 では、中国人は「この春節、何をしに日本へ?!」、どんな日本旅行商品が中国で売れているのか、一緒に見てみましょう。

◆春節日本旅行の3大テーマ:「スノー」「温泉」「花見」
Ctripでは現在3000点日本旅行商品が販売されており、1月初旬時点での日本行き商品の予約をみると、すでに2万人超えていて、その中、「スノー」「温泉」、「花見」などの旅行商品に予約が集中している様子です。

http://vacations.ctrip.com/

https://vacations.ctrip.com/vacation/marketing/tpp/244
https://vacations.ctrip.com/tangram/MTAy
https://vacations.ctrip.com/vacation/marketing/index/zgn

このように、今年の春節の訪日商品のトレンドは何といっても、「スノー関連」商品の人気急上昇ですね。これは、2020年の冬オリンピックに向けて、中国政府のウィンタースポーツへの促進政策もありますが、「スキーして温泉入る」という旅行スタイルのが、中国人にとって冬の日本の最高の楽しみ方として、いままで以上に明確に認知されたことも見られます。
それとともに、「花見」商品もすでに人気を集めています。春節の休み期間を少し後ろずらして、2月下旬以降に来日して、東京観光とセットで、箱根、伊豆、富士山エリアを周遊する花見ツアーや関西を周遊する花見ツアーも売れ行きが好調です。意外かもしれませんが、花見シーズンのプロモーションは、実は、春節と一緒に準備すると効率的です。
そのほか、定番の関西周遊、関東周遊ツアーの売れ行きも堅調です。また、冬休みと絡んで、「親子旅行」という形で訴えるツアーが多くありました。

●日本スキーといえば北海道?!

 スノー商品の人気ぶりを紹介しましたが、続いて、どんな商品が売れているのかの詳細も見ていきましょう。まず、スキースノボ特集ページにおいては、中国国内のスキーツアーよりも欧米のスキーツアーより、日本のスキー商品が一番上に羅列されていることから、日本に限って、温泉体験もできることが非常に魅力なポイントになって差別化されています。
 ただ、数多くの「スキー&スノー商品」の中、ほとんどの行き先が北海道となっており、
その他、長野の湯沢、白馬や岩手の安比などのスキーリゾートの商品も販売されています。
 

冒頭で紹介したように、今年の春節の旅行動向として、プレミアム商品やプライベイトツアーが人気ですが、「スキー・スノー商品」においても同じく、10万円~25万円5日間~7日間のプライベイトツアーがほとんどですが、北海道行きのスノーツアーの中では、ニセコ、トマム星野、ルスツ、洞爺湖、登別に集中している様子です。

2018年の春節の訪日旅行キーワード「ショッピング」「飲食」「地方型観光の兆し」などがありましたが、今年の春節は、中国人旅行者は、日本人と同じように、「スノー」「温泉」「花見」などのテーマを持って、日本を楽しむようになってきました。

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