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医療用レーザー脱毛ってどう?Vol.1

齢44のおじさんが全身脱毛に通い始めた。全10回の長丁場。月に1回づつなので多分10ヶ月以上かかるだろうな。

動機は髭剃り。濃いのと髭が似合わないのとで毎日剃らないといけないんだけど、ほんとに剃る時間の無駄が嫌でいつも車で通勤中にシェーバーで剃ってた。そして最近シェーバーが壊れた事で気持ちが折れた。
もう嫌だ。
で、ついでに毛の濃い足や手も考えてみた。短パンとか家以外では履くこともなかったのでどうせなら服も楽しみたいなと思い全身もする事に。全身といってもVIO(○ん○ん周り)は無しで。山登った後に銭湯よく行くんだけど、どうも小さい一物を隠す毛がないのは忍びなかった。

という事で、いくつか近所でお店が無いか検索。奈良の片田舎に住んでるので近所には無く、奈良市内まで行かないといけない。市内までなら1時間ちょっと見てたら行けるし、まぁ、月一回くらいなら何とかなるかなと思い、そのお店に決めた。あとそのお店選んだのはメンズの剛毛でもOKな強力な医療用レーザーと謳っていてまぁ、強力な方が良いのかなと思って選んだ。効果が無かったらそのまま書くと思うので店名は伏せとこう。

まずは無料カウンセリングで院長先生からの説明。男性の太い毛から細い毛まで毛質に合わせて二つの波長を使ったレーザーと、産毛用に熱で除毛するレーザーとを使い分けていく感じ。詳しくは理解してないけどまぁ、何となくそんな感じ。昔YAGレーザーやファイバーレーザー(LEDレーザー)の溶接機の製造に関わったり販売したりしてたからまぁ、何となくYAGレーザーの様な衝撃のあるものを照射されるんだろうなとは思っていた。溶接機の時は間違えて自分の指に打って火傷した事とかもあったけど、まさかそれと同じ波長のものをヒゲや全身の毛根に照射して脱毛する事になるとは、人生なかなか感慨深い。
あんまり他社比較に時間を使いたく無かったのでその場で申し込み。ただ、予約がなかなか取りづらい。初脱毛まで3週間ほど待つ事に。まぁ、私の様な一般会社員だと土曜日しかない。日曜日は医院が休みで、平日も近ければ行けるだろうけど遠いので仕事後の予約は断念。

初めての事なので色々教えてもらいながら事前準備。で、困ったのが全身の毛を剃る事。こんなにめんどくさいのかとゲンナリ。そう、背中以外は自分で剃ってから行かないといけないのだ。施術の1週間前に試しで全身剃ったんだけど、剃ってから翌々日あたりから少し伸び始めた太もも裏やふくらはぎの毛がズボンに擦れるとメチャ荒れた。凄く赤くかぶれて痒い。これでさらにめげそうになった。取り敢えずムヒとニベアボディークリームで保湿とかぶれを抑えにかかり、落ち着いてきたら電気シェーバーで再度剃る。あとはズボンの下になるべく肌に密着するタイツを履いて摩擦を抑えたら痒みは落ち着いた。これは定期的に剃って毎日保湿クリーム塗ってかないといけなさそうだ。これが1年近くかかるのかと思うとため息が出るが、その後から我が人生昇天するまでは毛を剃る事から解放されると思うと我慢は出来そうだ。というか、もっと若いうちにすれば良かったとも思う。まぁ、話は逸れるけどこれまで付き合ってくれた人は良く受け入れてくれてたなと思う。まぁ、気にしない人だったんだろうけど。

そうして初めてのレーザー脱毛体験へ。
髭は相当痛いらしいので、事前に貰った麻酔の塗り薬を来院の20分前に塗った。感覚が完全に無くなりはしないけど、気分的にはあった方が良いのかもしれない。
着いたら全額を払い、直ぐに処置へ。(クレジットで分割も出来る)
個室に案内されると服を全部脱ぐ様に言われる。え、おパンツも?やべ、お尻すると思ってなかったので(前もってもらってた資料でVIOに含まれると思ってた)お尻の毛剃りは適当だった。でもやってもらえるならと腹を括り素っ裸に。タオルをかけて隠すけどまぁ、足やる時に○ん○ん近くまでまくるので見えてるだろうなと。若い女性におっさんの嗄れたモノも見せるのは非常に申し訳なかったが仕事なので割り切ってるだろう。

