見出し画像

盗掘された土葬地でのカムイノミ

第34回アイヌモシリ一万年祭最終日は一万年祭会場でのカムイノミをレラさんが担当。
盗掘されたアイヌの土葬地でのカムイノミをエカシ(ごめん、名前失念)が担当。

レラさんに土葬地には車椅子で行けるか聞くと「行けない」という。
エカシに聞いたら行けると言ってたよとウミが伝言してくれたので、エカシに聞きに行くと「行ける」という。
レラさんに「エカシが行けると言っていた」というと「行けない」という。
足の不調なレラさんもしばらく行っておらず、現況を把握しているのは、エカシの方だと判断した僕は行ってみることに。
OSHOもレラさんも経験が限られているので、言うことを絶対視してはダメ。
子どものいないOSHOに子育てや中絶についての意見を聞くのは変なのと同じ。

結果、楽勝で行けた。

下記の写真の背後の森林一帯が土葬地です。

画像1

ここには、墓碑もあるが、この日のカムイノミは、墓碑に向かってではなく、土葬地の森林に向かって、直接、祭壇を作り、イナウを地面に立て、行われた印象。

墓碑というのはもともと、アイヌの習慣とは言えないのではないか。

画像2

画像3


画像4

画像5

この森林から北海道大学などいくつかの大学に、調査研究の名のもとに盗掘されたアイヌの人骨はまだここに返還されていない。
現在はウポポイという民族共生空間と銘打った施設の裏手の共同墓地に埋葬されているという。
それでも、ここで魂をこめてカムイノミは行われる。

ここに来られてよかったと思った。
ウポポイは今回の北海道で、偵察に行こうとも思った。

もしも心動かされた作品があればサポートをよろしくお願いいたします。いただいたサポートは紙の本の出版、その他の表現活動に有効に活かしていきたいと考えています。