この大敗はお前のせいだ!
0-5で試合が終わった瞬間、怒りが込み上げてきた。試合に出場していないにも関わらずだ。
この怒りは試合に出場できなかった怒りではない。そんなちっぽけな感情は俺にはない。
試合に出場すらしていないのに本気で悔しい。チームの負けだから当たり前だという人もいるだろうが、サッカー選手の中には、敗退をチャンスと捉える人もいるから、試合に出ていないで悔しがるのは余り信じてもらえないかも知れない。
でも、俺は本気で悔しい。
その悔しさの正体は何か?
自分への不甲斐なさだ。
チームがボコボコにされているのに俺は見ているだけで何もできない。
こんな時こそピッチに立って闘志剥き出しで戦い少しでも観客の心を動かしたい。
でも、それはできなかった。
これは語弊がないようにハッキリと記載しておく。
「なんで俺を使わないんだ」という采配批判でも否定でも疑問でもない。
この一週間、俺のプレーがそう采配させなかっただけ。
この怒りは120%で自分に向いている。
本気で何かを変えないと何も変わらない。
プロになりたいと思ったあの覚悟と同じくらい、スタメンをとってゴールすることに全てをかけているのか、と問い正した。
少なからずあのときと同じ覚悟ではないことは直ぐに気がついた。
俺は何をやっているんだ。
チームが仲間が苦しいときに何故何もできない存在になったんだ。
クソだ。120%でクソだ。
今日の大敗は自分自身が招いた結果だ。
出てる選手は言わなくてもその責任を痛感しているはずだ。
もし人のせいにしている選手が一人でもいれば、そいつはとっととやめればいい。
開幕戦1600人。今日は1300人。
僕らは言い訳すらできない立場にいることを忘れてはいけない。
例え環境がアマチュアだったとしても、それぞれ一人ひとりはプロフェッショナルでなければならない。
冗談でもなんでもなく、お前にとってのプロフェッショナルとは何だ?
本気で考えろ。本気で答えろ。
そして、それを背負うんだ。
負けたとき言葉では何とでも言える。
謝罪したり、反省したり、励まし合ったりすれば何となく救われてしまう。
だから、俺は行動で示す。
明日からの練習に120%の覚悟を持って挑む。
その姿でしか今日の大敗の責任を自分ごとにすることはできない。
これを読んでくれたみんな。
是非、次節、4月6日のザスパ草津戦を見に来てください。
どんな変化をこの一週間で起こしたのか、その証人となってください。
周りからどう思われようが、俺は俺のやるべきことを他人がやらないレベルでやらないとダメだ。
小さな隙を一瞬でも作るな。
お前(俺)は何者でもない。
今日が最後の日だと思って生きろ。
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