仰向けで足の指から始まるレーザー脱毛。ジェルの様なものを塗り、太い毛用のレーザーを当てていく。見てたわけじゃないのでわからないけど、一回の照射で思っていたより広い面積を当ててるんだろう。数回の照射で片足は終わった。で、痛みだけど、パンっという音の後に遅れて刺す様なちくっとする痛みが来る。チクッとなんだけど、深いからいくつか打つとじわじわと痛みが蓄積されてきて、痛みに耐えようと力が入ってくる。足指の後はスネと太もも。続いて手の指、両腕、お腹、胸と照射。ここいらは毛が細かったので痛みもそれほどなく、少し拍子抜け感もあった。
そして問題のヒゲ。ここは濃いし密集している。麻酔が効いていると信じて照射。
いや、痛い痛い。多分、全身がビクンビクンしてたと思う。特に鼻下。まじで痛い。皮膚の奥まで熱がくるからちょっと体験した事ない痛み。痛みって力を入れて紛らわせるとか、効果の有無に関わらずするんだけど、どこに力入れれば良いのかわからない宙ぶらりんな痛みだ。いや、唇噛んでたのかも、帰ったら唇に赤い点が2箇所あった。
救われたのは照射回数が想像より少なかった事。一発で広い面やってもらえるのはありがたい。何発も打たれると泣いてたかもしれない。
その後はうつ伏せになり足、お尻(剃ってくれた)腕、背中となる。
背中とうなじは自分で剃るのは難しいので剃ってくれる。まぁ、背中は殆ど無さそうなのでうなじだけだった様に思う。

以上で終了。何とかやり遂げたが、後で今日のは1番弱い出力と言われ愕然と。ヒゲも1番弱かったの?あれで。次回からは出力を上げていくらしい。ふふ。
帰ったらレーザー照射で水分が落ちた肌の保湿が必要との事。

今回1回目をやって外見に関しては何の変化もなし。ヒゲも濃いまま。ヒゲや太い毛の部分に当てたレーザー照射部は後から毛がポロポロ落ちてくるらしい。産毛などの細い毛は続けてると生え替わりがなくなっていくみたいだ。まだ2日ほどしか経ってないので普通に剃らないといけない。日常に変化は無しだ。
これからは全身の毛を定期的に剃って、毎日保湿クリーム塗らないといけなさそうだ。じゃないと前みたいにめちゃくちゃかぶれる気がする。ゲームの時間削って処理するしかないか。次回は1ヶ月後だ。

雑談
施術中奈良県では全身脱毛する男性がほとんどいないという話になり、何やってる人ですか?と珍しがられて聞かれたんだけど、普通にその辺にいるサラリーマンです。と何の変哲もない事実を答えるしかないのは面白かった。ファッション系の人とか自営でお金に余裕があるとか一瞬想像されたっぽいが、残念ながらファッションには無頓着に生きてきてお金はほぼ山とカメラとゲームに費やしてて超貧乏サラリーマンである。独身の実家暮らしなので自由に使えるお金の割合が多いだけである。既婚者で購入した家や賃貸に住み、家族を養う為にお金を払ってる男性とお金の使い方が違うので珍しいんだろうなと、他人が見る脱毛する男性像として想像された自分の姿がなかなか、かけ離れてて新鮮だった。いや、ほんと期待させて申し訳なかった。期待から期待外れへの幻滅感が面白かった。皮肉じゃなくて楽しめた。ほんとにありがとう(笑)

楽しみにしてたゲームが自分には合わず、書いていく気力が無くなったので脱毛について書いていこうかと思う。奈良県民男性に殆ど脱毛する人居ないらしいから興味がある人は参考いや、ネタに良ければ。

見出しの画像はGPT-4に、レーザーが溢れたコンサート会場に集まる毛根という観客、みたいな事を伝えたら描いてくれた絵。君は本当に素晴らしい。

ここまで読んで頂きありがとうございます🙏

低山も秋が深まってきた

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