ヨーガとは

その5
さて、ここで、ヨーガの最新情報を紹介しておきましょう。世界を席巻(せっけん)した観のあるヨーガは、インドの貴重な宝です。そこで、インド政府は、ヨーガを大々的に宣伝し始めました。6月21日を「国際ヨーガの日」と定めました。ウイキペディアの英語版「International Yoga Day」の記事を引用してみましょう。
 「国際ヨーガの日」または、一般的、非公式には「ヨーガの日」と呼ばれるものは、2015年の発足以来、毎年、6月21日に祝われる。ヨーガの国際的な日は、国連総会により、満場一致で宣言された。ヨーガとは、身体的、精神的、霊的な実践でありほぼインド由来のものである。インドのナレンドラ・モディ首相は、国連の演説で、「6月21日は、北半球で1番日が長い夏至の日であって、世界の主だった地域と大切なものを共有するのにふさわしいので、〔6月21日を国際ヨーガの日とすべきだと〕示唆した。(私訳)
さらに、こういう記事もあります。
 「国際ヨーガの日」というアイデアは、最初、現インド首相、ナレンドラ・モディ氏が提唱した。2014年、9月27日、国連総会でのスピーチでであった。こう述べている。「ヨーガは、古代インドの伝統のかけがえのない贈り物である。心と体、思考と行為、自制と達成感の統合を、そして人間と自然との調和を、健康と幸福への全面的アプローチを具現化する。それは、訓練ではなく、あなた自身と世界や自然との一体化の意味を見出すことである。ライフスタイルを変え、意識を高めることで、幸福に寄与するに違いない。国際ヨーガの日採択に向けて、どうか尽力(じんりょく)させて欲しい」(ナレンドラ・モディ、国連総会)
 このはじめての提案を受けて、国連総会は、2014年、10月14日に、「国際ヨーガの日」と銘打ち、草案に対する非公式の協議を開いた。協議は、インド代表により招集された。(私訳)
こうした経緯で、「国際ヨーガの日」は、世界的に認知され、毎年行われるようになりました。ヨーガの流行と、インド政府の思惑(おもわく)が合(がっ)致(ち)したというわけです。
 

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