見出し画像

溶接技能士、55点で不合格

9月2日に国家試験である溶接技能士の筆記試験があった。もちろん全て韓国語での試験だ。今年の初めから猛勉強していたのだが、60点以上で合格なのだが、あと5点足りなくて惜しくも不合格。

上司からも応援してもらっていて、期待に応えたかったが、残念だ。試験が終わった後、会長は、俺の顔を見るや否や「試験どうだった?!」と聞いて、不合格だったと答えると「あ〜〜っ!…」
と意気消沈。部長は頭をガクッと下げた。
社長は「よくやった。これも経験だ。また来年頑張ろうな」と言ってくれた。

来年からは試験の課題が変わり、溶接技能士から被覆アーク溶接技能士という名称に変わる。
以前よりアーク溶接に関する専門的な資格になる。この筆記試験に合格する事が出来れば、実技試験を受けることが出来るのだ。 
俺が国家資格を一つでも取れば、国が会社を製造業として認定して助成金が貰えるらしい。

俺は頑張って会社に貢献したいと思っているが、やはり俺は自分で自分を認めたくてやっている。
周りが応援してくれようが、反対されようがあまり関係無い。

しかし会社の中には俺が試験を受ける事を、馬鹿にするとまでは言わないが、無理だろうと思っていたり、自分と差をつけられる事を嫌がっている人もいるようだ。俺はそんな人を見返したいという反骨心や、ライバルに差をつけたくて意地になっている。

上司の話では日本人は勤勉だし何を作らせてもちゃんと作る、というのだ。俺はそんな日本人のモノづくりのイメージを壊したく無い。
マジ日本人なめんなよ、という気持ちでやっている。

俺は元プロ野球選手のイチローを俺は敬愛しているのだが、彼もまた反骨心や悔しさをバネにして結果を出してきたらしい。
絶対に無理だと言われた事を努力で記録を叩き出してきた男だ。
彼の自分のプレーに対するストイックな姿勢が俺は大好きだ。

俺の個人的な価値観だが、仕事は単なる労働では無い。給料がたくさん欲しい、休みがたくさん欲しいなんて考えるのは当然かもしれないが、俺に言わせればそれは凡人の意見。
そんな事を言う時点でそいつの人生は終わっている。

会社で使う物は会社の経費で買おうと言うのもあまり好きじゃない。自己投資を自分の身銭を切ってやれと言いたい。

会社から支給されるものより良いものを使いたいと思ったら自分で買えば良い。上司にお願いして経費で落とすことは悪いことではないのだが、やはり身銭を切る事で自分の仕事を愛せるようになると思うし、実際に仕事の作業で他の人間と差をつける事が出来るだろう。
うちの会社の若い二十代の子達も全然仕事がわかってなくて結構腹が立つが、国の文化も違うだろうと思ってあまりうるさく言わないでいる。

俺は外国人とて韓国での生活はサバイバルだから、必死になるしかない。そういう根性があるやつと一緒に働きたい。

日本人のエンジニアを募集中。
とりあえず二人くらい日本に求人を出そうと考えている。

2022.9.24

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?