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仁和寺と御室派のみほとけ 2018年3月2日

ホントは先週行く予定が、門を入ったところで足が痛くなり引き返して来たので今週行って来ました。

更に、ちょうどJRが止まってしまったので、ここでなるべく時間を潰そうと3時間粘りました。
結局、
  平成館 ⇒ 本館 ⇒ 東洋館
と渡り歩いて、・・・疲れた。

平成館(2階)
入場待ちは無かったけど、お客さんは多かった。
チョー有名なお寺なので、ブランド力の為せる業か?
私は仁和寺へ何度も行っているけど、
仏像やその他お宝品はほとんど観ていないので、
こんなに色々あるのか、と感心した次第。
(境内の雰囲気と黒書院&白書院とが好きで行ってます。)

兎に角、全体的に軽薄ではなかった。
俗っぽい影、華美な印象が無かった。
適切な言葉ではないかもしれないけど「質実剛健」が似合うと思った。

一番気に入ったのが、
阿弥陀如来坐像および両脇侍立像
仁和4年
888年
阿弥陀三尊(弥陀、勢至、観音)ともにえらの張ったいいお顔をしていました。
この3軀を観ただけで来た甲斐がありました。
もう少しお客さんが少なければ時間を掛けてじっくり向き合いたかったところです。

平成館(1階)
入り口には「埴輪 盛装女子」が相変わらずいます。
奥の埴輪の展示が少し変わっていました。
観た覚えが無い埴輪がいくつかあって面白かった。
以前は埴輪なんて興味無かったけど、ここに通う内に味わい深さが分かってきました。
気に入ったのが(写真)、
埴輪両手を挙げる女子
茨城県水戸市愛宕町出土
古墳時代6世紀
踊っているのか?
茨城県?
りんりんの先祖か?
などと思いながら観ていました。

本館
いつもと変わらず。
目を引いたのは昭和12年(1937年)に模造された鎧。
本物は12世紀の鎧。
小桜黄返縅鎧
三浦助市
三浦弥之助
あんまりきれいなので最近作ったものかと思ったら、80年前のものだということでビックリ。
江戸時代以前、このような鎧に、兜、刀を着け、馬上にあったであろう武将の姿はこの世の物とは思えないほどの美しさだったと想像できます。

東洋館
加彩女子を観たくて行ったんですが、
・・・展示替えで無かった。
本館はそれなりにお客さんいるけど、東洋館はね、いない。
チラホラもいない。
たまに人影見つけるとギョッとする。
博物館独り占め、の幸福感は何にも代えられない!

東洋館の上にお月さんが出ていました。
満月ではないと思います。