棚上げ論の新しい形について〜苦しい時の領海侵犯報道〜

今回、今のタイミングで盛んに報道されている中国船の領海侵犯がどのようなものであったかは、詳らかにしない。
が、検察庁法改悪反対ツイッターデモなどの目先反らしに思えなくもない。

とりあえず、昔まとめたものを再掲する。

昔まとめたもの。

高野孟によると中国の尖閣海域への「侵犯」は、月3回、3つの担当の部局が一回ずつ行うもので、事前に海上保安庁への通告もあり、すぐに出ていく。尖閣の日本による国有を認めたよとするわけにはいかないので必要な「行事」であり、いわば「棚上げ論」が新しい形になっただけとまで高野は言う。その説には説得力があると僕は思う。
またこの海域に豊かな資源が眠るというのは、対立を演出したかったアメリカの流したデマであるという説がある。その場合、ここを取り合って戦争することの大きなデメリットは、現在の東アジアの経済的繋がりの巨大なメリットを遥かに上回る。
安倍自民がアメリカの犬としてよほど日本の国益や東アジア全体の利益を無視した狂走をしないかぎり、東アジアには戦争をする理由など、もともとないと僕は思う。

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