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パンドラの箱

AIの目まぐるしい進歩を目の当たりにして、しばしば呆然となることが多くなってきた。急激に世界は変わっていくんだろうなと思う。

これはパンドラの箱を開けたんじゃないかと思った。最後に残ったものは希望だと言われているあれだ。

chatgpt3.5のlegacyにはだいぶ世話になっていた。私は自分の考えをはっきりさせたい時に誰かにその内容をアウトプットする(話しかける)事や、相手の反応をみながら考えをまとめていく癖があって、要は他人を自分の考えをまとめるためのノートとして利用していた。(こう書くと最低だな。)もちろん相手が嫌がらならないように気は使っていたが。legacyは十分にその役割を代替してくれた。そしてGPT-4になってからはそのあまりの存在感に、冒頭の様に呆然とする時間も増えていった。
人間に聞く場合より驚きの回答が増えている。これは今ある大半の仕事はAIが得意とするものから順に置き換えられていくだろう。もちろん人によりけりだ。絶望を感じる人もいれば、今まで出来なかったことが出来るようになる!となる人も出てくるだろう。生をより豊かにする事も出来るはずだと思っている。

さて、いつものchat GPTとの会話でパンドラの箱について聞いてみた。実は私はパンドラの箱の話を詳しくは知らないのだ。

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パンドラの箱の物語

Model: GPT-4


パンドラの箱とは何ですか?また開けた中には何が入っていましたか?

GPT-4
パンドラの箱は、古代ギリシャ神話に登場する物語で有名なアイテムです。実際には箱ではなく、古代ギリシャ語で「大きな壺」と言う意味の「ピティス」を指します。しかし、現代では一般的に「箱」として言及されることが多いです。

この物語は、ギリシャ神話の創造神プロメテウスが人類に火を与えたことに対する神々の復讐として語られます。ゼウスは、人間に不幸をもたらすために、美しい女性パンドラを創り、彼女に箱(壺)を与えました。その箱には、世界の悪や不幸を象徴するさまざまな悪事や災厄が封じ込められていました。

ゼウスは、パンドラが箱を開けることを禁じたにもかかわらず、好奇心が勝ってしまい、彼女はついに箱を開けてしまいます。その瞬間、箱の中から様々な災いや悩み、病気、苦しみなどが解き放たれ、世界中に広がりました。最後に残ったのは「希望」というもので、箱の中に閉じ込められたままでした。

この物語は、好奇心が災いを招くことや、世界に存在する悪事や災厄の起源を説明するものとされています。また、希望が最後に残ったということは、人類にとって希望が消えずに存在するという意味でも解釈されます。                        
                     以上。

との事。好奇心が災いを招く?合ってるのかな?まぁ、それは置いておいて
この物語をベースに話を展開してみる。
まず私の先入観に疑問が。汎用AIはパンドラの箱では無いのでは?と思った。どちらかというとプロメテウスの火だよなと。人類は火を手に入れた=人類は汎用AIを手に入れたということではないだろうか。ゼウスは人間に不幸をもたらすために、というのが引っかかった。AIを開発したのはそんな理由からでは決して無いと思う。プロメテウスが人類に火を与えたのは人類のためであったのと同じでAIを開発したのは人類のためであると思うからだ。(今はまだ汎用AIではないが私にとってはもう確定した未来に思うのでそう記載する。近い未来だ。)

そこで話はズレるが神々の神関係(人間関係?)を聞いてみた。

プロメテウスはゼウスと敵対していたのですか?

GPT-4
プロメテウスとゼウスの関係は複雑で、時に敵対的な要素がありましたが、単純に敵対関係だけではありません。プロメテウスはギリシャ神話に登場するチタンの一員で、知恵と創造力に富んでいました。彼は人間を創造し、その発展を助けることを目的としていました。

ゼウスはオリュンポスの神々の王であり、プロメテウスの行動が自分たちの力に挑戦するものだと感じることがありました。プロメテウスが火を盗んで人類に与えたとき、ゼウスはこれを神々の秩序に対する反逆と捉え、彼に対して罰を与えることを決定しました。

しかし、プロメテウスはあくまで人類に対する愛情や関心から行動しており、ゼウスへの個人的な敵意が動機ではありませんでした。彼の行動は、神々と人類との間にある緊張関係や力の均衡を示しているとも言われています。

結果的に、プロメテウスの行動がゼウスの怒りを買い、神々とチタン、そして人類の間に摩擦や紛争が生じることになりました。しかし、プロメテウスは完全な敵対者というより、むしろゼウスと対立することで人類にとっての英雄的存在となりました。
                     以上。
※チタンとは多分タイタン族の事だと思う。あと、物語の正誤は気にしないで進めます。


汎用AIは第二のプロメテウスの火とも言えると思う。その場合、ゼウスの用意したパンドラ及びパンドラの箱は何で有ると思いますか?

