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感謝で泣けた日

 昨日は4ヶ月に一度の造影CTの日でした。そして昨日から新しい主治医に変わりました。
   検査のまえはいつもドキドキします。副作用か更年期かがんか分からない症状がチラチラあるので、それががんの仕業かどうかがはっきりしてしまう日になるからです。がんの仕業ならタグリッソ耐性を言い渡されることに。4月13日で1年服用することになります。まだまだお世話になりたいです。

 おまけに主治医が変わるというので、これまたドキドキしていました。前の主治医のことは後々書きますが優しい先生でした。前回の診察でお別れした時に、次の先生も優しい先生ですよと教えてくれました。私が主治医に初めて会った時に、優しそうな先生で良かったと言ったのを覚えていてくれたんだと思います。

 そして今回の先生………優しそうな先生でした。前の先生も若そうでしたが、今回の先生も30代かな?と思います、聞きませんが。まだ機械に慣れてなくて待たせてしまってすみませんと、謝まられることから始まりました。いや、いつもこのくらいは待ちます、予約の1時間後位いつもです(言いませんが)言葉が被ると、どうぞと言って私に話させてくれます(みんなそうですか?笑)
 CTの結果は変化なしでした。でも肝のう胞があると言われました。それはずっと前からあるそうですが前の主治医からは言われませんでした。
 ただ、CPKが基準より高く私が心配なのでと言ったら、甲状腺に何かあると高くなることもあるそうで次回の血液検査項目に追加するとのことでした。ここ半年程CPKが高く、怖い病気もあるので調べてもらって安心したい気持ちと、それによりタグリッソが飲めなくなってしまわないか心配もしています。でも、とにかく昨日変化なしということを喜んで日々過ごしたいと思います。

 私は血管が出にくい人です。がんになる前からずっと血管には苦労してきました。刺し直し、青あざになることはしょっちゅうで、看護士さんが苦労しているのがよく分かります。だから大きな病気になってはいけないとずっと思っていました。そんな私が毎月血液検査をすることになりました。
 昨日の採血は先月採ってくれた方で、腕に一度で入れてくれた方でした。だから昨日も大丈夫かなと思っていたのですが、血管が見えるスキャンのような器具を眺めて、うーんと悩んでいる様子。昨日は先月採った血管がどこかへ行ってしまったようで、左手の甲からの採血になりました。甲は、やはり痛いですね……。
 それから造影CTを待っている時に看護士さんが、
「血管が出にくいというので両手を温めておきましょう」と言われ、温めながら検査を待ちました。2ヶ月前の造影の脳MRIでも、血管が出にくいと聞いています、分かっていますよと言われました。その時はなんでだろう、私からは言ってないのにと思っていました。
 結局造影剤は右手の甲からになりましたが、細い針で、通常よりゆっくり造影剤を落としてくれ、痛くないか、腫れはこちらで見ている、体調はどうか、ずっと気にかけてくれました。はい、はいと言っている間に造影剤が入り無事撮影が終わりました。終わった時なんだか涙が出るのをこらえてしまいました。泣いたら痛かったと思われてしまいそうで。
 甲からの造影は痛かったです、でも皆さん私が痛くならないように、不安にならないように配慮したりずっと声をかけてくれました。気持ちが弱っているからか、今回の看護士さんが特別配慮してくれたように思えたからか、もう何回もしている検査なのに、ありがたいなという感謝の気持ちと共に涙がじんわりしました。
 先生や、看護士さんたちも私が生きる為に頑張ってくれていると、勝手に解釈して(笑)その為にも後ろ向きにならず頑張ろうと思った日でした。
 

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