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津田青楓とあゆむ明治・大正・昭和 2020年3月11日

#津田青楓とあゆむ明治・大正・昭和 #津田青楓 #背く画家
#生誕一四〇年記念 #練馬区立美術館 #2020年3月11日

去年(2019年)、面白そうだなという展覧会(※)を見つけ、開催されているのが練馬区立美術館でした。その展覧会には結局行かず、こんな美術館があるんだ、というところで止まっていました。(私にとっては場所が全く馴染みなかったので。最寄駅 中村橋、西武池袋線)
※ラリック・エレガンス 宝飾とガラスのモダニティ -ユニマットコレクション- 2019.02.24(日)~ 2019.04.21(日)
ところが今回近所まで行く機会があり足を延ばしてみました。

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津田青楓? 誰?
私の知識はそんなもんです。広く読まれている本(夏目漱石)も読んでいないな、ということがバレてしまいました・・・ ↓

今回の発見は彼の画家ではなく夏目漱石でした。

津田青楓宛夏目漱石書簡 1914年、日本近代文学館
伊豆修善寺に逗留している津田に宛てた夏目の手紙です。この二人は懇意な関係だったようで(津田は夏目の画の先生・津田は夏目の本の装幀を手掛けている)、暫く会っていない津田に宛てています。何気ない内容です。その文章が上手い。引っ掛かるところがない滑らかな流れるような文面です。余計なことを書いていない。
あっ、夏目ってこんな文を書くんだ、という発見。

今は知らないけれど(私が)学生の頃は夏目の本の一つや二つは読んでいて当たり前でした。私は・・・読んだ記憶が・・・ない。
今回、夏目を読んでみようという気になったのが一番の成果。

果たして津田の画は?
私の好みではありませんでした。昭和の古臭い家に飾ってある画、というのが分かり易いです。画自体、モダンなものもありました。しかし如何せん、今の感覚ではなかった。

練馬区が文化事業にどれだけ注力してるのか知らないけれど、2フロアを使ってそれなりに広い空間を美術館として活用してました。
建物のすぐ横が公園で子供たちが走り回っています。新型肺炎どこ吹く風です。不思議な造形物が多数設置されている面白い公園でした。

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↑ これは何か名前が付いていたような・・・!?

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今回は私にとって新しい美術館を開拓できたということで良しとします。