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契約満了を言い渡されて〜僕が僕にインタビューをした〜

Q.契約満了になった今の気持ちを聞かせて

A.率直に言って悔しい。監督も強化部長も後一年見る価値はあったと思ってる。更新できなかった理由は基礎技術と全体的なプレースピードの部分が来年の構想の中ではハマらないとのこと。
まぁそれはそうだね、と納得いく。しかしチームを作る上でJ1に行く上で必要なのは技術だけじゃない。精神的にタフであり、チームがうなだれているときに立て直せることができる選手が必要。そういう意味では今年の経験はかなり役立てると思うんだけどね。

と、ここまでは心の奥底にある更新してもらえなかったことへの言い訳かな。

悔しい気持ちは100%である。でもそれはチャンスがあったのにやり切れなかった自分への気持ち。
口では挑戦を言葉にしてるけど、プレーではトライできなかったことも多々ある。プロの世界はシビア。だから、そこで結果を残せないようでは認めてもらえないってこと。だからクラブの判断は正しいかな。

Q.実際にJリーグの舞台でプレーしてみてどうだった?

A.とにかくスピードが違う。スピードが上がれば時間とスペースがなくなる。その中でより求められるのは質となる。ここを向上させることが僕の大きな課題だったけど、ミスをしないようにしようとすればある程度はなんとかなる。でもその分ボールに触れる回数が減る。要するに安パイをきることでアクションの量が減っていく。そうなれば普通以下の選手になる。

もっとトライしてアクションの量を増やさないと意味がない。量をこなして初めて質の話になるんだと思う。

コンタクトの部分や戦術理解はそれなりにできたから問題ない。本当に技術の質を上げるためのアクションの量が足りなかったかな。
あとは90分走りきれるコンディショニングが備わりきらなかったことだね。
でも練習は全部同じメニューをしっかりこなしてきたよ。

Q.その中でもこれは通用したなって部分はどこ?

A.取り組む姿勢かな。あとは飽くなき向上心。精神的な部分ばっかだね。
プレーで言えば、水戸はサイド攻撃が一つのコンセプトだったから、クロスへの飛び込みはそれなりにできたよ。特にニアサイドへの飛び込みは危険だなって思わせることができたんじゃないかな。
ニアへの飛び込みは「潰れ役」みたいに感じるFWも多いから余り率先してやらないんだよね。
でも僕は人のやらないところで差を出さないと存在証明ができないからそこは徹底したかな。

Q.選手とのコミュニケーションなどはかなり取れてたの?

A.それは自信を持って「はい」って言えるね。僕と話してない選手はいないし、僕のやっていることや思考を知らんっていう選手はいないと思う。特に若手とは頻繁に話したし、伝えるべきことはハッキリと言ってきたかな。

チームが連敗が続いた時がシーズン通して2回あった。1回目はキャプテンにメールで「選手だけでミーティングをしよう」って伝えて、そのあと青空ミーティングを選手全員でした。そこでも僕の想いはきっちり伝えたし、しっかり響いたと思う。

2回目はJ1昇格が消滅した次の日の練習試合。
このままじゃなんとなくになると思ったから、ゲームキャプテンだったフナに「円陣組むとき一言言わせてくれ」ってお願いした。
だいぶ熱量持って伝えたからそのあとの連勝にも多少効果があったんだと思うよ。

僕は何となくが一番嫌い。
「まぁいいか」で済ます世界では生きたくない。
自分の人生に背を向けたらどんな言葉にも命は宿らない。徹底的にそこは戦うべきところ。

でも多くの人が「こんなこと言ったら白い目でみられそう」とか「言いたいけど、後々立場が悪くなりそう」とか、みんな保身に入る。身なんか守ったところで前には進まない。そんなことしたところで身も守れてないし笑

僕はそういう意味でもコミュニケーションをとってきた自負はある。

Q.サポーターとの関係はどうだった?

A.ファンとの関係は最高だった!サポーターとの関係はどうなんだろう。チームに貢献してないからね、プレーという意味では。

サポーターはチームに貢献する選手を必要としている。逆にファンはファン自身に影響を与える選手を必要としている。
そういう意味ではサポーターにとっては、色々言ってるけどチームの勝利の役にはたってないよね、って感じだったと思う。

だから僕はサポーターに対して申し訳ないっていう思いが少なからずある。
ただ、気をつけないといけないのは、サポーターの思考を考えすぎてはいけないってこと。
「勝利のために」が前提だとエンタメ要素が薄れて何もできなくなる可能性がある。
サッカー選手はサッカーだけしてればいい的な。。

そうなるとサッカー選手の価値を運用したりすることにブレーキがかかる。
負けたときになにかを発信しようものなら、クラブからも怒られるからね。

身近な人の目を気にしすぎる村社会化が進んでいくと、サッカー選手は生きにくくなる。

その辺りをサポーターとクラブにはわかってもらいたいね。

Q.また批判くるよ、そんな風にストレートに言うと。

A.もう気にするものがないから、大丈夫!

Q.気にしてたんや!!笑

A.う、うん笑

Q.最後に思いの丈をどうぞ。

A.人生は明るい。希望と可能性に満ち溢れている。しかし、その希望と可能性を潰そうとする人がいる。その人たちは意外と身近にいるから厄介だ。

だから挑戦者として最初にすべきことは友だちの整理かも知れない。

依存性の高い友だちたちは「みんな一緒」が無意識上のルールだから。
そこにいると一生抜け出られない!
まずは友だちの見直しを進める!

あとは行動のみ!!
自分がやりたいと思うことが本気かどうかは行動するかどうかでわかる。

迷っているとき行動前だし、悩んでいるときは行動後。

要するに迷いは本気じゃないってことを可視化し、悩みは本気を可視化するってこと。

僕の人生の終わりなき旅はまだまだここから!

年内には次なるチャレンジの詳細を発表しますね。

引き続き、一緒に明るい未来へ突き進んでいきましょう!

助け合いながら、支え合いながら、自分の人生を謳歌しよう!

それがどこかで誰かのためになるまで!


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