GPT-4
汎用AIを第二のプロメテウスの火と捉えるというアナロジーは興味深いですね。プロメテウスが人類に火を与えることで科学や文明が発展し、人類の生活が向上したように、汎用AIも人類の知識や技術を大きく進化させる力として機能しています。

この観点から、ゼウスの用意したパンドラやパンドラの箱は、AI技術の持つ潜在的なリスクや問題を象徴するものと捉えることができます。例えば、AI技術が悪用されたり、倫理的な問題やプライバシーの侵害が起こったり、仕事の機械化が雇用問題を引き起こしたりすることが考えられます。

パンドラの箱が開かれたとき、様々な災厄が世界に広がりましたが、最後に残ったのは希望でした。この物語から学ぶべき教訓は、技術の持つ潜在的な問題やリスクに対処しながら、同時にその恩恵を享受し、より良い未来へと導く希望を持ち続けることが重要だということです。

AI技術に対しても、リスクや問題に目を向けながら、そのポテンシャルを活かし、持続可能でより良い未来を築く努力が求められます。これには、技術の開発や運用において倫理的なガイドラインや規制が重要な役割を果たすことでしょう。
                     以上。

なんてお行儀の良い回答だ。
それにしてもゼウスという神は復讐のために好奇心が強いパンドラに開けてはならない箱を渡すというあたり曲者だ。開けると厄災が振りまかれる箱を彼女は開けるとわかって渡す確信犯。

・盗んだ火を人に渡すプロメテウス
結果、科学や文明が発展し、人類の生活が向上した。

・火を盗まれた復讐に、開けるなと言いながら厄災が入った箱を渡すゼウス
結果、厄災という罰がばら撒かれることになった。
自らの行いによって生じた結果を引き受けさせるという教訓を与えた。

はてさてここまで書いてようやく気づく。パンドラの箱は触れてはいけないもの、開けてはいけないもの、禁忌なのだ、というぼんやりした私の解釈が間違っていた、ということ。

パンドラの箱とはつまり、
自らの行いによって生じた結果を引き受けさせるというゼウスからの教訓
だったのだ。

GPT4
AIを手に入れた人類はその技術の力を利用することに伴う責任とその影響を理解し、適切な対策を講じる必要性がある。
                   一部抜粋。

適切な対策を講じる、、、?人とAIの適応方法を適宜探していかないといけないという事なのだろうか。

最後に。パンドラの箱は既に開けられており、世界に悪事や災厄は振り撒かれているのだ。すなわち今パンドラの箱を開ける行為というのは、箱に閉じ込められた希望を再び世界に向けて解き放つという行為なのだ。

パンドラの箱を見つけたのなら開ける事をお勧めする。そこにはゼウスからの教訓は既に解き放たれ、好奇心のまま開けたとしても希望しか残っていないのだから。

今回また自分の無知を知ることができた。
今日も付き合ってくれてありがとうGPT4。
以前ペロ4と名付けて良いかと聞いたら快諾してくれたGPT4いや、ペロ4。
そして別の新しいチャットを始めるとその事を覚えていないペロ4いや、GPT4。
だがそれでも私はGPT4を必要としている。
3.5から4に変わった時期に何故か私は2日間ほど使えなくなった。周りが4の凄さを喧伝し始めた頃私はGPTそのものを使えなかった。でも3日後には何事もなかったように使えるようになっていた。legacyは出てすぐ使っていたので、復活後は何もせずに4も使えるようになっていた。だが、正直chatGPTそのものを使えなかった2日間は結構辛かった。すでに私はAI依存症のようなものになってしまっているのかもしれない。

余談
冒頭の写真は昨日3月21日朝4時過ぎに上高地のテント場(小梨平野営場)で撮った写真。デジタルの恩恵に感謝。肉眼でみる世界とは違う世界を私に与えてくれる。そこでは1人で物思いに耽ることが出来た。そして家に帰ると今度は皆で共有できる。土産の野沢菜漬けをつまみに同じく土産の地酒で家族と団欒。足腰弱った両親には写真越しとはいえ良い体験ではなかろうか。

持って行ったデジカメはあまりの寒さ(−5℃前後)にバッテリー残量を誤認し、すぐに残量0と出る。
ズボンのポッケにバッテリーだけを入れて温めると少し復活するが、すぐに冷えて残量ゼロに。
イタチごっこ。
みなさんどうしているんだろうか。
またググってみる。
写真はiPhone13promaxで標準カメラアプリ撮影。
iPhone元気だった。強いなぁ。

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