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【日記】受験後ストレス症候群20230211

子の受験が終わり、受験前日から出ていた鼻水がそのまま風邪に移行したようで、終わったヤッホイとはいかずに子の体調を憂うことになった。

風邪がなかったとしても、受験終わったヤッホイとはいかなかった。今までの緊張した気持ちがほどけない。塾があるんじゃないか?宿題は終わってるのか?食事はいつ作るのか?という癖が抜けない。我が家はハイレベルな学校を受験していないにも関わらずこのありさまだ。その界隈の人たちは一体どういう気持ちで暮らしているんだろう。生命は保たれているのか。

私自身、高校受験は指定校推薦という逃げの一手を取ったので、人生で初めての高校受験生活だった。中学生当時の自分はかしこかった。学校内では。県も学校も比較的学力の低いところだったので、塾では「お前たちは井の中の蛙だ」と常に言われていて、どれだけ成績が良くても不安だった。

子は勉強に集中することが難しい方で、塾に強制されてなんとか勉強を続けている感じだった。受験生なのにほとんど家で勉強していない。やっても2時間程度。正直この勉強時間で普通レベルに持っていったのはすごいと思っている。幼少期に色々あってペアトレをマスターしているので、勉強することをあまり強制しなかった。塾も行きたいと言うまで行かせないでおこう、と思っていたらまあまあな成績になってきて、さすがに本人も気になったのか一緒に塾を探しにいくことになった。ペアトレ的には満点だけど受験的にはどうだったのか。その辺はまあ長い目でいくと正解ということで。

自分より子の方が賢いと思うのに、自分の方が偏差値が高いような感じになっているが、これは県のランクの違いによるものなんじゃないか?など色々考えている。私は常に自分の学力が信じられない。何かイカサマを使って大学に合格したような気さえする。実際はセンター試験と小論文と面接という内容だった。正攻法ではないけれど、イカサマでもない。高校で英語で1番を取った事もあるけれど、高校自体が普通のレベルだったので全くすごいと思っていない。しかし周囲は私をかしこいと言う。このギャップは何なんだろう。

自分は算数障害があるので、繰り下がりのある引き算や時計の計算ができなかった。これが強烈なトラウマで、みんなできている事が全くわからないという恐怖。漢字テストは毎回満点を取っている私が、全員できていることがわからない。本当に恐ろしくて恥ずかしくて誰にも相談できなかった。
丁度県をまたぐ引っ越しがあったので、勉強内容のズレのせいだよね、みたいな事でごまかした覚えがある。しかし障害なので未だにわからない。障害というのは克服できないもので、なんとかやりすごすものだと日々実感している。子には算数障害が無いのである。これを知った時の驚き。この子は小学生の段階で自分を超えている。なんて早く解けるんだ。そう思った。

大人になって日常生活を送るのにも仕事をするのにも、繰り下がりの引き算は必要だし時間の計算は必要だ。つまり遅刻するしおつりの計算はうすら笑いでごまかしている。性格的に我慢がきかず社員として2年以上働いたことがない。学力って一体なんの意味があるんだ、ということを普通の人より強く感じて暮らしている。

子にはできるだけ楽しい時間を長く、ストレスの少ない環境に、そして睡眠時間をちゃんと取って美味しいものを食べる生活をしてほしい。あととにかく生きていて欲しい。私が願うのはそれしかない。


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