オリエンタルランド決算分析2

そういえば去年の娘の運動会はジャンボリミッキーという曲でダンスをしていました。

こういうのが運動会で使われて普及されていくのもオリエンタルランドのうまさを感じますね。

ということで、今日はオリエンタルランドの決算短信を見ていきます。

数字面はこちらです⇩

(株)オリエンタルランドの決算書|北村 悠|note


簡単にいうと、

【儲けて株を買った】

って感じでした。

ではもう少し中身を見ていきます。

増収要因は以下です。
・ シーでのイベント『ビリーブ シー オブ ドリームス』の奏功
・ 政府自治体の観光需要の喚起策
・ 『ディズニープレミア アクセス』導入により客単価が増えたこと
・ ホテル事業にて『トイストーリーホテル』がオープン

これらの施策等により75%増収だそうです!

そして今期の見通しとしては、
・ 40周年イベント
・ 外国人観光客の回復による客単価増

が、見込まれています。

日本人より外国人の方がお金を落とすということなんですね。

確かに日本人は『料金が高くなった』という点に敏感ですから。
オリエンタルランドとしては外国人で客単価を伸ばせる方が、入園者数にも限りがありますし効率的に稼げますね。


さて、

気になる有価証券への投資ですが。

なんと短信には記載がありませんでした!!

EDINETで有価証券報告書もまだ出ていないので今回はわからなそうですね。

なので、第3四半期の報告書を覗いてみましたがやはり記載はありませんでした。

その代わり四半期報告書には設備投資について記載があったので触れておきます。

今後の設備投資
・ 2024年開業『ファンタジースプリングス』投資予定額3,200億円
・ 2027年開業『スペースマウンテン』投資予定額560億円

だそうです。

確かに先日ランドに行った時、スペースマウンテンは工事をしていました。
2027年まで工事するから乗れないのかもしれませんね。

以上が現在公表されているオリエンタルランドの情報となります。

とりあえずユーザー的には、

外国人が増えて
スペースマウンテンには乗れなくて

みたいなことでしょうかね。

いろいろ値上げされていると言われていますが、
客単価をどこで上げたかなんかも、是非来場の際には体感してみてください(笑)

最後に蛇足ですが、会社経営上重要な話をはさんでおきます。

コロナで来客に制限をかけなければならない以上、
客単価を上げる事は非常に重要ですよね。

じゃあ、人数制限がある中、誰を切って、誰を優遇するのか??

当たり前ですが、お金を払える人を優遇します。

値上げというのは、お金を払えないお客様をお客様から除外することで、
お客様の断捨離として、とても重要な判断となります。

逆に
お金の払えない人でディズニーランドを埋め尽くしたらどうなるか?

まず、利益が出なくなる。

利益が出ないと、
借金は返せなくなり、
新たな設備投資ができなくなり、
変化を産み出すことは不可能となってしまいます。

そうすると益々ディズニーは先細っていきます。

つまりディズニーランドが『夢の国』であり続けるには
利益が必要で、

そのためには、
お客様の質がとても重要なわけです。

【売らない相手を決める】

ということですね。

それを行ったからこそ、好決算となり
遊具も向上していけるという感じです。

オリエンタルランドに学ぶものは依然多くありますね。

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